白井千遥

ももとせ代表 コピーライター・スピーチライター・蔭山洋介氏主催「スピーチライターサロン…

白井千遥

ももとせ代表 コピーライター・スピーチライター・蔭山洋介氏主催「スピーチライターサロン」モデレーター/ライター向けイベント「モノカキモノ会議」の主催/阪神タイガースとお酒と焚き火とプラモとロングスケートボードとハワイと農業が好き。https://momo-tose.jp/

記事一覧

コピーライターがおすすめする、5冊の広告コピーの本

若い頃は表現の引き出しを増やすために、最近では企画脳からコピー脳にスイッチするときなどに、僕がパラパラとめくるコピーの本を並べてみました。若いコピーライターの方…

白井千遥
2年前
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白井千遥のクリエイティブワイドショー /2020年11・12月篇

こんにちは、コピーライターの白井千遥です。 一年で一番心踊る季節がやってきました。そう、年末年始です。この時期をいかに楽しく過ごすことができるか、そのためだけに…

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白井千遥
3年前
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白井千遥のクリエイティブワイドショー /2020年9・10月篇

こんにちは、コピーライターの白井千遥です。 あっという間に、2020年も後半戦ど真ん中ですね。野球で言うと、ラッキーセブンのあたりでしょうか。まだまだ試合はわかりま…

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白井千遥
4年前
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白井千遥のクリエイティブワイドショー /2020年7・8月篇

こんにちは、コピーライターの白井千遥です。 クリエイティブ界隈の出来事で私が気になった話題を、折々にまとめていく『白井千遥のクリエイティブワイドショー』、今回も2…

白井千遥
4年前
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白井千遥のクリエイティブワイドショー /2020年5・6月篇

カルピス牛乳っておいしいですね。こんにちは、コピーライターの白井千遥です。 前回の記事を公開したのが、緊急事態宣言真っ只中の4月の末でした。今は6月末。今、私たち…

白井千遥
4年前
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白井千遥のクリエイティブワイドショー /2020年3・4月篇

こんにちは、コピーライターの白井千遥です。 前回お届けしたのが、2月末。そして今日が4月末。まさか世界がたった2ヶ月でここまで変わるなんて、誰が想像をしたことでし…

白井千遥
4年前
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白井千遥のクリエイティブワイドショー /2020年1・2月篇

こんにちは。コピーライターの白井千遥です。 ついこの前『絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時!』で年を越したと思ったら、もう3月。光陰、矢のスピード超えて…

白井千遥
4年前
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広告コピー、あるいは時代を映す鏡について。

とある勉強会で、広告コピーと時代性の関係性についてまとめて発表した内容を、noteでもシェアしておこうと思います。 コピーは刹那的。広告コピーはその場その場で目を引…

白井千遥
5年前
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ブランディングは時間を味方に

春から夏にかけて、ある割烹のブランディングをお手伝いしていました。 大阪のオフィス街にある高級店で、カウンター8席と個室が2部屋のお店。早稲田の法学部に入り、ディ…

白井千遥
5年前
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ネーミングは、たとえば連想ゲームのように。

台風19号、凄まじかったですね。私、関西に住んでいますので、被害はそれほどではありませんでしたが、メディアで見る被災の様子に胸を痛める毎日です。被災された皆さま、…

白井千遥
5年前
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企画書のプロットについての備忘録。

今日は企画書のプロットの話です。 企画書、と言っても広告とかデザインとか、そっち系の企画書のことで、営業の企画資料とかシステムの提案書とか、そういうお話は含んで…

白井千遥
5年前
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誰もが英雄のことばを持っている。

話したいことはあるのに、どうにも魅力が伝わらない。そんな経験をしたことはありませんか?実はそんな悩みを解決するためのヒントがあるんです。 そのひとつが神話学者の…

白井千遥
5年前
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手を動かすことについての備忘録。

先日のnoteに文章は手書き派です、と書いたところですが、ちょうど今読んでいる本(BIOTOPE代表・佐宗邦威著『直感と論理をつなぐ思考法』)に、「手を動かすこと」の大切…

白井千遥
5年前
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ただいま、ラクロスロスです。

お金って大事だけど、お金だけじゃないよなあ。 先週一週間でいちばんがんばったのは、全くお金じゃない方の仕事でした。 ある大学のラクロス部のプロモーション動画。時…

白井千遥
5年前
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昭和育ちだから?

ふだんはいろいろな企業やブランド、製品やサービスのセールスのためにあっちへこっちへと文章を書いているのですが、どうして自分のこととなるとこうも緊張するのでしょう…

白井千遥
5年前
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コピーライターがおすすめする、5冊の広告コピーの本

若い頃は表現の引き出しを増やすために、最近では企画脳からコピー脳にスイッチするときなどに、僕がパラパラとめくるコピーの本を並べてみました。若いコピーライターの方、これからコピーライターを目指す方などの参考になりましたら。 基本的に作品集がメインです。理論書、ハウツー本などは、今回はピックアップしていません。リクエストがあれば、そちらもいつかご紹介できたらと思います。 幸福を見つめるコピー/岩崎俊一(東急エージェンシー)僕が最も敬愛するコピーライターで、「やがて、いのちに変わ

白井千遥のクリエイティブワイドショー /2020年11・12月篇

こんにちは、コピーライターの白井千遥です。 一年で一番心踊る季節がやってきました。そう、年末年始です。この時期をいかに楽しく過ごすことができるか、そのためだけに残りの360日を生きていると言っても過言ではないほど、私は年末年始を愛しています。寒波も、せわしない人の流れも、おせち用の食材が並ぶ食料品売り場も、大晦日の笑ってはいけないシリーズも、年賀状の束も、いつもよりも数倍分厚い元旦の新聞も、お年玉のポチ袋も、漫才番組も、全部愛おしい。高まる気持ちがすでに抑えられません。

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白井千遥のクリエイティブワイドショー /2020年9・10月篇

こんにちは、コピーライターの白井千遥です。 あっという間に、2020年も後半戦ど真ん中ですね。野球で言うと、ラッキーセブンのあたりでしょうか。まだまだ試合はわかりません。2020年のこれまでがよかったひとはしっかりと勝ち切れるように、なかなかうまくいかなかったひとは最後の逆転を狙ってがんばっていきましょう。 さて、『白井千遥のクリエイティブワイドショー』のお時間です。クリエイティブ界隈の出来事で私が気になった話題を、今回も2ヶ月分まとめて振り返っていきます。例によって 時

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白井千遥のクリエイティブワイドショー /2020年7・8月篇

こんにちは、コピーライターの白井千遥です。 クリエイティブ界隈の出来事で私が気になった話題を、折々にまとめていく『白井千遥のクリエイティブワイドショー』、今回も2ヶ月をまとめて振り返っていきます。例によって 時事ネタを鋭くぶった斬る!というわけでは決してなく、コピーライター的な視点を交えながらゆるゆると綴っていきます。お茶の間で、ワイドショーを眺めるような感覚で、お付き合いいただければ幸いです。 さて、2020年7・8月で私が気になったのは、 ・ソニーミュージック×JYP

白井千遥のクリエイティブワイドショー /2020年5・6月篇

カルピス牛乳っておいしいですね。こんにちは、コピーライターの白井千遥です。 前回の記事を公開したのが、緊急事態宣言真っ只中の4月の末でした。今は6月末。今、私たちはニューノーマルのはじまりに立っています。経済活動が再開され、街に人が戻りつつあります。ただし、ステイホーム中に進んだ「接触をせずに接触する」という仕事の進め方はある程度これからのスタンダードとして残っていく/進んでいくのだと、今、カルピス牛乳を飲みながら考えています。 僕自身は ・オンラインミーティング/取材:

白井千遥のクリエイティブワイドショー /2020年3・4月篇

こんにちは、コピーライターの白井千遥です。 前回お届けしたのが、2月末。そして今日が4月末。まさか世界がたった2ヶ月でここまで変わるなんて、誰が想像をしたことでしょう。そう、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)です。 最前線でこのウィルスと戦っておられる皆さんには、本当に頭が下がります。そして、クリエイティブ界隈でお仕事をされている皆さん、ご無事でしょうか。この困難な状況をどう乗り越えるのか、私たちのクリエイティブ力が試されています。必ず、生還しましょう。 さて、

白井千遥のクリエイティブワイドショー /2020年1・2月篇

こんにちは。コピーライターの白井千遥です。 ついこの前『絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時!』で年を越したと思ったら、もう3月。光陰、矢のスピード超えてませんか?歳とるほどに一年が早くなるって、あれ、本当ですね。 さて、今年はクリエイティブ界隈の出来事で気になった話題を、折々にまとめていこうかなと思いました。きっかけは、こうでもしないと全然noteを書かないから。アンテナを張ってネタを探したり、考えをまとめたりするのは自分の勉強にもなりそうですし、頑張っていかな

広告コピー、あるいは時代を映す鏡について。

とある勉強会で、広告コピーと時代性の関係性についてまとめて発表した内容を、noteでもシェアしておこうと思います。 コピーは刹那的。広告コピーはその場その場で目を引く、見る人を振り任せることをしなくてはいけません。とても刹那的です。十年後にはわかってもらえる、ではいけません。100年後に評価されても広告としては意味がありません。広告は生ものです。長期保存は効きません。今、その時代、その場所に生きている人だけをめがけてコミュニケーションをする。それが基本的な広告の姿です。

ブランディングは時間を味方に

春から夏にかけて、ある割烹のブランディングをお手伝いしていました。 大阪のオフィス街にある高級店で、カウンター8席と個室が2部屋のお店。早稲田の法学部に入り、ディベートの全国大会で敵なしという異色の経歴を持つ主人がめちゃくちゃこだわった日本料理を食べさせてくれるユニークなお店です。 お店の情報などはこちら(超おすすめです)↓ 淀屋橋 割烹 雪洞 https://www.bonbori.info/ このお店のブランディングをお手伝いしたのですが、その時のお話はまたの機会に

ネーミングは、たとえば連想ゲームのように。

台風19号、凄まじかったですね。私、関西に住んでいますので、被害はそれほどではありませんでしたが、メディアで見る被災の様子に胸を痛める毎日です。被災された皆さま、くれぐれもご安全に。落ち着いて、声かけあって、いきましょう。 台風がちょうど日本列島を通過していた頃、私は何をしていたかというと、過去最大級の下痢を経験していました。 昨年胆のうを取った影響もあり、脂物を多く摂ると消化が追いつかずお腹を壊しやすい私。先週はちょうど取材などで外出がちだったこともあり(というのを言い

企画書のプロットについての備忘録。

今日は企画書のプロットの話です。 企画書、と言っても広告とかデザインとか、そっち系の企画書のことで、営業の企画資料とかシステムの提案書とか、そういうお話は含んでいません。 という前置きの上で、みなさん企画書のプロットは、どんな風に作っていますか? 「表紙」の次に「与件の整理」「課題」から入る派が多い気がするのですが、あれはなぜなのでしょう。 『企画書の書き方』みたいな本に書いているのでしょうか。プレゼンの神様みたいな偉人が提唱したのでしょうか。 与件の整理は良しとしま

誰もが英雄のことばを持っている。

話したいことはあるのに、どうにも魅力が伝わらない。そんな経験をしたことはありませんか?実はそんな悩みを解決するためのヒントがあるんです。 そのひとつが神話学者のジョゼフ・キャンベルが世界中の神話に共通するフォーマットとして見つけた『英雄の旅』というフレームワーク。 この枠組みの中では「主人公」「試練」「メンター」という3つの要素を中心に、 ①現実:主人公が課題に直面する ②冒険への誘い:主人公が新たな世界を知る ③迷いとメンターの支援:メンターの力で新しい世界に入る

手を動かすことについての備忘録。

先日のnoteに文章は手書き派です、と書いたところですが、ちょうど今読んでいる本(BIOTOPE代表・佐宗邦威著『直感と論理をつなぐ思考法』)に、「手を動かすこと」の大切さが紹介されていたので、備忘録的に書き留めておきます。 著者の佐宗さんは手を動かすことの重要性を示す例として、人工知能研究の権威で、未来学者のレイ・カーツワイルも主張を取り上げています。 簡単にまとめると、 ・人間の脳はアナログ回路で、コンピュータに比べると処理スピードに劣る ・その一方で人間の脳はあちこ

ただいま、ラクロスロスです。

お金って大事だけど、お金だけじゃないよなあ。 先週一週間でいちばんがんばったのは、全くお金じゃない方の仕事でした。 ある大学のラクロス部のプロモーション動画。時間も予算もないけれど、若いみんなの熱意だけは売るほどある。そんなにキラキラした目で見られたら、おじさん断れない。 キャプテンの熱い想いを聴いて、コピー書いて、プロット作って、シーンを洗い出して、なんとかよくしてあげようといい大人たちと一緒になって準備もして......。モチベーションは「いいもの作る!」だけ。シン

昭和育ちだから?

ふだんはいろいろな企業やブランド、製品やサービスのセールスのためにあっちへこっちへと文章を書いているのですが、どうして自分のこととなるとこうも緊張するのでしょう。 しかも記念すべき(別にしなくてもいいんだけど)一回目だからなおさら。嫌な汗しかかいていません。 かく、と言えば、文章はずっと手書き派です。 もちろん納品物としてテキストデータを送る際はwordやpagesなどに入力したものを渡していますが、どんな文章も(この文章も)、まず白いコピー用紙に万年筆を使って書いてい