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ネーミングは、たとえば連想ゲームのように。

台風19号、凄まじかったですね。私、関西に住んでいますので、被害はそれほどではありませんでしたが、メディアで見る被災の様子に胸を痛める毎日です。被災された皆さま、くれぐれもご安全に。落ち着いて、声かけあって、いきましょう。

台風がちょうど日本列島を通過していた頃、私は何をしていたかというと、過去最大級の下痢を経験していました。

昨年胆のうを取った影響もあり、脂物を多く摂ると消化が追いつかずお腹を壊しやすい私。先週はちょうど取材などで外出がちだったこともあり(というのを言い訳に)、ラーメンを連チャンで食べたりして割と不摂生でございました。

そこでの低気圧(多分関係ない)です。

私の下腹部は大荒れ。腸内を土石流が下るがごとく。肛門は見事に決壊し、まさに大惨事でございました。

さて、タイトルとまったく関係のない話で文字数を稼いでしまいましたね。誰が私の下腹部事情を知りたいんですか。早く本題に入りましょう。


ネーミングについて考える。

今日は、商品やサービスをつくる際に大切なのネーミングについて書いてみることにします。誰にでも覚えてもらいやすくて、どんな商品やサービスかイメージできて、そしてそれを手がける企業の思いやメッセージも含めたネーミングにできたら理想的ではないでしょうか。そんなネーミングを考える際のヒント、書けるかな。書けないかな。書いてみようかな。


ヒントその1
商品・サービス固有の特徴を見つけるべし

魅力的なネーミングをつける、その大前提となるのはやはり届けたい商品やサービスに対して固有の特徴、個性を見つけることです。どれだけ魅力的で独創的なネーミングをつけたとしても、その商品やサービスが競合相手や既存のものとまったく差別化できてないければ意味がありません。

名前をつけて、パッケージをデザインすればめでたしめでたし、全部解決。というわけにはいきませんので、「商品やサービスの強みを徹底的に考える」という作業を、ゆめゆめお忘れなく。このあたりの考え方や工夫については、またの機会にゆっくりと文章にしてみたいと思います。


ヒントその2
連想ゲームをしよう

ということで、一生懸命考えて、商品固有の特徴が見つかったとします。では、それをどんな言葉にするか。それのヒントとなるのが、連想ゲームです。マジカルバナナでも大丈夫です。

マジカルバナナは1990年代に放映されていたクイズ番組「マジカル頭脳パワー!!」の人気コーナーです。板東英二さんが司会をしており、レギュラー回答者である所ジョージさんの頭の回転の良さが際立っていましたね。今回はマジカル頭脳パワー!!のお話ではありませんので、ネーミングのヒントに移っていいですか?余計な話は慎しんでください。


仮に「赤い色」が特徴のオレンジジュースの名前を考えるというお題があったとしましょう。もちろんヒント1があった上での「赤い色」です。

では、この赤い色のオレンジジュースにどんな名前をつけるのか。僕なら、ここでまっさらな紙を用意します。そこに「赤い色」と大きく書きます。そして、そこから思いつく限り、赤から連想した言葉を書いていく。

たとえば、朱色、紅、レッド…...、まだまだ離れきれていませんね。

りんごの色、紅葉の色……、もう少し?

火、炎、夕陽……、これならどうでしょう?


最後の夕陽からイメージを膨らませて、「太陽が沈む時の空の色のジュース」と名付けられるかもしれません。ただの「赤い色のオレンジジュース」も、「太陽が沈む時の空の色のジュース」と呼べば1日の終わりにちょっと落ち着きたい時に飲みたい、1日頑張った自分に飲ませてあげたい贅沢な味、
そんな個性も持たせられるかもしれません。


これが、「超簡単、連想ネーミング術」です。勝手に名付けました。これのいいところは一人でもできるところです。もちろん、大勢でやっても大丈夫です。

ブレストする、ってちょっとハードルが高く感じるかもしれませんが、連想ゲームする、ならちょっと楽しくないですか?騙されたと思って気楽にやりましょう。

それでは、またどこかで。

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