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手を動かすことについての備忘録。

先日のnoteに文章は手書き派です、と書いたところですが、ちょうど今読んでいる本(BIOTOPE代表・佐宗邦威著『直感と論理をつなぐ思考法』)に、「手を動かすこと」の大切さが紹介されていたので、備忘録的に書き留めておきます。

著者の佐宗さんは手を動かすことの重要性を示す例として、人工知能研究の権威で、未来学者のレイ・カーツワイルも主張を取り上げています。

簡単にまとめると、
・人間の脳はアナログ回路で、コンピュータに比べると処理スピードに劣る
・その一方で人間の脳はあちこちの場所が同時発火する「超並列型処理」が可能
・それは最大で100兆回の計算を一瞬で行えるほど
・このおかげで人間の脳内では「予期せぬつながり」=「閃き」が生まれる


つまり、ただじっと座って脳の一部だけを働かせるのではなく、手や耳、その他の身体すべてを使ってインプット・アウトプットし、脳内の同時スパーク状態つくることで、コンピュータ以上の働きをし、クリエイティブな思考ができると語られています。

なるほどなるほど。
PCモニタを見つめているよりも、手書きで原稿を書いている方が、新しい切り口や別の言葉を閃きやすいのは、脳内が同時スパークしていたおかげなんですね。

また、アイデア出しに行き詰まった時に、仲間とブレストをして話したり、聞いたり、メモをとったり、絵を描いたりすることで、突破口を見つけらやすいのも、同じ理由だったのかもしれません。

(ちなみに僕は、アイデアを出す際にはひとりで悶々とする時間もとても大切だと思っています)


ということで、やっぱり手を動かすことは大切。
行き詰まって腕組みをしているくらいなら、その腕をほどき、ペンを握るのが近道かも、というお話でした。

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