誰もが英雄のことばを持っている。
話したいことはあるのに、どうにも魅力が伝わらない。そんな経験をしたことはありませんか?実はそんな悩みを解決するためのヒントがあるんです。
そのひとつが神話学者のジョゼフ・キャンベルが世界中の神話に共通するフォーマットとして見つけた『英雄の旅』というフレームワーク。
この枠組みの中では「主人公」「試練」「メンター」という3つの要素を中心に、
①現実:主人公が課題に直面する
②冒険への誘い:主人公が新たな世界を知る
③迷いとメンターの支援:メンターの力で新しい世界に入ることをどのように後押しされるか
④一線を越える:主人公はどう旅立つか
⑤試練:新たな世界とどう向き合うか
⑥克服と報酬:どのように乗り越え、成果を手にするか
⑦宝を得て帰還:元の世界に何をもたらすか
の7つのステップで物語が展開されます。
スター・ウォーズシリーズやE.T、バック・トゥ・ザ・フューチャーなど、さまざまな名作映画にも共通するこのフレームワーク。
あなたがもし、自分の経験や発見を伝えたいと思ったなら、この7つのステップを意識するだけで、たちまち魅力的な物語になることが確実です。
そして、もしも物語に味付けが足りないと感じれば、アップダウンのコントラストを高めたり、葛藤や試練をできるだけ詳しく語るなどして、手を加えてみましょう。
また、ここで主人公をユーザーに、試練をユーザーが抱える課題に、成果をユーザーベネフィットに置き換えれば、ビジネスシーンに最適なスピーチに。
感動的なストーリーは限られた人の特別な出来事ではありません。英雄のことばは、あなたの中にも。ももとせはそれを引き出し、整理するお手伝いをしています。
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