見出し画像

ドラゴンクエストIV 導かれし者たち30周年!

今の若い世代はドラクエといったらドラクエウォークなんだろうな

運動不足のおっさんにはいい運動になるけどこんな寒いとやる気がおきない

息子と散歩がてらやってたこともあったが長く続かなかった・・・

ドラクエIV発売から今日で30周年!

なつかしいなぁ

当時小学生のおっさんは発売日に欲しくても

手に入れることができなかった

新作をいち早く手に入れる友達はヒーローだった

学校が終わってみんなでその友達の家にいき

天空シリーズの1作目で全5章のオムニバス形式

第1章は戦士ライアンおっさんだったw

ホイミンが仲間になった時は衝撃だったなぁ

仲間がモンスターだからね

みんなでわいわい盛り上がって

熱中したのを覚えている

興奮冷めやらずだがもう日が沈み帰宅時間だった

みんなが帰り支度を始めた時

当時牛乳パックの蓋を集めるのがはやってた

メンコみたくひっくり返して遊んだりしたものだ

大量のコレクションをかばんにつめていた兄が

どうやらひっくりかえして床にちらばった

みんな外に出ていく中

「先に行ってて!」

といってちらばった牛乳パックの蓋を必死にひろってかばんにつめてた

僕は兄をてつだおうとしたが先に行けといわれたので

ドジな兄貴だなwと思いながら仲間とともに外にでた

自然な流れでなぜかサッカーがはじまってた

もう帰らなきゃいけないというのに

こどもってほんと自由だった

遊びに熱中してた

日も暮れ真っ暗になると

やべーといってみんなで走って自宅へと走り出した

またあそぼーなぁみんなダッシュでちらばっていく

いつのまにか兄貴も戻ってきてて

一緒に家に帰った

家は母子家庭だった

帰りのおそい母親だったので

急いで帰らなくてもよかったのに

兄貴はダッシュしてた

負けじとおいかけた

家に帰っても静かすぎていつも苦痛だった

そんな時はいつも兄貴とファミコンをしてた

今日もいつものように母親が帰ってくるまで

ファミコンだ

さぁ何のゲームしようかなぁ

兄貴がカセットを差し込んだ

するとあこがれのドラクエのテーマが流れる!

えええ!!

ドラクエIVがぁぁあ

家にあるじゃないかぁぁ

????

俺はガキながらも

すぐに理解した

でも何もいわずに

うれしすぎて

兄貴と一緒にずっとプレイした

母親が帰ってきてもずっとふたりで夢中になった

だが電話が鳴り響く!

俺はふるえた・・・

どうするんだろ・・・

兄貴が電話にでた

知らないの一点張り

テレビの音量をさげろとジェスチャーする

俺ははじめて罪悪感というものを肌で感じた

ドクンドクン高鳴る鼓動

罪悪感で押しつぶされそうだった・・・

でもそんなことを打ち消してしまうほど

ドラクエIVは最高に面白かった!

AI戦闘という画期的なシステム

人工知能のさきがけのような

命令して自動でたたかってくれるんだから

かなりの衝撃をうけた

そしてなによりも

兄貴の先にいけ!という命令が

俺をまきこまないようにしたのか

わざと牛乳パックをぶちまけたのか?

AIよりも緻密な計算に度肝をぬかれたが

ドラクエIVを存分に楽しんだ!

ふたりのちからで協力して

レベルあげなど交代でやったり

エキサイティングな日々が続いた

クリアした達成感と満足感でいっぱいだった

しばらくしてドラクエまたやりたいなぁって思ったけど

家からドラクエIVは消えていた??

兄貴に「なんでなくなったの?」

ってきいたら

「盗まれた・・・」

えええ?

当時からドラクエは大人気だった!

本気で欲しいと思ったやつのとこにドラクエは

旅立つのだった・・・

弱肉強食の貧しい世界そんなコミュニティーで育った

あれから30年たったわけだが

おっさんはドラクエするたびに

罪悪感でいっぱいになるのであった・・・




ろくでもないおっさんですが障害のある息子のために使わせていただきます。