2021 年度に提出した修士論文「岡部桃『イルマタル』試論-クィア写真を媒質として-」の「はじめに」と「第1章」をこちらで公開します。 第1章はクィアと写真について当時…
大阪のギャラリー176で今月7日から18日まで開催されている坂東正沙子さんの写真展「月讀」を見に行った。 タイトルに記した「黒の中の黒」は、私がこの展覧会を見終え、…
桃望
2022年3月5日 16:33
2021 年度に提出した修士論文「岡部桃『イルマタル』試論-クィア写真を媒質として-」の「はじめに」と「第1章」をこちらで公開します。第1章はクィアと写真について当時の私が考える限りを書いたものです。まだまだ不十分なところがありますが、何かの足掛かりになれば嬉しく思います。また、修士論文の全体としては以下のようになっています。目次はじめに第1章 クィアと写真第1節 クィアとい
2019年6月16日 01:54
大阪のギャラリー176で今月7日から18日まで開催されている坂東正沙子さんの写真展「月讀」を見に行った。タイトルに記した「黒の中の黒」は、私がこの展覧会を見終え、すぐに頭の中に浮上した言葉だ。私はフィルムで撮られた写真にあまり明るくなく、それらに対して満足に語れるほど量を見てきたとは言えない。ただ、「暗室作業でしか得ることのできない、フィルムでしか表現できない黒がある。」と知り合いの写真家