見出し画像

ASDと分かって、嬉しかった言葉

皆さんこんにちは。 
ASD当事者のももかです。

私は社会人一年目でASDが発覚しました。
発達障害があると、得意不得意が極端でなかなか褒められず、社会人生活が辛くなります。

1.辛かった社会人生活


私もその一人でした。
「相談が苦手」
「どこまで自分だけでやって、どこから何を相談すればいいか分からないから自分だけで全部やろうとする」
「どう思う?と聞かれると何も出てこなくて黙ってしまう」
相談が苦手なのも自分でわかっている中で
「なんでそんな相談出来ないの?」
と指摘される日々。

自分がいけない事分かっているからこそ辛くて、常に暗闇にいて、希望が見えない日々でした。

そんな状況から抜け出したのは、
今のASDやADHDの理解のある療育施設に
転職してからでした。

2.今の職場で嬉しかった言葉

この前、とある先輩からこんな事を言われました。
「連絡帳とか履歴見てると思うけど、文章考えるの上手だよね!」
「後、療育に入ってる時、見通しの伝え方が上手いよね!」
「今日職員の人数的に、誰か一人だけ二人分の連絡帳と履歴書かなきゃいけないんだけど、今割り振って文章書くの上手いから、もも先生にお願いしてもいい?」
これらの些細な言葉をかけられて凄く嬉しかったです!
相談が苦手なのも自分で分かってるけど、
苦手な事を無理に得意にするのではなくて
得意な事を伸ばせばいいんだって、先輩皆が言ってくれている気がします!
そしてこれらが「言葉の力」です。

3.自分に合う職場を選ぶという事


今の職場はその場の様子を見ただけで、
どの職員は何が得意なのか、何が苦手なのか
すぐに見透かされています。

何故それができている職場か。
それは、発達障害の療育施設という
発達障害の理解をしているのが当たり前の職場
だからです。

もちろんこの環境が当たり前ではない事分かっているからこそ、今の職場と巡り会えているのは感謝しかありません。

相談が苦手なのも理解してくれているからこそ、些細な事を気遣ってくれています。
視覚優位で聴覚劣位な分、
目に見えない状態で「どう思う?」もない代わりに
メモとか連絡ツールで情報発信していってほしい!
と対策も一緒に考えてくれました。
対策を一緒に考えてくれたのは、発達障害者に
「対策くらい自分で考えろ!」
と言ったところで対策の仕方が自分では思いつかず、ただただ時間が過ぎていくことが多いからです。
情報処理のパターンも2パターンありますが、
圧倒的な継時処理タイプ
という事も気づかれていました。

そして、苦手な事は職員みんなでカバーする。
それが、整っているからです。

だから、同じ境遇の方に伝えたいこと。
それは、一つです。
どんなに遠回りしてもいいから、自分に合う道を探せ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?