見出し画像

Battle

仕事を中断して夕方アレルギーの定期健診へ行った。
相変わらずおばあちゃん院長とバトルである。
というと物騒に聞こえるかもしれないがそんなことはない。
よくもわるくも長い付き合いが故に
「あー、あんたか」って感じで接して来られるので、
こちちも一方的な診察を一方的には聞かない。
「はい」「はい」となにもかもを鵜呑みせずに
「え、それはちゃうんすけど」などど事実を伝えている。
偉い人だろうと医者だろうと自分自身だろうと
「まずは疑う」のspiritを余計なところで大発揮、
反抗や造反じゃないで真面目故やで信用しているからこそやで。
って、我ながら面倒臭いやつですね(笑)
 
そんなバトルという名の対話を終えて会計を待っていたら、
おかあさんに連れられた小学生くらいのお兄ちゃんと妹が来た。診察待ち。
元気に飛び回ってずっとおしゃべりしてる。
詳しい会話は聞こえなかった。
わたしも毎回ネタにしようとして耳をすましている訳ではない。
そう思われてるかもやけど。
ほんといつも偶然びゃっと耳に入ってくるだけなんです。
 
でも、気付けばお兄ちゃんが大声で言っていた言葉が、ぽーんっ、と入ってきた。
 
「オレの心臓は4時にやぶれた」
 
なにそれ。
 
ハードボイルド?
村上春樹? 龍? 違うな。
アングラ演劇の台詞? 唐? 寺山?
 
念のために書くけど、内科じゃない、皮膚科での出来事。だから症状やないで。
ふざけてなにげなく言っていた言葉です。
と、わざわざ書いちゃうのは、身近に心臓に関する病で、な人が、少なくとも4~5人は居ることもあったりして。
って、これも、今この話では余計なことかもしれませんが。
 
帰り道、わたしは唸った。ていうか、頭を離れなかった。
 
「オレの心臓は4時にやぶれた」
 
めっちゃ気になるやん。

物理的やなく気持ち的に聞こえる台詞やな。

なんでやぶれたん。
 
4時にやぶれた心臓は何時間後に回復するん。
 
街場で出会うちびっこの言葉や言動は、
いや、ちびっこだけじゃなく、
年齢も性別も関係なく、
仲いいとか全く知らんとかも関係なくいろんなひとの言動や言葉には
〝はっ〟と〝ぐっ〟とさせられてばかり、自分のものじゃないからこそ。
 
それを勝手に受け取って勝手にじぃんとしたり笑ったり。
時に勝手にイラッとかムッとかしてしまったり。
自己満甚だしい訳だけれど、でも、どれもこれもに気持ちがうごく。有り体に言えば、どれも愛しい。
 
たぶん何度も何度でも再生し復活をするんよな。
 
「オレの心臓は生きている」?
 
逆・北斗の拳? ケンシロウ? ラオウ?
 
って、またしょうもない古い例えしか出ないけど。
 
あ、ブロークンハート?
 
ブレイキングダウンは1分で最強が決まる戦いですね。
 
日々はいろいろバトル。
 
バトルしてバトルやけどみんな優勝。
 
みんな優勝なんてありえへんしあってもおもろないねんけどみんな優勝。
 
って、なんのこっちゃすぎますが今日もおつかれさまです。
  


昨日はご年配の方のことを書いたので今日はチビッコ編。嘘。今こじつけました。偶然です。

お天気がよくなく、写真も撮り忘れ&フォルダーにしっくり来るものがなくで、またまた仕事途中の散歩?の際のパシャリにてすみません。笑 

◆◆◆
以下は、すこしだけ自己紹介 。よろしければお付き合い下さい。
(先日のプチ告知2つも追加📚🆕
『本で旅する』よろしく&本屋さん来てくださればうれしいです!)

構成作家/ライター/コラム・エッセイスト
中村桃子(桃花舞台)と申します。
大衆芸能、
旅芝居(大衆演劇)や、
今はストリップ🦋♥とストリップ劇場に魅了される物書きです。

普段はラジオ番組構成や資料やCM書き、各種文章やキャッチコピーなど、も、やっています。

劇場が好き。人間に興味が尽きません。

演劇鑑賞(歌舞伎、ミュージカル、新感線、小劇場、演芸、プロレス)などの鑑賞と、学生時代の劇団活動(作・演出/制作/役者)経験などを経て、
某劇団の音楽監督、亡き関西の喜劇作家、大阪を愛するエッセイストなどに師事したり。
からの大阪の制作会社兼広告代理店勤務を経て、フリー。

舞台と本と、やはり劇場と人間と、あ、酒も愛し、人間をひたすら書いてきて、書いています。

詳しいプロフィールや経歴やご挨拶は以下のBlogのトップページから。
ご連絡やお仕事の御依頼はこちらからもしくはDMでもお気軽にどうぞ。めっちゃ、どうぞ。

lifeworkたる原稿企画(書籍化)2本を進め中。

その顔見世と筋トレを兼ねての1日1色々note「桃花舞台」を更新中です。
各種フォローもよろこびます。

【Twitter】【Instagram】【読書感想用Instagram】

5月1日から東京・湯島の本屋「出発点」で2箱古本屋も、やってます。

参加した読書エッセイ集、お店と通販で売ってます! 是非!!

旅と思索社様のウェブマガジン「tabistory」様で2種類の連載をしています。
酒場話「心はだか、ぴったんこ」(現在17話)と
大事な場所の話「Home」(現在、番外編を入れて4話)

旅芝居・大衆演劇関係でも、
各種ライティング業をずっとやってきました。
文、キャッチコピー、映像などの企画・構成、各種文、台本、役者絡みの代筆から、DVDパッケージのキャッチコピーや文。
担当していたDVD付マガジン『演劇の友』は休刊ですが、YouTubeちゃんねるで過去映像が公開中です。
こちらのバックナンバーも、
さきほどの「出発点」さんに置いてます。

今後ともどうぞよろしくお願いします。
あなたとご縁がありますよーに!

楽しんでいただけましたら、お気持ちサポート(お気持ちチップ)、大変嬉しいです。 更なる原稿やお仕事の御依頼や、各種メッセージなども、ぜひぜひぜひ受付中です。 いつも読んで下さりありがとうございます。一人の物書きとして、日々思考し、綴ります。