大坪モモ/国際薬膳師、東洋医学ライター

健康雑誌編集部員→独立後、東洋医学系ムック・書籍を計14冊企画制作→国際薬膳師の資格を…

大坪モモ/国際薬膳師、東洋医学ライター

健康雑誌編集部員→独立後、東洋医学系ムック・書籍を計14冊企画制作→国際薬膳師の資格を取得し、東洋医学専門のライターとして活動。 ベストセラーオンライン講座「オリジナル薬膳 調理マニュアル」→https://www.udemy.com/course/yakuzen_manual/

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疲れやすいのは「エネルギー不足」のせい?原因と起こりやすい不調とは

こんにちは。国際薬膳師の大坪モモです。 疲れやすい、かぜをよくひく、汗をよくかく、食欲がない・・・ そんな不調が気になりませんか? こうした不調は、体内の生命活動の原動力となる「エネルギー」(専門的には「気=き」と呼ぶ)が不足しているために起こることが多いです。 東洋医学で考える「エネルギー」にはさまざまな働きがあるのですが、 主な働きは次の通りです。 「エネルギー」の主な働き ★内臓などを活動させる ★体を発育・生長させる ★血液や潤いを作り、巡らせる ★体を温める

    • 薬膳を作るための2ステップとは?これを知れば薬膳が作れる!

      こんにちは。国際薬膳師の大坪モモです。 健康のために薬膳をはじめてみたいけれど、 どうやって作ればいいのかよくわからない・・・ そんな人は多いかもしれません。 薬膳とは、東洋医学にもとづく食事法のことで わかりやすくいえば 「体内バランス(体質)を整えて不調になりにくい体を作る食事」です。 この薬膳を作るにはどうしたらいいか。 それは、次の2ステップで考えることがポイントです。 【ステップ①】自分の体内バランスをチェックする ⇩ 【ステップ②】体内バランスに合わせて食

      • だるい、フラフラ、イライラする・・・なんとなく不調を防ぐ食事法とは?

        こんにちは。国際薬膳師の大坪モモです。 みなさまはちょっとした不調が起きたとき、どうやって対処していますか? 体がだるい、ふらつく、食欲が出ない、イライラする・・・など、 病気ではないけれどなんだか調子が悪いな・・というとき どのように対処されていますか? つらいときは薬を飲んで、対処されているでしょうか? 薬を飲めば、確かに不調を抑えることができるのですが、 不調が起こった原因そのものを薬で解消することはなかなかできません。 そもそも不調はなぜ起こるのかというと、

        • 23時就寝は最強の美白術! ~免疫力を高める体内時計生活~

          最近は家にいる時間が長いので、 以前よりも睡眠時間がとれるようになった、という話を よく聞くようになりました。 そして、 「よく寝たら肌がワントーン明るくなった!」 という声もよく見かけます。 そうなんです。 睡眠は最強の美肌・美白術! その理由を、東洋医学の視点でご紹介したいと思います^^ シミ・くすみ・クマの原因は血液の汚れそもそもシミやくすみ、クマの原因はなにかというと、 「血液の汚れ」が原因。 血液が汚れているために詰まって流れが滞り、 滞った部分が黒ずんでく

        疲れやすいのは「エネルギー不足」のせい?原因と起こりやすい不調とは

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        • 毎日かんたん薬膳
          2本

        記事

          朝7時、朝日を浴びて温かい朝食を食べよう。~免疫力を高める体内時計生活~

          人間の体がもともと持っている免疫力は、 体内時計と密接にかかわっています。 免疫力を高めるためには、体内時計を整える生活習慣が基本。 そこで、免疫力を高めるライフスタイルの実践に役立つ 体内時計の整え方を、 東洋医学の視点でご紹介していきたいと思います。 今回は、目覚めの時間である 朝7~9時の過ごし方についてです🌅 朝7時、起きたら朝日を浴びて活動スイッチON!生物は長い年月をかけ、 自然界で生き抜くために肉体を進化させてきました。 体内時計とは、そんな進化の過程

          朝7時、朝日を浴びて温かい朝食を食べよう。~免疫力を高める体内時計生活~

          免疫力が高まる生活習慣を。東洋医学式・体内時計生活

          コロナと戦うために体内時計を整えよう新型コロナウイルスとの長期戦化が濃厚となっています。 そんな今、私たちが最も意識したいことは、 「免疫力を高める生活習慣」。 ・ウイルスに接しても感染しにくい防衛力 ・感染しても軽症ですんだり、早期に回復できる自然治癒力 この2つの力を高めるべく、生活習慣を見直すことが、 今最も優先して取り組むべき重要事項だといえます。 ではどうしたらいいか? そのひとつのカギは「体内時計」です。 体内時計とは、体温調節やホルモン分泌などさまざま

          免疫力が高まる生活習慣を。東洋医学式・体内時計生活

          「潤い不足」を改善する簡単薬膳レシピ10選。毎日の献立に応用しやすい豊富なアレンジ例も!

          私たちの体は、夜型生活、過労、ストレス、睡眠不足、加齢などによって「潤い不足」になりやすいといわれています。 「潤い不足」とは、体内が乾燥して熱感を帯びている状態。 のぼせる、ほてる、のどが渇く、寝汗をかく、寝つきが悪い、手足に汗をかく、不眠、めまい、耳鳴り、便の乾燥、皮膚や髪の乾燥、目の乾燥などの不調が、「潤い不足」の人によく見られます。 この「潤い不足」を改善する薬膳は、 ★「潤い不足」を改善する薬膳方程式★ 【潤いを補う食材】+【血液を補う食材】+【熱を冷ます食

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          「潤い不足」を改善する簡単薬膳レシピ10選。毎日の献立に…

          「潤い不足」を改善する小松菜ジェノベーゼソース

          東洋医学ライターの大坪モモです。 読者のみなさまの中には、「薬膳は難しい」という印象を持っている方もいるかもしれません。 でも、薬膳は難しくありません。ポイントはたった2つ。 「自分の体質を知ること」と「体質に合わせて食材を組み合わせること」 これだけおさえればいいのです^^ まずは 薬膳を作るための2ステップとは?これを知れば薬膳が作れる! ↑ この記事中の「体内バランスをチェックしよう!」で紹介している チェックシートで体質チェックをしてみてください。 そして、こ

          「潤い不足」を改善する小松菜ジェノベーゼソース

          「潤い不足」を改善するための薬膳方程式とは

          のぼせる、ほてる、のどが渇く、寝汗をかく、寝つきが悪い、手足に汗をかく⋯。もしこうした症状に心当たりがある場合は、「潤い不足」の可能性があります。 東洋医学で考える「潤い」とは、皮膚や粘膜、内臓、筋肉、関節などを保護し、みずみずしく整えて働きを潤滑にする水分のこと。リンパ液や細胞内液、粘膜を守る粘液、唾液などの分泌液も「潤い」に含まれます。 「潤い不足」の場合、上記以外に次の傾向がみられることもあります。 ▢頬骨のあたりが赤い ▢熱感がある、微熱がある ▢尿の色が濃い黄

          「潤い不足」を改善するための薬膳方程式とは

          免疫力アップをサポートする薬膳食材

          東洋医学ライターの大坪モモです。 新型コロナの影響で、免疫力に関する記事執筆の依頼が多くなりました。 長期戦になる可能性もあるこの状況で私たちがやるべきことは、感染予防と免疫力アップ。そこで今回は、東洋医学における免疫力の考え方と、免疫力アップにおすすめの食材についてご紹介したいと思います。 皮膚や粘膜の表面を巡るエネルギーが細菌やウイルスの侵入を防ぐバリアに 免疫力とは一般的に、細菌やウイルス、有害物質などが体内に侵入するのを防ぐ防御能力のことをいいます。東洋医学では、こ

          免疫力アップをサポートする薬膳食材

          「薬膳を毎日続ける方法」を広めたい!

          はじめまして。 東洋医学ライターの大坪モモと申します。 薬膳を中心とした東洋医学に関する記事を執筆しています。 私は四半世紀近く、健康系のテーマを中心にライター活動をしてきたのですが、そのなかでも東洋医学は格別に思い入れの深いテーマです。 その理由は、「人間は自然の一部である」「自然と体はつながっている」という東洋医学の考え方。 人体の中に自然が息づいているという視点で、自然界の原理を用いて体を整える東洋医学は、健康になれることはもちろん、自然のパワーで心も思考も感性も豊

          「薬膳を毎日続ける方法」を広めたい!