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免疫力アップをサポートする薬膳食材

東洋医学ライターの大坪モモです。
新型コロナの影響で、免疫力に関する記事執筆の依頼が多くなりました。
長期戦になる可能性もあるこの状況で私たちがやるべきことは、感染予防免疫力アップ。そこで今回は、東洋医学における免疫力の考え方と、免疫力アップにおすすめの食材についてご紹介したいと思います。


皮膚や粘膜の表面を巡るエネルギーが細菌やウイルスの侵入を防ぐバリアに


免疫力とは一般的に、細菌やウイルス、有害物質などが体内に侵入するのを防ぐ防御能力のことをいいます。東洋医学では、こうした防御能力は皮膚、粘膜、呼吸器官などの体表面を巡るエネルギーが担っていると考えられています。

ちなみに東洋医学で考えるエネルギーとは、西洋栄養学でカロリーで表示されるエネルギーとは若干異なり、「生命力」の意味に近いものです。

皮膚、粘膜、呼吸器官は、いずれも外界と肉体の境界部。この境界部を巡るエネルギーはバリアの役目を果たし、有害物質などの体内への侵入を防いでいます。しかし皮膚や粘膜などを巡るエネルギーの量が不足すると、バリアも弱くなり、病気にかかりやすい状態に。

免疫力をアップさせるには、バリアの働きを補う食材を毎日とることが大切なのです。

ヤマイモを毎日食べて免疫力をサポートしよう

バリアの働きを補う食材にはどんなものがあるかというと、その代表格はヤマイモです。皮膚や粘膜などの体表面を巡るエネルギーを補う食材で、薬膳では疲労、食欲不振、せき、下痢などにもいいとされています。できるだけ毎日ヤマイモをとるようにすると、免疫力のサポートになります。

ヤマイモといえばとろろごはんですね。味噌汁やスープに入れてアレンジしてもいいと思います。

ちなみに味噌汁やスープの具材にする際は、ヤマイモをスライサーで千切りにして使うのが私のおすすめ。包丁で切るよりもあっという間に切れるし、すりおろすよりもラク。千切りにすると火も通りやすく、味噌汁やスープがほどよくトロトロになっておいしいですよ。

また、常備菜には次のレシピも取り入れてみてください。とても簡単に作れますよ^^

ヤマイモのねりごま和え

ヤマイモの練りごま和え (1)

<材料:2人分>
ヤマイモ 150g
薄口しょうゆ 小さじ1
ねりごま 大さじ1
すりごま 大さじ1
はちみつ 小さじ1/2

<作り方>
①ヤマイモの皮をむき、千切りスライサーで千切りにする。
②材料をすべてボウルに入れて和える。

ごまは体に潤いを補う食材で、体表面のバリアの働きを助けてくれます。
はちみつはヤマイモと同様、体表面を巡るエネルギーを補います。

肌の乾燥やのどの渇きなどが気になる人にもおすすめのレシピなので、ぜひ作ってみてください。



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