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ジリ貧状態の戦況を打破する為に、ロシア政府は5月9日に宣戦布告を切り出すようだが、それは悪手だろw

月が変わって、ウクライナ侵攻も風向きが変わったようだ。もはや、局地戦による紛争レベルでは終わらない、終わらせないという指針が示されているように感じる。今日は、いよいよ第三次世界大戦の文字がちらちら見え始めている様子を追ってみたいと思う。そうなった時、日本も無関係ではいられなくなるようにも思われるが・・・。

●ウクライナの反攻激化でロシアの補給線はズタズタに●
時間と共にウクライナ侵攻は両軍が補給線を潰しあう持久戦の様相を呈しているが、この展開になって一層ウクライナ側が優勢であることが鮮明になっている。何せ、戦線が敷かれているウクライナ西部はポーランドに近く、支援を続けるNATO軍が容易に兵力を供給できるのだ。一方のロシアは国内での製造がまず間に合っていない。ない製品を運ぶことなど不可能なのだ。
産経の記事になる。


露国境地帯で爆発相次ぐ ウクライナ軍攻撃か ポーランド、戦車を供与月が替わって
4/30(土) 9:08配信 産経新聞
ウクライナに隣接するロシア南西部クルスク州と西部ブリャンスク州の知事は29日、ウクライナ側から攻撃を受けたと主張した。国境地帯のロシア側では最近、燃料貯蔵施設などの爆発が相次いで伝えられており、ウクライナ軍がロシアの補給施設を攻撃している可能性がある。一方、ポーランドメディアは同日、同国政府が保有する戦車をウクライナ軍に提供したと報じた。
クルスク州の知事は同日、SNS(交流サイト)上で「国境地帯の集落が迫撃砲で攻撃され、露軍が反撃の射撃を行った」と発表。ブリャンスク州の知事もSNSを通じ「国境管理施設がウクライナ軍に砲撃された」と述べた。いずれも死傷者はないという。ブリャンスク州では25日にも燃料貯蔵施設で爆発が起きた。
さらに露南西部ベルゴロド州の知事も27日、弾薬庫が爆発したと発表。同州では3月末から4月上旬にも弾薬庫の爆発や石油関連施設の火災が発生した。
米シンクタンク「戦争研究所」は27日、ウクライナ軍がドローン(無人機)かミサイルでベルゴロド州などの補給拠点を攻撃しているとの分析を発表した。
ウクライナ側は露国内への攻撃を否定も肯定もしていない。ただ、同国のポドリャク大統領府長官顧問は27日、「ロシアは戦争のコストを支払っており、今後も増える。それは露国民に侵攻への疑問を生じさせるだろう」と述べ、ウクライナ側の関与を示唆した。
一方、ポーランドメディアによると、同国はウクライナに旧ソ連設計の戦車T72の引き渡しを開始した。引き渡しは今後、200両以上の規模になる可能性があるという。T72はウクライナを含む旧ソ連諸国が運用し、チェコも既にT72をウクライナに提供している。
米CNNテレビによると、米政府は29日、民間軍事会社(PMC)に所属しウクライナ国内で露軍と戦っていた元米海兵隊員の男性(22)が戦死したことを確認した。
露国防省は29日、ウクライナ東部の燃料貯蔵施設や軍事拠点をミサイルや空爆で破壊したと発表した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a328ff494f232bcf357b7a021ca37ff596e89aa5


ロシアにとって痛いのは、ここまで風呂敷を広げてしまったところで、共闘してくれる国が一つも登場しなかったことだ。ベラルーシなど旧ソ連のロシア寄りと言われていた5つの国に協力を要請したものの、首を縦に振る国は出てこなかった。元々仲はよくなかったが、反米で手を組んでくれると見ていたはずの中国も、新型コロナの感染大爆発でロシアを構っている余裕がなくなっている。つまり、この戦い方を続ける限りロシアに勝ち目はないということだ。

だが、そうして追い詰められれば追い詰められるほど、ロシアが核兵器に手をかける可能性が高まる。一応、ロシアはここまで自国領に攻撃を加えられたら、という点を「点火」の条件にしていた節があるのだが、ウクライナはとにかくロシア軍の補給線壊滅にのみ注力している。表現が正しいのかどうかはわからないが、ウクライナは正々堂々と戦争をしていて、戦争犯罪を犯しているのはロシアだけなのだ。そんな状況でありながら、核兵器まで使用すれば、ロシアはその正当性も主張できない。
つまり、この時点でロシアには詰み以外の筋はないということでもあるのだが、プーチンだけがそれを理解できていないということなのだ。

●終戦後を自国有利に?イギリスが早々に戦闘態勢へ●
第三次世界大戦となった時を想定したのだろう、イギリスが東欧に8000人もの部隊を派遣することを決めた。ロシアを敗戦国にし、少しでもイギリス有利な戦後処理を展開しようという狙いが見える。
アベマタイムズの記事になる。


イギリスが陸軍部隊8000人を東欧に派遣 冷戦以降最大の規模
4/30(土) 10:18配信 ABEMA TIMES
ウクライナに侵攻するロシアに対抗するため、イギリス国防省は冷戦以降最大規模となる陸軍の部隊を東ヨーロッパに派遣すると発表した。
イギリス国防省は29日、今年の夏までに東ヨーロッパ各地で計画されている合同軍事演習に、イギリス陸軍の部隊約8000人を派遣すると発表した。これは1991年に冷戦が終結してから最大の規模となり、フィンランドや北マケドニアなどには戦車や装甲戦闘車も配備するという。
軍事演習にはNATO(=北大西洋条約機構)のほか、加盟を検討しているフィンランドやスウェーデンなども参加を予定している。イギリスのウォレス国防相は「ヨーロッパの安全保障はかつてないほど重要で、パートナーと協力して平和と安全を促進する」と話し、ウクライナ侵攻を続けるロシアに対抗する姿勢を示した。(ANNニュース)
https://news.yahoo.co.jp/articles/42e7b5505eaa33d30313a29b027ef17ae36b8d1b


当然、領土割譲までを目論んでロシア叩きに参戦してくる国は、この後どんどん増えていくことになるだろう(予想としては、欧米列強が我も我もと末期の清国を食い散らかした事態が再現されると見ている)。特に、現状では天然ガスでロシアに首根っこを押さえられているドイツが、間違いなく大金を叩いて建設したパイプラインを生かす為に、天然ガス田をゲットしにいくはずだ。
一方、中国に至っては終戦後の分裂ロシア予想図まで放送したらしい。こっちも漁夫の利であろうが「おこぼれ頂戴」に余念がないらしい。
戦車氏のツィートになる。


戦車
@MoterSensha

中国は、ロシアが崩壊した後、どのように分裂するかを示しました:地図
https://hvylya.net/news/251644-v-kitae-pokazali-kak-podelyat-rossiyu-posle-ee-razvala-karta
事件は中国の国家テレビチャンネルCCTVで起こった。放送中、彼らはロシア連邦の領土が崩壊したとされる国を示す地図を示した。
サイバーテロ?
https://twitter.com/MoterSensha/status/1520154501554270208?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1520154501554270208%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fnews-us.org%2Farticle-20220430-00231341847-putler


まぁ、こんな予想図に意味もクソもないが、中国の取り分が多く見えるあたり、やる気満々になっている様子がよくわかる。
というか、ロシアが割譲となった時点で、今度は中国解体へ世界はシフトしていくのだが、そこまで見えていないから浮かれているのも実に中国らしい。こういう部分が有事になれば伏線となるので、覚えておきたいところだろうw(にやにや

イギリスがウクライナ侵攻後の世界をリードするのであれば、日本もそれに乗ってしまうのがいいだろう。おいらは日英同盟の再締結を強く推している一人だが、ロシア解体に合わせてそれも決めてしまえばいいと考えている。ずっとTPP加盟からの同盟へ、という経済サイドからのアプローチがベストだと見ていたものの、軍事で接近できるならそれほどわかりやすいものもない、大賛成だ。ロシアの極東地域では北方領土の奪還はもちろん、南樺太まで手に入れれば、ここをTHAARDの拠点にすることで中国、北朝鮮の核攻撃にもより万全な防衛体制を敷けるだろう。元々、ロシアとの間にフィンランドやスウェーデンのような国がなかった為にロシアは脅威であり続けたわけだが、解体となれば隣国だった点がメリットに転じる。このチャンスを無駄にしない為にも、岸田政権には一枚でも二枚でも、できるだけ多く「日本を咬ませて」おくよう奮闘せよ、と言っておきたいところだ。

●ロシアは5月9日に「エア戦勝記念」をやるのかと思えば、宣戦布告だってさw●
いやぁ、5月9日に戦勝記念やんぞ!って、マリウポリだけを落としてイベントすんの?と笑っていたのだが、ロシアは戦線布告へ切り替えたようだw
大変恐縮だが、共同通信の記事になる。


ロシア、5月9日に宣戦布告か 英国防相が見解示す
4/30(土) 21:51配信 共同通信
【ロンドン共同】ウォレス英国防相は30日までに、ロシアのプーチン大統領が第2次大戦の対ナチス・ドイツ戦勝の記念日に当たる5月9日に、ウクライナと戦争状態にあると位置付け、宣戦布告して総動員をかける可能性があるとの見方を示した。英ラジオ局LBCの番組で語った。ロシアは侵攻を「特別軍事作戦」とし、戦争とは表現していない。
ロシア政府は、ウクライナのゼレンスキー政権を「ネオナチ」と敵視。ウォレス氏はプーチン氏が「『世界のナチスと戦争状態にある。国民を大量動員する必要がある』と宣言するかもしれない」と述べた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8de4fbe4e34ad52b020e82179336252eba2b1c8a


ニュアンスとしては、ここまでのウクライナ侵攻はあくまでもちょっかいを出していただけで、宣戦布告をしてからは全面戦争だから本腰を入れる、ということなのだろうか?
産経が詳報を流したので、こちらも紹介しておきたい。


「露が大規模攻勢の兆候」ウクライナ国防省 国家総動員令の可能性も
5/1(日) 7:12配信 産経新聞
ロシアによるウクライナ侵攻で、ウクライナ国防省は4月30日、露軍が東部で大規模な攻勢を準備している兆候があると発表した。同省は、ロシアが5月9日の第二次大戦の対ドイツ戦勝記念日に合わせ、国家総動員令を発動する可能性も排除できないとし、警戒感を示した。ウクライナ当局や露国防省によると、露軍は南部オデッサの空港をミサイルで攻撃。東部にも激しい空爆を継続した。
ウクライナメディアによると、同国国防省の報道官は4月30日、東部ハリコフ州の露軍の占領地域の病院で空きベッドを増やす動きが確認されたほか、追加の野戦病院が建設された-と発表。ウクライナに隣接する露西部ロストフナドヌーの軍事病院にも遺体の保冷設備が搬入されたとし、大規模攻勢に向けた準備だとする観測を示した。
同省は露軍の目標について、東部ドネツク、ルガンスク、南部ヘルソンの各州を完全制圧し、2014年に併合した南部クリミア半島と陸路で結ぼうとしている-と分析。ロシアが今月9日に国家総動員令を発動する可能性もあるとした。
一方、ウクライナ軍参謀本部は4月30日、東部ハリコフ州の複数の集落を露軍から奪還したと発表。東部をめぐる激しい地上戦が続いているもようだ。
ウクライナメディアによると、オデッサ州のマルチェンコ知事は同日、同州の空港の滑路が露軍のミサイル攻撃を受けたと発表。ミサイルはクリミアから発射されたとした。死傷者はなかったという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1fab72897a76d2c610f17e5fc4afba645cfffce3


この2本の記事からわかることは、総動員をかけてウクライナ全土の陥落を目指す、手段は選ばない、ということなんだろうな、くらいで、じゃあそれを成功させる新たな一手はあるのか?という部分には言及されていない。・・・、いや、そんなもんないから具体的には何も言えないということなのだろうが、どうもロシアは自分がおかれている事情がまだわかっていないようで心配になる。
全面戦争ということは、ウクライナが今以上に進軍してくる可能性も認めるということだ。ドローンで補給線だけを叩く方式から、モスクワ空爆といった本格的な攻撃があっても受けて立つことまでを覚悟する必要も出てくるが、それで大丈夫なのか?ウクライナが欲しいと言えば、空爆用の戦闘機もポーランドは嬉々として搬入するぞ?耐えられるのか、プーチンは?

もちろん、そうなった時はロシア国内にいれば安全だ、という今の状況も激変する。ウクライナに攻められ、ロシア国民が逃げ惑った先で、それでもプーチン体制を支持し続けるものなのかね?紛争で終わらせなかったことが、ロシアの最期を決めるような気がしてならないのだが。

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