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読書:ヘラクレスの冒険


1947年発行の短編集

アガサ・クリスティ著

田中一江訳

早川書房

引退を検討中の私立探偵、エルキュール・ポアロ。

ポアロの瀟洒な住まいを訪れた友人バートン博士は、ポアロの性格で引退生活など、とても無理だと言います。

ポアロのファーストネーム「エルキュール」はギリシア神話における最大の英雄「ヘラクレス」に由来。

そこでポアロは、12の物語で構成された神話「ヘラクレスの難行」になぞらえ、最後に12の事件を解決して引退することを決めるのですが…。

・ことの起こり

・ネメアのライオン

・レルネーのヒドラ

・アルカディアの鹿

・エルマントスのイノシシ

・アウゲイアス王の大牛舎

・スチュムパロスの鳥

・クレタ島の雄牛

・ディオメーデスの馬

・ヒッポリュテの帯

・ゲリュオンの牛たち

・ヘスペリスたちのリンゴ

・ケルベロスの捕獲

「ヘラクレスの冒険」は、
アガサ・クリスティ短編作品集の中でも個人的に特に好きな一冊です。

ドラマ版もございますが、原作とかなり異なっております。

「アガサ・クリスティは読んでみたいけれど初めから長編は…」と、いう方も読みやすいのではと思います。

1976年1月12日、アガサ・クリスティは85歳で永眠されました。


今日もご覧頂きましてありがとうございました。

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