読書:ヘラクレスの冒険
アガサ・クリスティ著
田中一江訳
早川書房
引退を検討中の私立探偵、エルキュール・ポアロ。
ポアロの瀟洒な住まいを訪れた友人バートン博士は、ポアロの性格で引退生活など、とても無理だと言います。
ポアロのファーストネーム「エルキュール」はギリシア神話における最大の英雄「ヘラクレス」に由来。
そこでポアロは、12の物語で構成された神話「ヘラクレスの難行」になぞらえ、最後に12の事件を解決して引退することを決めるのですが…。
・ことの起こり
・ネメアのライオン
・レルネーのヒドラ
・アルカディアの鹿
・エルマントスのイノシシ
・アウゲイアス王の大牛舎
・スチュムパロスの鳥
・クレタ島の雄牛
・ディオメーデスの馬
・ヒッポリュテの帯
・ゲリュオンの牛たち
・ヘスペリスたちのリンゴ
・ケルベロスの捕獲
「ヘラクレスの冒険」は、
アガサ・クリスティ短編作品集の中でも個人的に特に好きな一冊です。
ドラマ版もございますが、原作とかなり異なっております。
「アガサ・クリスティは読んでみたいけれど初めから長編は…」と、いう方も読みやすいのではと思います。
1976年1月12日、アガサ・クリスティは85歳で永眠されました。
今日もご覧頂きましてありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?