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鍼灸師 オーソモレキュラー・ニュートリューション・プロフェッショナル パーソナルトレーナー 栄養・運動・東洋医学・情報発信 健康管理を他人に任せるな!!

最近の記事

初めての分子栄養学 頭が良くなりたい

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします 今年最初のnoteです!お年玉代わりの無料記事ですので是非最後までお付き合いください! 1月は高校入試、大学入試共通テストから前期、後期テスト、国家試験等と受験生やその親御さんたちは緊張の日々が続きますね!そこで少しでも記憶、学習能力が上がり受験が上手く行くよう様今回は グルタミン酸とⅮ₋セリンについて簡単にまとめてみました! グルタミン酸 人が学習したり、身体を動かしたりするときに脳は神経細胞のネットワー

    • 初めての分子栄養学 水の話

      私たちの生命を維持するうえで不可欠な「水」 今回はそんな水の基本的な話です。 私たちの身体は2~3週間くらい食べ物を食べなくても生きていられます。 しかし水を飲まないと4~5日程度で死亡します。 身体から3%程度水分を失うと、強いのどの渇き、集中力低下、運動能力低下が起き4~5%失うと疲労感、頭痛、めまいが起き10%以上失うと死に至ることもあり、人にとって水分の補給は生命を維持するために必要不可欠なもんです。 では私たちの身体の中で「水」はどんな働きをするのか?基本

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      • 初めての分子栄養学 結局何をエネルギー源にすればいいの?

        今回はちょっと違う視点から代謝を考えてみます。 SNSや書籍、栄養界隈では ケトン代謝こそ最高のエネルギー源だ! グルコース代謝じゃなければ病気になる! 断糖肉食こそ最高の食事! 米、蜂蜜サツマイモなど良質の糖質をしっかりとる事こそ最高の食事! 糖質と脂質バランスよくとる事こそが最高の食事! それぞれが生化学、医学、栄養学の知見を基に主張されています。 正反対の主張を目にして戸惑う方もいると思います。 ではどれが正しいのか?いきなり結論ですがすべて正解なんで

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        • 初めての分子栄養学 NAC、グルタチオンが手に入らないときは

          現在NAC、グルタチオンのサプリメントが品薄状態で皆さん手に入らず困ってることと思います。今回はNAC、グルタチオンサプリがなくても体内でのグルタチオンレベルを上げる方法をお伝えします。 グルタチオンは強力な抗酸化物質で、ビタミンⅭ、Eとともにグルタチオンーアスコルビン酸回路を構成し活性酸素、フリーラジカルを還元していく物質で酸化ストレスを軽減し身体を守ってくれます。 グルタチオンは「グルタミン」「グリシン」「システイン」3つのアミノ酸で構成されています。 食事、ストレ

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          初めての分子栄養学 グルテンの奴隷

          グルテンフリーの認知度が上がり特に分子栄養学に取り組む方にとってグルテンを避けるのは当たり前になってきてますが、ここで何故?グルテンを避けた方がいいのか?その理由を見ていきましょう! 人がグルテンを含む食材を何故食べるのか? まずなによりも「美味しい😋」からですね! パンやピザのもちもち感!パスタ、やラーメンうどんのコシ、香りソースや出汁と絡む相性の良さ!書いてるだけで食べたくなります。 ですが実はグルテンは強力な依存性が有ります! グルテンを食べると体内で「グルテ

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          初めての分子栄養学 闘争逃走反応から考える、オレキシンと選択の基準

          闘争逃走反応とは危険が迫った時に、戦って危険を排除するか? 逃げて危険から身の安全を確保するか?の生理的反応です。 その前段階として不動つまり一瞬の活動停止状態が起きます。 その一瞬の間にどういった行動を取れば危険から身を守れるか判断を下します。その判断を間違うと最悪命を落とすことになるのです。これは急性ストレス反応であり、視床下部、下垂体に伝わりACTHが分泌されアドレナリン、コルチゾールが放出され 心拍数、血圧、呼吸数、血糖値が上昇し気管の拡張、筋肉の血管拡張や脂

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          初めての分子栄養学 呼吸と一酸化窒素

          一酸化窒素(NO)は中枢神経系では気体拡散によってシグナル伝達を行うガス状神経伝達物質で、末梢神経系ではNANC作動性血管拡張神経の伝達物質です。 ERDF(血管内皮細胞由来NO)は最強の血管拡張物質です。 NOはほとんどが副鼻腔で産生され高い殺菌作用を持ちます。 NO濃度の測定法は様々な方法がありますが、呼吸の仕方により大きく変化するため再現性が乏しい検査です。 逆に言えばNO濃度は呼吸によりコントロールできるのです。 一酸化窒素NOの生理的作用生体内では酵素によ

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          初めての分子栄養学 ニコチンパラドックス

          現在、悪魔の様に忌み嫌われている「たばこ」について考えてみましょう 最初にお断りしますが他者に対して喫煙を「推奨」もしくは「禁煙」どちらかを勧めるものではありません。吸うか?吸わないか?は各自の判断です。ただ現在喫煙のデメリットのみが取り上げられ吸わないことが「正義」とされてますが、本当に喫煙にメリットが無いのか?考えていきましょう!        たばこのデメリットタールの毒性コールタールを使い、動物に人工的にガンを作ることに成功したのは東京大学の山極勝三郎、市川厚三の

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          初めての分子栄養学 ニコチンパラドックス

          初めての分子栄養学 細胞膜

          細胞膜を守ると全ての不調は治る どこかで聞いたことある本のタイトルみたいですが(笑) 細胞膜とは細胞の内外を隔てるタンパク質が埋め込まれた脂質二重層で構成されイオンや有機化合物に対する選択的透過性によって細胞や細胞小器官への物質の出入りを制御していると共に有機物の合成分泌を行って要る 細胞膜の不飽和脂肪酸が酸化すると以下に上げる生体内での有機物が合成出来なくなります。 プロスタグランジン トロンボキサン ロイコトリエン リボキシン カンナビノイド リゾホスフ

          初めての分子栄養学 細胞膜

          はじめての分子栄養学 ワクチン副反応

          日本でもコロナワクチン接種が始まりました。このワクチンは人類が初めて使用するmRNAワクチンなので、まだわからない事も多く摂取に不安を感じる方も多いと思いますので、現在報告されている「副反応」について分子栄養学視点での副反応を軽減する方法を書いてみました。ワクチン接種される方は参考にしてください。 この記事はコロナワクチン接種を「推奨」「反対」するものではありません 厚労省に報告されている副反応アナフィラキシーショック~急性のアレルギー反応 発熱~ワクチン接種による炎症

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          初めての分子栄養学 番外編 身体の歪みって何?

          この記事を読まれてる方は、普段から自分の健康管理に「栄養」や「運動」「鍼灸」「整体」など取り入れてる方多いと思います。今回の記事は私が患者さんの身体を診る上で一番最初にチェックする「身体の歪み」について簡単にまとめてみました。 「身体可動軸のゆがみによる筋肉、関節の変化」人の関節は約265か所それ以外に縫合と呼ばれる骨の結合部分が有ります。そのすべてに可動の為の軸が存在します。その中には頭蓋骨、骨盤の様に実際に関節運動を起こさない部分もありますが、「軸」は存在します。関節の

          初めての分子栄養学 番外編 身体の歪みって何?

          初めての分子栄養学 腸内細菌って何?

          いきなりですが、「あなたの身体の内「人」の部分は10%しかありません!」 えっ~!!て感じですよね(笑) これはイギリスの進化生物学博士アランナ・コリンの言葉です。 では残り90%は何か?その役割は何か?見ていきましょう。 2003年にヒトゲノムの解読が終わり人の遺伝子の数も判明しました。 人体の複雑怪奇な代謝システムの情報が詰まった遺伝子は人でいくつあると思いますか? ちなみに 発生生物学のモデル生物の線虫 20500個 マウス 23000個 ミジンコ 3

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          初めての分子栄養学 腸内細菌って何?

          初めての分子栄養学 糖質って何?

          糖質について、この糖質は良い、この糖質は悪い、糖質制限は良い 糖質制限は悪い、糖質が悪いのではなく、代謝出来ない身体が悪い など様々な意見が有り「結局何を信じたらいいの?」って方の為に そもそも糖質とは何か?まとめてみました! 糖質とは糖を主成分とする物質の総称で、炭素、酸素、水素が結合した 化合物でタンパク質、脂質と共に三大栄養素の一つで、体内に入るとすぐに消化され二酸化炭素と水に分解され、1g/4calのエネルギーを発生させます。炭水化物は糖質+食物繊維です。

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          初めての分子栄養学 糖質って何?

          初めての分子栄養学 副腎疲労って何?

          「副腎疲労」栄養療法に取り組み始めると必ず聞く言葉です。 栄養療法で体調改善に取り組むなら、副腎疲労からの回復は避けられないテーマだと思います。 今回は「副腎疲労」についてまとめてみます。 副腎とは? 副腎は腎臓の上にあるクルミくらいの大きさの小さな臓器で、50種類以上のホルモンを生産・分泌する内分泌器官です。 ここで生産・分泌されるホルモンは 血糖値のコントロール 血圧のコントロール 免疫機能のコントロール 炎症反応 神経系サポート 骨代謝作用 性ホ

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          初めての分子栄養学 副腎疲労って何?

          はじめての分子栄養学 番外編ワクチン

          大都市圏を中心に緊急事態宣言が出され、日本でもコロナワクチン接種が始まりそうです。 そこで心配されるワクチン接種後に起こる可能性がある副反応について 通常ワクチンの副反応として起こる物は 発赤、発熱、アレルギー反応などですが、大阪大学免疫学フロンティア研究センター教授宮坂正幸新型、旧型を問わずコロナワクチンには 非中和抗体が出来、抗体依存性免疫増強(ADE)と言う現象が起きる可能性があるそうです。 通常、ワクチン接種すると抗体が出来、次に同じウイルスに感染しても速やかに

          はじめての分子栄養学 番外編ワクチン

          初めての分子栄養学 ATPって何?

          私たちの身体にとってエネルギーとは何でしょう? エネルギーが無いとはどういうことでしょう? 生体にとってのエネルギーの有無とは、ATPの生産能力の有無の事なんです。 ではATPとは何か?その生産能力は何か?見ていきましょう! ATP=アデノシン三リン酸 アデニンとリボースに3個のリン酸(P)が結合した化合物です。 ここからリン酸が1つ外れるときに7・3kCalのエネルギーを放出します。 私たちは、糖質・脂質・タンパク質の三大栄養素をATPの材料として利用していま

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