初めての分子栄養学 結局何をエネルギー源にすればいいの?

今回はちょっと違う視点から代謝を考えてみます。

SNSや書籍、栄養界隈では

ケトン代謝こそ最高のエネルギー源だ!

グルコース代謝じゃなければ病気になる!

断糖肉食こそ最高の食事!

米、蜂蜜サツマイモなど良質の糖質をしっかりとる事こそ最高の食事!

糖質と脂質バランスよくとる事こそが最高の食事!

それぞれが生化学、医学、栄養学の知見を基に主張されています。

正反対の主張を目にして戸惑う方もいると思います。

ではどれが正しいのか?いきなり結論ですがすべて正解なんです!

「え~じゃあ何食べても正解じゃないか!」

と思った方も多いでしょう(笑)

しかし糖質が原因で体調を崩す人、ケトン代謝で病気が悪化した人いる事も事実です。それぞれの指導者は体調を悪くした人に

やり方が悪い!知識が足りない!自分で調べろ!挙句の果てにトラウマが!

これまでの生き方が!先祖の因縁が!などと言い出す始末(´;ω;`)

なぜこんなことが起きるのでしょう?

一つはエビデンス至上主義にあるでしょう。たくさんの実験や研究調査の上に出てきたエビデンスはとても重要でこれをベースに考えること自体何一つ間違えは無いのですが、人の身体にはまだブラックボックスも存在し分からない代謝経路や遺伝情報が存在するためエビデンス通りにならないことが出てきます。だからエビデンスを基に栄養を摂取し、臨床で微調整が必要になります。

もう一つの原因これが今回のnoteのメインテーマです

    環境の変化に適応するための代謝経路の変化

           「新・変化論」

ここから先は

1,375字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?