初めての分子栄養学 頭が良くなりたい

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします

今年最初のnoteです!お年玉代わりの無料記事ですので是非最後までお付き合いください!

1月は高校入試、大学入試共通テストから前期、後期テスト、国家試験等と受験生やその親御さんたちは緊張の日々が続きますね!そこで少しでも記憶、学習能力が上がり受験が上手く行くよう様今回は

グルタミン酸とⅮ₋セリンについて簡単にまとめてみました!

グルタミン酸

人が学習したり、身体を動かしたりするときに脳は神経細胞のネットワーク上で情報を整理統合して、記憶を呼び起こしたり、複雑な計算をしたりします。この情報の伝達は神経細胞のシナプスという場所で神経伝達物質に変わりシナプス間を飛び移り次の神経線維に情報を伝えます。その伝達物質の1つがグルタミン酸です。

グルタミン酸はNMDA(N-メチル-Ⅾ-アスパラギン酸)型受容体にくっついて情報を伝達していきます。この情報のやり取りが多いほど記憶力や学習能力が上がります。ただしこの情報による伝達は多すぎても、少なすぎても問題です!

情報が多い場合は神経細胞が耐えられなくなりアポトーシス(細胞の自殺)を引き起こします。これをグルタミン酸の興奮毒性といい、アルツハイマー病や筋委縮性側索硬化症(ALS)の原因の一つに挙げられます。

情報が少ない場合はシナプスが充分な刺激を受けられず、シナプスの維持が出来なくなります。統合失調症の原因の1つですね!

つまりNMDA受容体は適切な情報による刺激で興奮を管理しないといけないんですね!今まではNMDA受容体のコントロールはグルタミン酸で行われてると言われてましたが、グルタミン酸に加えてⅮ-セリンが同時に結合してNMDA受容体が活性化します。

グルタミン酸はスィッチオン・オフ

Ⅾ-セリンは刺激のボリューム調整と考えるとわかりやすいですね!

Ⅾ-セリンは脳の海馬にあるグリア細胞で合成されるのですが、グリア細胞は解糖系による脳へのエネルギー供給も行っています。解糖系酵素GAPDHはⅮ-セリン合成酵素SRRにくっついてⅮ-セリン合成阻害します。

私たちが勉強したり試験を受ける際、脳は大量のエネルギーを消費するのでグリア細胞により沢山の糖が供給されますが、神経への刺激が活発になりエネルギーが解糖系だけでは足りなくなり脳へ供給するエネルギーが足りなくなるため、Ⅾ-セリンを抑制してシナプス間の情報伝達を抑制する必要があるんですね。皆さんがたくさん勉強したりした時だんだん頭が働かなくなった経験あると思います!これは解糖系が働きⅮ-セリンを抑制してる状態なんです!特に受験の時はこの状態に陥らない様にしっかりと糖分を補給し、全身に素早くエネルギーが供給される状態を保つ必要があります。

グルタミン酸、Ⅾ-セリン共にアミノ酸です。大事な試験や受験の際高タンパク食に加えて、頭が疲れた時、試験の休憩時間には糖分の補給はとても有効な試験対策です!受験の際は良質で吸収の早い糖分を摂って受験を乗り切ってください!これを読む受験生に桜が咲くことを祈っています!



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