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初めての分子栄養学 グルテンの奴隷
グルテンフリーの認知度が上がり特に分子栄養学に取り組む方にとってグルテンを避けるのは当たり前になってきてますが、ここで何故?グルテンを避けた方がいいのか?その理由を見ていきましょう!
人がグルテンを含む食材を何故食べるのか?
まずなによりも「美味しい😋」からですね!
パンやピザのもちもち感!パスタ、やラーメンうどんのコシ、香りソースや出汁と絡む相性の良さ!書いてるだけで食べたくなります。
ですが実はグルテンは強力な依存性が有ります!
グルテンを食べると体内で「グルテオモルフィン」という未消化のタンパク質のゴミが出来てしまいます。グルテオモルフィンは脳でオピオイド受容体と結びついて
快楽や興奮を感じさせ、時に真逆の鎮静や悲哀(気分の落ち込み)を感じさせることが有ります。この快感が忘れられず体調が悪くなるにもかかわらず小麦を食べたくなるんです。まさに小麦に脳を支配された「小麦の奴隷」状態ですね。
グルテオモルフィンとオピオイド受容体の結びつきには消化酵素の個体差が大きく関わるので症状の出方が人それぞれ違ってきます。
グルテンは小麦に含まれ、大麦、ライ麦、オーツ麦には含まれてません
が!これらに含まれるアミノ酸基はグルテンと大きな差が無いので注意が必要ですね!
グルテンが引き起こす症状
1 依存性
2 セリアック病~グルテンにより小腸粘膜に炎症を起こし栄養素の吸収阻害を起こす。*リーキーガット症候群も同じように腸絨毛の間隔を広げてしまいそこから、体内に入ってはいけない物が入り、アレルギーや免疫の低下腸内環境の破壊を引き起こしますが、これはグルテンだけではなくトランス脂肪酸や精白砂糖、ストレスなども原因となります*
3 非セリアック・グルテン過敏症~小腸の炎症、生理学的栄養の変化が見られないが、身体的不調を訴える
グルテンを含む食品を摂ると胃痛、吐き気、腹部痙攣
身体のむくみ
乾燥肌、粉吹き、ニキビ、湿疹その他皮膚トラブル
体重が減る(ここ見て喜んだ人!これは病的な体重減少ですからね!!!ダイエットにグルテンなどと決して思わない様に!)
集中力の欠如、ADHD、脳機能低下
不安感の増強、うつ症状
便秘、下痢、膨満感など便通の異常
慢性疲労
頭痛
などが症状として現れます!
この様な症状が有る方は栄養も大事ですが、小麦を食べてないか口にれる物を見直してみましょう!以外な食材に含まれてる事ありますので、原材料のチェックは忘れずに!
小麦依存性運動誘発アナフィラキシー「WDEIA」
これは小麦単体の摂取ではアレルギー反応を起こさないが、小麦接種後に運動するとアレルギー反応が起きるちょっと特殊な病気です。
小麦だけでは症状が出ないので自分がグルテン不耐性とは気づかない場合が多いんです。グルテンに含まれる「グリアジン」が主な原因です。
又、運動と共にアスピリンを服用した場合WDEIAを誘発することも分かっています。
アスピリンはアラキドン酸カスケードの過程に関与する酵素シクロオキシゲナーゼを阻害しプロスタグランジン、トロンボキサンなど生理活性物質の生成を阻害することで炎症反応を止めるのですが、これを止める事で正常な生理的反応が起きずアレルギーとして体に反応が出てしまうんですね。
小麦への反逆
ではこれらのアレルギー症状をどうすれば防げるのでしょう?
答えは「小麦を食べない」ことです!
小麦を身体に入れないことが「小麦の奴隷」からの脱却の第一歩です!
辛いとは思いますががんばりましょう!
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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