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○○○○○○○○殺人事件(著:早坂吝)【なお、この読書紹介は自動的に映像化される「そしてネタバレとなる」】

〇の数が間違っていたらすいません。
本作はいわゆるバカミスとなります。

要は、ネタが割れてしまえば、
ええっー、そんなんアリなの?

と一部の人が怒りだすくらいの謎解きとなります。

当然ながら叙述トリックです。

映像化は不可能ですとも。
色んな意味で。
もうね。映像だったらすぐバレる。
それともバレずに誤魔化す方法があるのだろうか?

まあ、「葉桜の季節に」が映像化されちゃうくらいだから。
誤魔化しようはあるのかもしれないけど。
別の意味でムリだ。

***

南の島で謎の事件が起こり、
いわゆるクローズドサークル、
犯人はこの中にいるっーっ、状態で、
探偵役が犯人を見つけ出す。

それだけの話なんですけどね。

少しお下品なのが気にならなければ、
すらすらさくさくっと、読めるライトミステリ。

お下品といっても、グロいという感じではないので。
別の意味なので。

おっさんとギャルが、観光船の上で、
タイタニック立ちをしながら、
「レインボーブリッジを封鎖せよー」
「封鎖せよー」
なんてことやってるので、
まあ、そういう時代の作品です。
今どきのギャルはそんなこと知らんよね。

後に残るものはあんまりないけど、
つまらなくもない。
そーゆーオチかよって笑えるし、
なにより、こんなんでも、謎解きの謎もちゃんとしてる。
ミステリ好きな人間は、まあ許せる。

だてにメフィスト賞ではないのだ。

↑ 新書版。なぜか高くなってる?

でも、読み終わったら忘れてた。


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