葉桜の季節に君を想うということ(著:歌野晶午)【今回は読書紹介という仕事をやることにした。で、何を紹介すればいいんだ? え?自己紹介だって?】
ザ・叙述トリック。
これも映像化されたというが無茶な。
どうやって映像化しろと言うんだ。
そんな感じで、
叙述トリックですから。
語られてない部分に謎の答えが書いてあるけど、
最後まで何の言及もないよ系です。
あまりにもトリックとネタバレがすごすぎて、
他の数多名作ミステリが色あせて感じる。
(しばらくすると、そうでもないなと再考するんだけど)
***
主人公はハードボイルド系の私立探偵。
自称「なんでもやってやろう」屋です。
私は「なんでも食ってやろう」派です。
(お前のことは聞いとらん)
そんなハードボイルドな主人公が、ある依頼をされる。
詐欺事件の謎を解く。
そしてハードボイルド探偵が街を歩くだけで、なぜか美人と出会ってしまうというイベントフラグもきちんと起きる。
いやあ、ハードボイルドっす。尊敬するっすよ。
まあ、話の展開上、
どうしてもミスマッチの部分が大きくなってくるので、
読者さんの妄想(推理)がはかどっていくのですけど。
最終的に、
「な、なんだってー!」
・・・いや、古いな。
自分で書いててなんだけど。ね、年齢が・・・
まあ、パズルのピースをこういう方法ではめると、
ぜんぶきれいにはまるでしょ。
「さ、最初の1ピース目からぜんぶ間違ってたって言うのかよっ」
というトリックなんである。
こ、これ以上は、無理なんだ。本当に頼む。
*****
というわけで、あんまり内容を書くと野暮なんで、
今回は短く。
現代ミステリなんで、
SFミステリみたいに環境変数をいじる系ではないですけど、
あれやこれやのトリックを尽くして、
まだいける、まだこんな方法がある。
という開発がすごいと思います。
皆さん、よく創造できますね。
思いつかんのじゃ。
これでSFみたいに設定をいじって良い、となったら、
まだまだミステリ界隈は1000年くらい安定なんだと思います。
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