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【読書日記】2021年10月31日

日曜日でハロウィンだけども、いつも通りの我が家。子供たちは一緒に遊んだりゲームをしたりYouTubeを見たりと、家の中で過ごす術が身についている。楽しければ何だって良いじゃないか、子供は外で遊ぶものだという認識も、そろそろ変わってきているだろうし。むしろ外で遊んでいても、静かにしろと言われたりするからなぁ。

子供たちが好き勝手に過ごしている横で、私も『NANA』を最後まで読み終えた。21巻に近づくにつれて私の気持ちもソワソワしてしまって、最終的にはメンタルも持っていかれてしまったけれど、それでも私はこの続きが読みたいと今でも思っているんだな、と気づく。連載がストップして12年も経っているというのに、まだ再開するという期待を抱いていても良いのだろうか。

そんな今日の読書も、引き続き『アクロイド殺し』。

そういえばと思い出すのが、この本が『文学効能辞典』で紹介されていたこと。

この『文学効能辞典』の中で、〈インフルエンザにかかったとき〉の本として『アクロイド殺し』がオススメされている。

インフルエンザでつらいときでも、誰が犯人か知りたいという人間の生まれもった好奇心のほうが、何もせずごろごろしていたいという欲求より強いのだろう。
『文学効能辞典』より引用

さらに『文学効能辞典』には、インフルエンザで弱った脳細胞を奮い立たせるのに、クリスティーの作品がちょうどよいんだと書いてあった。そうなのか。

私はインフルエンザにかかったことは人生で一度だけだし、風邪で寝込むことも無い(引く回数は多いけれども)。しかし脳細胞は弱っている可能性が高く、それは普段から頭を使うようなことをしていないからであり、だからこそ今、クリスティー作品を読み返して、弱った脳細胞を奮い立たせているのかもしれないな、とクリスティー作品を読む理由にしてみた。

実際のところは、クリスティー作品がただ好きだから読んでいるだけだし、弱っている脳細胞は弱ったままだし。でも良いじゃないか、楽しんでいるのだから。そんな風に考えてみたら、どうでも良くなった。

本を読む理由にも、立派なものが欲しいとどこかで思っているけれど、単に好きだから読むって言うだけで良いじゃないの、私は何をそんなに求めているんだろうか、なんて思い始めて、いやいやそうやって思い始めるから面倒になるんだろうに、シンプルに考えたら良いじゃないの、好きだから本を読む!これだけですよ。

10月もたくさん本を読めた。11月ももっともっと本を読んで楽しむぞ!!

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