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10分前の感情を説明するのは難しい

イライラすることが多い私。
たまに何にイライラしているのかわからないけれど、とにかくイライラしているってことがある。
ホルモンバランスの乱れかな?

そんなことを思いながら『感情は、すぐに脳をジャックする』を読んでみた。

自分の感情ををきちんと理解している人って、本当は少ないんじゃないかという話が初っ端から出てきて、あぁ確かに!と思った。

「10分前の感情を説明してください」
と言われても、パッと出てこない。

「10分前って何してたっけ?鼻でもほじってったっけ??」
と、まず自分がその時間に何してたかも覚えてない。
まぁ確実に鼻はほじってるけど、それはいつものことだから10分前であるとは断言できないし(どうでもいい)。


感情の種類って、思ってたよりたくさんあるってことを『感情は、すぐに脳をジャックする』を読んで初めて知った。

なんかプラスチックみたいな名前の人が提唱している「感情の輪」というのが本に載ってたので、似たような画像をGoogleから拝借してみたけれど、感情ってこんなにたくさんあるんだね👇

ロバート・プルチックさん博士の提唱した「感情の輪」

あ、プラスチックさんじゃなかった。
プルチックさんでした。

『感情は、すぐに脳をジャックする』に、自分の感情をこのプラスチック博士プルチック博士の「感情の輪」に当てはめて考えてみたらいいという話があった。

たとえば怒りを感じたときに、その怒りの両隣の「期待」「嫌悪」、そして対極にある「恐れ」も視野に入れて、自分のいまの感情はどれなのかを問いかけてみる。

自分は何に期待していたのか
自分は何に嫌悪しているのか
自分は何を恐れているのか

自分の中にある怒りを分析してみれば、何かしら別の要因が見つかるかもしれない。
その要因に気づくことができれば、自分が何をすべきかがわかるらしい。

大事なのは、他者に意識を向けないこと。
自分が抱く怒りのきっかけは、他者との関係だったかもしれない。
だからといって、怒りの原因を他者に見出そうとすれば、他者を変えなければいけないと考えるようになる。
しかし他者を変えることはできないもの。

感情は自分の解釈でしかない。
それを怒りだと解釈したのは、自分自身。
自分がなぜ怒りを抱いているのか。
まずその原因を探り、自分にできることを見つけていく。

そんな話が本に書かれていた。
むやみにイライラしてしまいがちな私は、この本を読んでプルチック博士の「感情の輪」を急いでスマホの待ち受けに設定した。

自分のイライラは何なのか。
まずは探る習慣をつけるところから。

そんな最近の読書は『モトムラタツヒコの読書の絵日記』

モトムラタツヒコさんのイラストがとても良くて、私もこんな風に読んだ本をイラストにしたい気持ちが強まる。

全然興味がないジャンルの本でも、モトムラさんの紹介文を読むと無性に読んでみたくなる。
イラストも魅力的なのに、文章も魅力的だなんてうらやましい!!

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