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2022年1月23日「自分の存在価値」

読書日記と称しているこの日記も、そろそろ日記という形を変えてみようかと思ってみたり。読んだ本のことは今まで通り記録するとして、でも日記という形式をとる必要はないかもしれない、なんて思いながらも今日も普通に読書日記を書いている。慣れてしまったものを変えていくのは、なかなか難しいね(単に思い切りが無いだけとも言えるのだが)。

それにしても生きていると色んなことが起こる。何事もなく平穏無事に過ごすことが一番だと思っているけれど、それはたまに訪れる不運を経験しているからでもあり、不運があるから幸運にも気づけるわけで。比べる対象があるから、自分は今、幸せだと感じたり不幸だと考えてしまったりするのだろう。

そんな今日の読書は『人生を「半分」降りる』を少し。

昔の人は40歳になったら出家したりしてたんだよ、といった内容が初っ端に出てきてギクッとしてしまった。今は平均寿命が延びているので、50歳前後で自分の人生をそろそろ降りてもいいんじゃないか、なんて本には書いてあった。

しかしこの本が出版されたのは1997年。あれからまだ寿命は延びている。今だったら何歳ぐらいで人生を降りたら良いんでしょうか?と、誰にともなく聞きたくなってしまった。

自分がやらなければいけないと思っていることの大半は、「あなた」がやる必要はないんだと書いてあって、色々と思い浮かべてみて、なるほどね、と思ったりした。

自分でなければダメなものってのは、一体何なんだろうか。そんなものがあるのだろうか。そんな考えにふけっていたら、本を読み進めるどころではなくなってしまった。

気持ちがネガティブに向かっている時は、「自分でなければダメなこと」を考えると危険な気がする。全てにおいて自分の代わりはいるんだから、私が居る意味ってあるんですか?と問いかけたくなってしまう。あぶない。

自分の存在価値が危ぶまれるような、そんな危険な発想を始めるぐらいなら、一旦そのことはわきに置いておこうと思い、本を閉じた。

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