- 運営しているクリエイター
#小説
右左折がうまくなりたい女と早く帰りたい男〜Part3〜
前回までのあらすじ
男は勝ち誇っていた。
今回マッチングした女があたりだったからだ。
容姿はタイプでこそなかったが、話していて飽きないし、お酒という共通の趣味もある。
マッチングアプリからの卒業を確信した男。
しかしそれは甘すぎる判断であった。
話は続くよどこまでも
相変わらず女との話は盛り上がっていた。
お酒も進んでいた。
店に入って1時間弱が経過していたが、ここまで時間の流れ
右左折がうまくなりたい女と早く帰りたい男〜Part2〜
前回までのあらすじ
男の胸は高鳴っていた。
この日、マッチングアプリを始めて2回目のデートがあるからだ。
今回も男の準備に抜かりはなかった。
服装にも気を使い前日からコーデを考えたり、普段の仕事で鍛えている営業スキルを発揮しトークスクリプトを考えていた。
準備は万端であった。
確かな自信と微かな不安を胸にデートへと繰り出した。
事件は待ち合わせ場所で起きていた
男は電車に揺られてい
右左折がうまくなりたい女と早く帰りたい男〜Part1〜
プロローグ
さわやかな初夏の夜、男は自宅への帰路とついていた。
疲れ切っていた。
今宵もマッチングアプリで知り合った女と一戦を交えてきたからだ。
前日譚男は密かに昂っていた。
明日は女とのアポイントがある。
1ヶ月使ったマッチングアプリに限界を感じ、新しく乗り換えて2日目で知り合った女だ。
男は相変わらずバカだった。
今回の女もプロフの写真では顔が分からない。
それにもかかわらず男は
マッチングアプリで実際に会ってみたpart3
前回までのあらすじ初めてリアルで女にあった男。
出会ってから40分間素顔を拝めなかったが、
食事が来ていざ食べようと女はついにマスクをとった。
その素顔やいかに。
そして2人の経緯は、、、
皐月の東京で繰り広げられる男の恋愛模様、ここに完結。
ついに見れた、女の素顔男は少し緊張していた。
これまでいろいろあったが、やっと女の顔が拝める。
あとちょっとだけ首をひねれば、今まさに料理を食べようとし
マッチングアプリで実際に会ってみたpart2
前回までのあらすじ二日前の深夜、男はある約束を取り付けていた。
マッチングアプリで出会った女との会食だ。
この2日男はいい意味で浮ついていた。
そして、浮ついた心はあらゆる事に良い影響を与えていた。
いつもなら後回しにしている業務に手が回ったり、
日課にしている筋トレも心なしか捗った。
そしてその日はやってきた。
仕事終わりにデートがあるということだけで男の気分はとても良かった。
会合この
マッチングアプリで実際に会ってみたpart1
最後に女性とお付き合いしていたのはいつであったろうか。
男はふと小雨の降る初夏の夜空を見上げながら思った。
男は独りとなって3年が経とうとしていた。
大学時代から付き合っていた最愛の彼女と別れ、
長い傷心の時を経て、最近やっと次を考えられるようになっていた。
男自身が成長した、と言うのもあるが、焦りという側面が大きい。
28歳となり、周囲は結婚ラッシュ。
早ければ第2子の出産報告までもらう。