[詩]unkissing for ever
若さが生い茂る
弱さを舐め合って
その日暮をすることが楽しかった
産まれた命と共に
永遠を誓ったのに
運命だと感じていたことでさえ
くだらない言葉に争いの火種
老いていく身体と反比例
完璧な家族を演じられなかった
愛してるよりも
抱き合う数よりも
溜息が増えていく
unkissing for ever
最後に言った一言はサヨナラだった
支配された価値観
逃げられない場所
鳥のように羽ばたけたらいいのに
過ごす日々が重なるほどに増す
憎悪が反発しあってく電子
2人揃って笑顔になれなかった
キスをするよりも
頬を撫でるよりも
憤怒が溢れていく
unkissing for ever
根本的な解決策が見つからなかった
情念するあなたへの想いが
陽炎のように付き纏う
もうこれで幕を閉じてしまいたい
好きだよよりも
笑顔の時よりも
茫然とする生活
unloving for ever
過ごした時間は愛を証明出来なかった
これでもう、あなたとは会うことはないでしょう
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?