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腰痛は治るのか?

お店での悩みNo1が肩こり、No2が腰痛です。

よく言われるのが「これよくなりますか?」っていう話
結論、言うと『良くします!』

という非常に体育会系な答えで申し訳ないですが、少し腰痛についての話を。
まず、腰痛ハンドブックというのを見て欲しいです。

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ここの部分を見て欲しいのですが、腰が痛いと言って病院に行く。
「○○さんが腰が痛い原因分かりました、ヘルニアですね」
となる人は全体のたった15%で、残りの85%は原因が良く分からないです。
更に言うと15%の人分かりました、じゃあどうしますか?の選択肢は大きく2択になってしまう。

①手術しますか?
②安静にして様子見ますか?

これって凄まじい極論を言っていると思う。
このニ択なの?って思う。
だけど、僕も含めてトレーナー業や、マッサージやヨガ、カイロと言ったセラピスト業。
この人達は実際「どこ行ってもかわらなかった腰痛がが本当に痛くなくなった」って言われた経験を何度もしていると思います。
つまり腰痛の改善ってお医者様の仕事ではないのではないか?と考えているのです。

腰痛に限らず、痛みがなくならないメカニズムは
①感覚
②認知
③情動
ってなっていて。

例えば小指をテーブルの角にぶつけたりする。
痛いんだけど、ずっと続くとは全く思わないし10分も経てば忘れている事がほとんど。

なんだけど、痛みって解釈で同じように小指をぶつけても痛みの共有は他人とは出来ずに「自分のぶつけ方は痛い」もしくは「今回のは今までとは違うぶつけ方」みたいな感じで認識が上がっていく。
そして最後には「なぜ?こんな事になった?全然痛みが減らない、これよくなるのか?この先もっといたくなるかも???」

みたいなスパイラルになる。
今まで、この感覚という最初の事実が凄く大事にされていたし、お医者様が主にケアしてくれるのはこの感覚の所のみ。
だからこそトレーナーやセラピストという仕事がこの認知や情動を取り除けたらそれだけでも痛みを抑える事が出来る。

おまじないみたいではなく
メンタルケアというのは凄く重要。

それとお医者様が良いとか悪いとかではなく、トレーナーやセラピストはなんとかして仮説を立てまくります。
腰痛の原因はこれだと思います→全然良くなりません→では、今度はこのアプローチ方法を試してみよう→ちょっとよくなってきましたが、まだまだ→じゃあ、今度はこんな風にしてみませんか?
そんな事を繰り返して本気でお客様の身体を改善しようとオーダーメイドの施術を提供していくとだんだん良くなっていくという話です。
なので結論よくします!!という話です。

ただおまじないではなくちゃんと良く成るであろう、方法と、よくある腰痛原因を書いておきます

姿勢が悪い

姿勢のタイプはいわゆる猫背と反り腰という2パターンに分かれると思います。
これを少し専門的に言うと骨盤の後傾と骨盤の前傾になります。
骨盤の後傾(猫背)も前傾(反り腰)も共通しているのは、硬い筋肉があり、姿勢を歪ませているせいでその姿勢になってしまっています。
骨盤のこの位置を比較してみます

書いてある通り、これが下を向いているか?上を向いているか?で決まります。

下を向いているという事は前傾(反り腰)
こうなった時に硬い筋肉は3つ
①四頭筋(前腿)
②腸腰筋(腰)
③脊柱起立筋(背中)


逆に上を向いている、後傾(猫背)の硬い筋肉3つは
①大殿筋(お尻)
②ハムストリングス(腿の後ろ)
③腹直筋(お腹)


ここをストレッチすると姿勢が改善して腰痛が減っていきます

筋肉の癒着

癒着って難しい言葉を使っていますが、分かりやすく言うと、筋肉と筋肉がくっついてしまっている。という事。
腰を曲げる筋肉と、腰を伸ばす筋肉がそれぞれ別々で動くから腰を丸めたりそらしたりが自由自在人動かせるのですが、もし、この曲げる筋肉と伸ばす筋肉がくっついていたらどうなるのか?
それって曲げづらいし、伸ばしづらくなるというのが分かると思います。

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そしてこの白色で囲った中にある白い部分を胸腰筋膜というのですが、腰痛の際にこのが一番癒着を起こしやすい場所になっています。
ここの筋膜と、癒着を主に起こしてしまう筋肉が二つあります

①大殿筋(お尻)
②腸腰筋(腰)

この二つになります。
あれ?それさっきも見たぞ?って思う人、正解です!!
そうなんです、姿勢が悪くても筋肉が張り付いている人も共通して悪くなりやすい筋肉があります、それが腸腰筋と大殿筋。
だから腰痛の人はまずお尻を伸ばそうとするんです、だからあのTarzanでなんども腸腰筋が取り上げられるのです。
事実この二つは伸ばしておくと非常に腰痛に対して、大きく貢献してくれる筋肉だと思うので柔軟性を上げておきましょう。

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