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水よりも、血糖値の上昇を抑制する芋焼酎!

こんにちは。

日経Goodayの記事を読んで驚きました。食中酒として飲む芋焼酎は、他のお酒より食後の血糖値の上昇を抑制するんだそうです。それだけならまだしも、水と比較してもだというではありませんか!

鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 漢方薬理学講座 特任教授の乾明夫さんたちは、食事(夕食)とともにお酒を飲んだ際の、食後の血糖値の変化を調べました。芋焼酎との比較対象は、水、ビール、日本酒の3種。食事とともにそれぞれのお酒を飲んでもらいました。そして、食事前(空腹時)、食事1時間後、同2時間後、同12時間後の血糖値、インスリンの分泌量を測定しました。今回の実験の被験者は30~50代の男女6人です。その結果が、次のグラフです。食事摂取後の血糖値の上昇は、ビールが最も高く、次に水、日本酒となり、芋焼酎が最も低くなりました。乾さんは、「芋焼酎は、糖質・カロリーともにゼロの“水”より、血糖値の上昇が抑えられているのがポイントです。特に、食事1時間後という比較的早い時期での血糖値の上昇を抑えています」と話します。

※NIKKEI STYLEより引用

この表には驚きです。芋焼酎は血糖値の変化幅が非常に少ない。インスリン分泌量も水より少ないじゃありませんか。そして、私の大好きなビールは、やっぱりダメなんだ、、、と思わされる結果に(涙)。。じゃあワインの結果はどうなんだろう。そこんところも次は研究発表していただきたい。という勝手なお願い。

血糖値は、私たちの体内を流れる血液中のグルコース(ブドウ糖)の濃度のことです。健康な人の血糖値は、空腹時で約80~90mg/dl。これが食事を摂ると、1時間後に120mg/dlくらいまで上昇し、再びゆっくりと下がっていきます。食べ物の摂取後は、血糖値が上がり、そこで、インスリンというホルモンが膵臓から分泌され、血糖値を下げるような仕組みになっています。このときインスリンの分泌が足りなかったり、あるいはしっかり機能しないと血糖値は高くなったまま。ということになってしまいます。健康診断では発見しづらい、血糖値の乱高下する血糖値スパイクも問題となってきています。血糖値が高くなったままや、血糖値スパイクが、果ては糖尿病や、血管にダメージがかかった末の脳卒中、心筋梗塞という恐ろしい病気につながっていきます。

ちなみに、血糖値スパイクは、糖質たっぷりの缶コーヒーやジュース、スポーツドリンクなど清涼飲料水が良くないとされています。糖分を溶かした液体になると、消化が必要なく短時間で体に吸収されてしまうため、血糖値の急上昇が起こってしまうのです。

鹿児島大学の乾教授によると、芋焼酎に含まれる何らかの成分により、インスリンの感受性がよくなり、糖の取り込みを促進させているのではないかと考えられるのだそうです。その何らかの成分を早く解明して欲しいです!

看護師のくせに、毎晩のように仕事終わりで同僚と飲みに行き、そこそこいい量のビールを飲み、仕事のストレスを発散させていた時代がありました。夜勤中、お腹が空くと、炭酸飲料とポテチみたいな。。体重も変わらないし、健康診断の血液データも正常値内だし、いいか。と。しかしその頃、新人の後輩の血糖値測定の練習台として測った血糖値が、あれ?という値が出ていました。よく考えたら、食後恐ろしい睡魔に毎度襲われており、私もしかして、血糖値スパイク??と思い、多少食生活を改めた過去があります。。

お酒を飲むときに、何にしようか迷うのであれば、絶対的に芋焼酎を飲むのがいいですね。ただ、私は芋焼酎があまり得意ではないので、芋焼酎の何らかの成分を知って、その成分を摂りながら、ビールを飲みたいなぁと思ってしまいました。




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