すけくろ

社会人3年目上司のパワハラにより休職。双極性障害Ⅱ型と診断される。 現在は、ほぼ双極性…

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社会人3年目上司のパワハラにより休職。双極性障害Ⅱ型と診断される。 現在は、ほぼ双極性障害を克服し、正社員として働いている。 わたしが障害とどう向き合ってきたのか、私の経験を随時掲載していきます。 精神障害に苦しむあなた。一人ではないです。少しでもあなたの役に立つことを祈ります。

最近の記事

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わたしたち障害者が心がけること

~強い被害者意識を振りかざすことで起きること~  最初に明確にしておく。これからわたしが述べることは、一部の人たちは受け入れることが出来ないだろう。しかし、わたしにとっては、紛れもない真実であり、わたしたち障害を持った人たちが社会で生きていくために必要なことだと考えている。最後まで読んでくれた方は、少しで良いので考えてみて欲しい。わたしたちはどう生きるべきだろうかと。  よくSNSで障害について、いろんな投稿を目にする。わたしがお門違いだな、と感じる内容は、なぜ周囲はもっ

    • 人と比べるのは悪いことという思い込み

       よく「人と比べなくていい」という言葉を目にする。なぜだろうか。人が二人いれば、必ず比べることになる。身長、体重、性格、能力、挙げればキリがない。では、なぜ人と比べなくていい、という言葉をよく見るのか。  これはおわかりだとは思うが、「人と比べて自分を卑下する必要はない」という意味だろう。身長で例えると人が二人いれば「高い」「低い」という優劣が生まれる。多くの人に比べて比較的身長が低い人は、それによって劣等感を覚える。ゆえに人と比べなくていい、あなたにはもっと良いところがある

      • 正社員で働くことの意味

         ~奴隷~  皆さんは、「会社で働く」ということはどういうことだと考えるだろうか。わたしはここ最近自身の働き方に疑問を感じて少し掘り下げて考えてみた。その過程で思い出したことがある。具体的にどこで聞いたかは記憶が定かではないが、世の中で働く人々は二通りに分けられるという。「人間」と「奴隷」だ。これを聞いて不快に思った方は多いだろう。しかし、真理だとわたしは思う。  最初の「会社で働く」ということは端的に言うと、他人、つまり経営者のやりたいことを手伝う、ということだと言えるだ

        • 悩んでいるとは、行動していないことである

           わたしが以前の記事でも触れたように思うが、学生時代に大学の恩師に言われたことがある。 「君は悩むために悩んでいる」  当時は、そうですか?という感じでピンとこなかったのを覚えている。しかし、自分と向き合うようになった今となっては、とても的を得たご意見だったと思う。  わたしは、考えることは良いことだ、と思っていた。うーん、、と考える時間がとにかく長く、作業がなかなか進まない。プライドも高く、人にも相談しない。そして、若かったわたしは、考えることと、悩むことの違いもわかってい

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        わたしたち障害者が心がけること

          上司の説教がピンとこなかった話

          ~価値観と目指すべき姿~  わたしは今、紆余曲折あり、保険の営業をやっている。いや、やっているというのは語弊がある。初めて3ヶ月目の研修生だ。まだ一人ではなにも出来ない役立たずだ。しかし、資格も4つ取り、一通りの保険の販売は出来る状態なので、最近になって、お客さんと直接やり取りをするようになった。  であるのだが、わたしは今まで営業経験は皆無だ。こちらから進んで売り込むという営業に必要な商売人根性は持っていない。わたしは基本的に相手を大事にしようと思った時、相手の意思を尊重

          上司の説教がピンとこなかった話

          他人を優先するのは後回し

          ~自分を満たしてから~  人に親切にすることはいいことだ。わたしも当然のようにそう思う。しかしながら、過去のわたしは「人に親切にしなければダメな人間だ」それに付随し「人に親切にしない人間はダメなやつだ」という思考に縛られていた。それは「親切」だけに限らない。「他人に譲るべき」「上司に意見するべきではない」「我慢するべき」などなど。そして、それらに拘り、他人に意見を言えず、わたし自身は否定されるがままを受け入れていた。さらに、否定され続けることで、「自分は価値のない人間だ。だ

          他人を優先するのは後回し

          井の中の蛙、大海を知らず

           ここ10年ほどで、随分日本の仕事事情は様変わりした。一つの会社に留まり、歯を食いしばって働けば、収入を維持でき、老後を暮らすための退職金がもらえ、安泰に一生を暮らせる。もうこういった考えは、若い人たちを中心に変わっていっている。皆、転職を前提に就活をする。日本自体が不安定なのだ。必然と言えるかもしれない。  皆さんは、どういった考えだろうか。わたしは、一つの場所にこだわって働くことにメリットをあまり感じない。最初に就職した会社に10年いたが、なにもいいことはなかったからだ

          井の中の蛙、大海を知らず

          親友と縁を切った話

          ~自分の成長と共に~  わたしには二人の親友がいる。高校時代からの付き合いだ。だが、親友はもともと三人いた。表題にあるようにわたしから縁を切らせてもらったのだ。その縁を切った親友とは、他の二人よりも助け助けられる良好な関係を築いていた。今回は少しその経緯を語っていきたい。  その親友は、勉強よりも作業を得意とするタイプでもともと整備士として働いていた。印象は動物で例えるとゴリラ以外にありえない。一時期は大手の企業にいたのだが、その企業がほぼ解体されたことをきっかけに転職。

          親友と縁を切った話

          あなたが弱いわけではない

          人に傷付けられて落ち込んでいる方へ 人に不用意に傷付けられることは往々にしてあることだ  相手側の過失でこちらが傷付いてしまったのであれば  よく話し合って譲歩し合えばいい  しかし相手にこちらを傷付ける意図があったのであれば  一筋縄ではいかない問題だ  あなたは心無い言葉をかけられたとき、どう反応するだろうか  言葉を返さない方が多いのではないだろうか  わたしもそうだからだ  それは、おそらく困惑と理解出来ないという考えから言葉を返せなくなるからだと思う

          あなたが弱いわけではない

          心の断捨離

          本当に大事なもの 皆さんは断捨離(だんしゃり)というのをご存じだろうか。必要でないものを出来る限り処分することで、自分により必要なものが手元に入ってきやすくなるというおまじないのようなものだ。これが本当に効果があるのかは、、、よく知らない。しかし、これを人の心に当てはめると実感で理解出来た。一つの部屋に入るものに限度があるように、人の心にも限度があるのだ。部屋に入るもの、つまり、思考、拘り、執着、他にもあるだろうが、一番重いのはこれらだろう。  一つ例え話をする。あなたがショ

          心の断捨離

          うつ状態と診断された方へ

          地獄の一丁目 ”まだ„後戻り出来る  今から13年前の最初の休職時、わたしは「うつ状態」と診断された。     2回目の休職の時、「双極性障害」と病名が変わった。  3回目の休職の時、もう元には戻れないのだ悟った。  いや、正確に言うと、元の自分を感覚で思い出すことが出来なかった。  自分って?どこに行った?  そして、4回目の休職の時、絶望した。  生きているのか死んでいるのかよくわからない。  ここは地獄の何丁目?知ったところで地獄には変わりない。  もう地獄の入り口

          うつ状態と診断された方へ

          人を許せないのならば、自身が許されることはありえない

          ~他人とは俯瞰した自分自身である~  皆さんは生きてきた過程で「こいつは許せない」と思う人はいるだろうか。わたしは片手で数える程度ではあったが、いた。  ① 母を、家族を、自身を維持するために利用する父  ② 中学生のとき、わたしを集中的にいじめた同級生  ③ 経緯で語ったパワハラをわたしに行った会社の上司2名と先輩1名  ④ 現場で部下をつぶして遊ぶ主任  そして、、、  ⑤ 今現在務めている会社の前部署の価値観の合わない人たち  しかし、今のわたしは、思うところがないと

          人を許せないのならば、自身が許されることはありえない

          精神障害者に関わる方 ZOOMでお話ししませんか?

          第二回お茶会企画 前回の第一回お茶会に参加してくださった方、たくさんお話ししてくださってありがとうございました。とても楽しく有意義でした。  さて、今回は第二回の企画を立ち上げようかと思います。前回、参加してくださった方も遠慮なくご参加ください。以下、参加要項。 ~参加要項~ 対象者:精神障害を抱える方、ご本人またはご家族、ご友人、関係者 参加ツール:ZOOM 予定 ※希望者の方とご相談 日時:希望者の方とご相談 お一人30分程度を予定 30分に限らない ご料金:無料 受付

          精神障害者に関わる方 ZOOMでお話ししませんか?

          どんな自分でも、今はそれでいい

          ~今のあなたに求めるべきこと~  皆さんは致知という雑誌をご存じだろうか。あらゆる著名人たちがその人たちなりの人間学を語る内容だ。わたしはこんな記事を好きで書くような人間なので、好き好んで読んでいるのだが、その中である著名人の方の言葉が印象に残った。「皆、違う時計を持って生まれた」という言葉だ。世間一般に、人は皆平等だ、という言葉はよく聞くのだが、それが使い古されたきれい事であることは障害に関わっている皆さんならよくご存じだろう。そんなはずはないのだ。古い映画になるが、「フ

          どんな自分でも、今はそれでいい

          お話ししませんか?

          第一回お茶会企画 精神障害に苦しむ方たちと意見交流する場を設けたいと考え、一度企画として打ち上げようと思います。参加してみたい、わたしとお話ししてみてもいいかなと思える方は、一番下のクリエイターへの問い合わせ(https://note.com/info/n/n033f422de5bb) からメッセージをお願いします。下記、参加要項です。 ~参加要項~ 対象者:精神障害を抱える方、ご本人またはご家族、ご友人、関係者 参加ツール:ZOOMもしくはDiscord 予定 ※希望者の

          お話ししませんか?

          うつ状態を誘発する価値観

          自分という存在の価値をどう確認するのか~他人と比較して得られる自信はもろい~  皆さんは人生において一番大事なものはなに?と聞かれてなんと答えるだろうか。これはわたしの偏見かもしれないが、6割以上の方は「お金」と答えるのではないだろうか。よくこういった談義をSNSでかわすと、話し合いにならないことが多い。これは人の価値観の問題であるので、落としどころというものがないからだ。ちなみにだが、わたしは最初の質問の答えは「自分の心」と答えるだろう。わたしがお金に執着しないのは、わた

          うつ状態を誘発する価値観