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スタートアップとカルチャー ~Ubieに入社半年の人事が学んだこと~

「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」をミッションに、医療プラットフォームを提供しているUbie株式会社の橋本です。
この記事は#Ubieアドベントカレンダー24日目にエントリーしています。

他にも沢山の記事がありますのでぜひ!

Ubieのカルチャーとの出会い

私は2023年7月にUbieのHRBPとして入社しました。43歳、リクルートで18年働いた生粋の元リクっぽいやつです。まあ、元リクあるあるですが前職のカルチャーは今でも好きです。社内に流れている「お前はどうしたい?」という自己決定性をもたらすパワーワードによって圧倒的な当事者意識をかき立てるカルチャーは、模倣困難性の高い最強なものだと思っています。
そんな私ですが40歳を超えて、今まで培ってきたスキルやスタンスを活かして、他社で社会に貢献したいと思いました。そして、「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」という社会性とビジネスモデルに魅かれ、HRBPとしてUbieに入社し、入社半月でUbieのカルチャー浸透担当になりました。
あれから5ヵ月半。濃密な時間でした。

この記事では社歴半年未満のリクルートのカルチャー大好き人間だからこそ客観的に語れる、Ubieを題材にしたスタートアップのカルチャー作りについて、学んだことをお伝えできればと考えております。
ちなみに、この半年弱でUbieのカルチャーが大好きになったことだけ先にお伝えしておきます。

結論:「会社の優勝≒個人の優勝」という整合性のあるカルチャーは強い

結論から申し上げると、「会社の優勝≒個人の優勝」と整合性を持ったこのカルチャーは強いと感じています。もう少しわかりやすく言うと、会社の社会課題の解決に向けたMissionが、メンバー個々の自己実現と整合しているカルチャーは強いという意味です。
ただ、これはなかなか難しいですよね。
会社規模が大きくなったりビジネス環境に複雑性が増すと、個々の関心が分散しやすくなって本来企業が成し遂げたいビジョンやミッションとの乖離が起き始めます(≒遠心力が効きすぎる)。

企業の求心力と遠心力

なので分散しすぎないように企業が本来果たしたいビジョン・ミッション・バリューを創り、企業が常に成し遂げたいものを掲げるわけですが(≒求心力を上げる)、これらは抽象度が高すぎるため、現場で働くメンバーにとってお題目のようになってしまうことが多々あります。
そこで、企業がどのようにカルチャーを創り、どのように自然と日常化するか。これがとても重要になり、難易度の高い大きなテーマになることがとても多いと思います。

事業・組織・個人が一貫性をもったカルチャーのつくり方

わたしが入社したUbieのカルチャーづくりにおいて、HOWとして最も共感したものの1つにカルチャーガイドがあります。
一般的にビジョンやミッション・バリューなどを人事が作成する際、大抵の手段として行われるのはワークショップによる「私たちはなぜ集まっていて、何を成し遂げたくて、どのように価値を創出するか?」のような問いの答えを導くというものです。
この手段自体は鉄板なものだと思います。但し、よくあることでいうと、議論した時はアツく語ってても日常に戻るとその文脈を忘れたり、語り継がれなかったりすることが多いです。まさにお題目化まっしぐら。
それに対して、Ubieのカルチャーガイドは下記のようなアジェンダになっていて、各アジェンダがストーリーで整合性を持っており、日常化され、語り継がれるように工夫されています。

事業と組織と個人が一貫性を持っているストーリーづくり

私がすごいと思うポイントは「ミッション/事業の必要ケイパビリティ/組織としてのあり方/個人としてのあり方」が徹底的な言語化によって、一気通貫したストーリーで語られている点です。

  • ミッションとして何を成し遂げたいのか?

  • ミッションを成し遂げるために、事業としてどんなケイパビリティを持ち、どのように成し遂げるか?

  • そのケイパビリティを持つために、Ubieはどんなアイデンティティ(≒意思決定のコンセプト)を持つ集団であるか?

  • アイデンティティを体現する集団であるために、私たちはどんな日常的な行動指針を持つ必要があるか?

  • その行動指針を最大限発揮するスタンスとはなにか?また、1人ひとりが発揮すべきスキルはなにか?

  • そのスタンスとスキルを持った1人ひとりは何によって自己実現をするのか?

あくまで私の解釈ですが、これらが明瞭に語られているので、例えば事業計画や営業戦略を立案する、組織体制や社内ルールを検討する、1人ひとりがメンバーと相互FBするなど、あらゆる場面で考える起点が出来ます。
結果、求心力を保ちながら安心して遠心力を働かせる事ができ、1人ひとりの自己実現が会社のミッション実現につながるカルチャーになっているのでは?と思っています。
また、カルチャー系の話は1度つくったら手つかずになる事が多いですが、Ubieではカルチャーガイドを「Ubieのミッションを達成させるための現時点でのHow」として設計しており、常に変化し続けるものと定義しております。ですので、常にどんな変化が起きてもUbieのミッション達成と個人の行動が整合し続けるようになっております。

よろしければ参考までにUbieのカルチャーガイドを公開しておりますので是非ご覧ください。

Ubieにおいて「会社の優勝≒個人の優勝」を象徴的にあらわす制度

最後に、Ubieがこの「会社の優勝≒個人の優勝」を象徴的にあらわす制度をご紹介して終わりたいと思います。U-winという制度です。

U-win制度の概要

この制度を初めて知った時は、それ自体に魅かれたというよりはUbieの働くメンバーに対する考え方やスタンスに魅かれました。まさに会社がMissionを成し遂げるのは、1人ひとりの自己実現あってのものであることを象徴的に表しております。
詳細は是非上記リンクより是非ご覧ください。

この記事を読んでいただき、Ubieに興味を持った方はメンバーをまだまだ募集しておりますので、下記採用サイトをご覧ください。また、カジュアル面談もご用意しています。お気軽にご登録お待ちしています。

それでは、ここまで私の拙い記事をご覧いただきありがとうございました。少しでも誰かの何かにお役に立てているのであれば幸いです。

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