千尋 Chihiro

「今」を残すための大学生のブログ。 趣味:読書(純文学、エンタメなど幅広いジャンルの小…

千尋 Chihiro

「今」を残すための大学生のブログ。 趣味:読書(純文学、エンタメなど幅広いジャンルの小説) 2023 デンマークでwork away/双極性障害/哲学/INFP

マガジン

  • noterたちが紡ぐ本づくり出版企画

    • 13本

    「共同マガジンで一緒に本を出版しませんか?」の企画で作られたマガジンです!

最近の記事

雑記14 | 単発バイトは人間観察に適している

今日、半年ぶりくらいに単発バイトに行った。 万年てんてこまいの物流倉庫。 助っ人と言っては大げさだけれども、学生の懐を温めてくれるくらいのお金を稼がせていただこうとさくっと3時間ほど働いた。 単発バイトはその人の本性をあぶりだすと思う。 単発バイトは文字通り単発のバイトであるので、 次回以降再びそこにやってくるか否かは各人による。 つまり一度限りの会合であり、これがその人の態度や性格を映し出すのである。 どれほどミスをしたとしても、次来なければその日限りの人間関係となるし

    • 雑記13 |ずっと悩んできた若白髪から世間と社会の見方について考察する

      私に初めて若白髪が生えてきたのは、12歳のころであったと記憶している。 小学生のころ、教室にはひろなちゃんという私の白髪を抜いてくれる担当の女の子がいた。私の髪の束から白く光る一筋の髪をみつけだしては、私に見せてくれた。 高校に入る直前。 親に髪を染めるようにお達しがあった。 雪が降っているかのように白いその髪を、他の人間たちと同じように黒にそめる。高校生がおしゃれで華やいでというわけではなく、神妙な思落ちで白白髪染めを要望している。 他のJKとやらは、ブリーチしたり、パ

      • 雑記12| 誰かが悩んでいるときにかける言葉が見当たらない

        「生きているだけでえらい」だとか 「ネガティブになりすぎずに」とか 「諦めなければ夢はいつか叶う」だとか。 世の中には耳触りはいいけれども、苦しい自分を本当の意味で救ってくれない無責任な言葉がたくさんある。 そういった言葉は、ないよりはいいのかもしれない。 けれども、実際にそういう言葉をかけられるとなんだかモヤモヤする。 相手は私のことを案じてそう言ってくれているのは分かるから、 私は反対も拒絶もせずにただ「ありがとう」と言って微笑みを返すのが習慣になっている。 でも

        • 雑記11 | 私は天才ではなかった

          自分には、まだ自分には気づいていない 天才的な側面がある。 そしてある日誰かがそれを発見し 私は、名実共に「天才」として受け入れられ脚光を浴びる。 私はそんなシナリオが 現実のものとなることを夢見ていた。 例えば、ピアノを弾いているとき 例えば、文章を先生や親に見せたとき 誰かが、私の為すことに目の色を変えて 「この子は間違いなく天才です!  きっと世に名前を残すことになるでしょう」 そう言ってくれることをずっと待っていた。 誰かが私に才能を見出してくれることを

        雑記14 | 単発バイトは人間観察に適している

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          雑記10 |「真面目で良い子」というチクチク言葉

          私事だけれども、 私がよく言われる言葉がある。 私は一見して健全に見える言葉の裏に潜む、静かな暴力性を見出し、 疑心暗鬼に陥っている。  「真面目で良い子なんだけどなあ」 真面目でいい子。 いかにも「優等生」的な響き。 例えば、小学校や中学校のクラスで、 中学高校の部活で、 大学時代のアルバイト先で。 そう言われた場面は両手で数えられない。 真面目でいい子? それを思い出しては、 しん、と心が冷たくなって、 うまく息が吸えなくなるし、 執筆している今も布団の中

          雑記10 |「真面目で良い子」というチクチク言葉

          雑記09┃INFPであることになぜか後ろめたさを感じる

          MBTI診断と私 MBTIが世間を席巻した (図らずして駄洒落のようになってしまった) のは去年の今頃であると記憶している。 診断なるもの好きである日本人の気質から 私も元々診断好きでもあった。 しかし、一方でどうせ、当たり障りのないほぼほぼ全員に当てはまることを言って ふわふわした納得感を覚えさせて、 それで終わりなのでは? と少しの疑いの念があったことも確かだ。 良いことが書いてあれば それを喜ぶし、 悪いことが書かれていれば ゴミ箱に捨てるように早急に忘却の彼方

          雑記09┃INFPであることになぜか後ろめたさを感じる

          雑記08|就活に落ちまくる25卒。内定はまだない

          今日、ついさっき本命だったIT企業から 「落選」を知らせるメールがきた。 2次面接での落選。次が最終面接だった。 人生、遠回りもしたら良い。 そんな甘美な言葉を最近よくかけられる。 けれどそんなにうまく割り切れない。 将来に何かの形で結実するかもしれないけれど、 私は、つい先日面接をした企業から、 それも好感触の手ごたえを得ていた企業から 「あなたとの相性はよくないです。すみませんが他へ行ってください」 と言われること、今現在の苦しみが辛いのだ。 腹を割って話しすぎ

          雑記08|就活に落ちまくる25卒。内定はまだない

          雑記07┃おだやかに暮らしたい

          とんでもないお金も名誉も何もいらない。 ただ、穏やかに過ごしたい。 週5日8時間毎日働くのが辛い。 このシステムは構成員が健康な人々であることをもとに回っているシステムだ。 私のように双極性障害、腎盂腎炎など、 体に爆弾を抱える人には全く優しくない。 私は普通の社会の中で、いかにも「普通」の人のように振る舞う。   振る舞い、相槌、話す内容も当たり障りなく。 私だけではなく、皆んながそれぞれに爆弾を抱えていて、それでもこの社会の中で道化を演じているのだろうか。  私

          雑記07┃おだやかに暮らしたい

          雑記06┃落ち込んだ私を掬い上げる言葉

          私は心配性でとても小心者だ 朝、家を出るときは忘れ物がないか不安で、3回は持ち物を確認する。 待ち合わせ時間には10分前には到着するように、電車を調べる。 それでも、「もし道に迷ったらどうしよう」と悶々とし、 結局もっと、ゆとりを持たせて20分前に着くことにできるスケジュールを探し直す。 夜、練る前には明日寝過ごさないか不安で、アラームを5個もかける。 明日のために早く布団に入り眠ろうとしても、意識が冴えて眠れない。 鮮明な意識の中で、今日一日の間に行ったやらかしの数

          雑記06┃落ち込んだ私を掬い上げる言葉

          雑記06┃会話が苦手な23歳大学生

          生まれてこの方、どうもコミュニケーションをスムーズにこなせない。 人と目を合わせて話すことはもちろんできない。 吃音気味で一言目を発するのに、どもってしまう。 会話を広げるべきなのか、少しあるいはまったく違う話題に移るべきなのか迷う。 沈黙を埋めるべく、焦って言葉を発すると相手を傷つける発言をしてしまいそうなので、黙る。 そうして、相手はその沈黙の気まずさに耐え切れずに会話を終了させる。 どれだけ高尚な趣味があり、スキルや能力があったとしても、 コミュニケーション能力が皆

          雑記06┃会話が苦手な23歳大学生

          雑記05|就活が気持ち悪い

          はじめに:就活に苦しむ同志へ 私は、所謂「就活無双」人間とはかけ離れた存在で、 就活でさんざん嫌な思いをしてきた人間である。 必死に隠してきた傷跡を抉られ、 己の無力さに打ちひしがれ、 30超ものお祈りメールを食らい、 来る日も来る日も就活のことで頭がいっぱいである。 ちなみに、そんな私は25卒である。 まだ内定はない。 まだ内定をもらっていない人がこの記事をみているならば、こういう人間といるので、 安心していただきたい。 ここに、まだ仲間がいると伝えたい。 終活の

          雑記05|就活が気持ち悪い

          雑記04| 中途半端賢いことによる弊害

          こんにちは。 最近は、大学の課題と就活で忙しい千尋です。 就活の面接のために大学の授業を休まねばならないのが一生解せません。 企業さんも、平日は学生は授業あると知っているでしょうに。なぜだ。 大学は人生の夏休み期間で、 学生は暇であるとでも思っているのでしょうか。 さては、企業の方は大学時代に学業に励まなかった方が多いのでは……? 私は世間的に言えばそこそこ「良いところ」であろう大学に通っています。本当にそこそこですが。 昨年は休学して海外をふらふらしていたため、

          雑記04| 中途半端賢いことによる弊害

          北欧好き大学生による自己紹介【UTSUWA出版マガジン】

          こんにちは!大学生の千尋と申します。 この度、UTSUWA出版社さんの共同マガジン企画に参加させていただくことになりました! 読書が好き、文章が好き。 自他ともに認める活字中毒者で毎年、実現したいことリストに「本を出版すること」を掲げ続けてきた私。でも、本の出版って果てしないお金と労力がいるよな…と遠い目をしていました。 そんな私がUTSUWA出版さんの共同マガジンの募集を拝見したとき、 「これだ!」と、 ときめきと、わくわくを感じました。 長年の夢がようやく実現できる

          北欧好き大学生による自己紹介【UTSUWA出版マガジン】

          雑記03|甲子園の魔物

          高校野球がアツい! どうして甲子園でみる空はこんなにも青く、高く、広いのか。 なぜ、甲子園で食べるカレーはこんなにも美味しいのか。 なぜ、私たちは高校野球に魅了されるのか。 今最も熱い場所、それは甲子園である。 連日、白熱の試合が繰り広げられている、 第96回選抜高校野球選手権大会。 先日、甲子園に高校野球観戦に行った。 レフトスタンド指定席、700円。 数年前、外野席は無料だった. 物価高には抗えない。 司会、テレビラジオ放送、審判などの甲子園のつつがない運営、阪神園

          雑記03|甲子園の魔物

          雑記02|「古代メキシコ展」に行ってきた【「生贄」のゲシュタルト崩壊】

          「古代文明」 「ピラミッド」 と聞いて、ロマンを感じる人は同志です。 是非、お友達になりましょう。 どうして私たちは、こんなにも古代文明に惹きつけられるのか? その謎を解明すべく、私はアマゾンの奥地へ… ではなく、国立国際美術館(大阪)で開催していた特別展「古代メキシコ展」に行って参りました。 古代メキシコ文明に分類されるマヤ文明、テオティワカン文明、アステカ文明3つの文明にまつわる約140品が展示。 先述の通り、私は元々古代文明に興味があり、古代メキシコの古代文明に

          雑記02|「古代メキシコ展」に行ってきた【「生贄」のゲシュタルト崩壊】

          雑記00|読書好き大学生の自己紹介

          こんにちは。 そして初めまして。 大学生の千尋と申します。 私は文章や本が好きで、隙あらばずっと活字の世界にいます。 いずれ、自分でも作品を書いてあわよくば、この世界に残りつづけてほしいという思いから、ずっと物書きをやってみたいと思っていました。 しかし、何かにつけて後回しにしていたので、大学卒業まで1年に迫ったこのタイミングで、ついに始めてみることにしました。 最初にハードルを上げると、最初だけ猛烈に頑張れるけれども、短期で燃え尽きるということはこの23年間の人生で幾

          雑記00|読書好き大学生の自己紹介