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雑記06┃会話が苦手な23歳大学生

生まれてこの方、どうもコミュニケーションをスムーズにこなせない。

人と目を合わせて話すことはもちろんできない。
吃音気味で一言目を発するのに、どもってしまう。
会話を広げるべきなのか、少しあるいはまったく違う話題に移るべきなのか迷う。
沈黙を埋めるべく、焦って言葉を発すると相手を傷つける発言をしてしまいそうなので、黙る。
そうして、相手はその沈黙の気まずさに耐え切れずに会話を終了させる。

どれだけ高尚な趣味があり、スキルや能力があったとしても、
コミュニケーション能力が皆無であったら
この世の中を渡るのはとても厳しい航海となる。

その事実に、小学生高学年あたりで気づいた。

私は毎日毎日、荒波の中を揉まれて船が転覆しないように必死にオールを漕いでいる。
他の人はもっと、過去の蓄積した習慣でスムーズに会話ができるのだろう。
でも。私は一挙一動に敏感になってしまって、会話が全くぎこちないものになる。

これはなんなんだろう。
どうして上手く私はやれないのだろう。
私は会話を気まずくする天才なのかもしれないとさえ思う。

こうして、他の人間と関係性を築きたいと考えているにも関わらず、
コミュニケーションが不得手である故に、いざ人を目の前にすると挙動不審になる悲しきモンスターが誕生したのである。




「正しい」コミュニケーション?

最近気づいたことは、私はコミュニケーションの「正しさ」に
囚われすぎているということ。

例えば、接続詞の使い方や話同士の論理の整合性、話している内容の真偽。
意外と皆、適当なことを適当にしゃべっているのだと思う。

私は無駄に素直であるので、上手く誤魔化したり、嘘をついたりするのがとんでもなく下手なのだ。

でもそれでよい。
きっととりあえず話すことが大切であるのだから。
全てに充実した中身が必要ではないし、
数字やエビデンスを根拠づける必要もない。

それでいいのだ。きっと。

2024/06/09
千尋


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