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【詩】すきま

家のそとから
あの ぶきみでおそろしい
姿のみえない 獣の声が
遠吠えのように こだまする
ぼくは こわばり耳をすまし
獣とのきょりを はかるのだ
家がゆれ
こだかい歌が さそうころ
 ヒュルヒュル ヒュルリ
 ヒュウ ヒラリ
魔笛のようにきこえるは
ただの風には思えずと

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