何もしたくない日に見た”美”
ふとたまに、今日は何もしたくないなと思う日がある。
そういう日は、やろうと思っていたことを全部白紙にして、その瞬間にしたいと思ったことをすることが多い。こういう日が来てもいいように一日に予定を詰め込みすぎないようにしている。
この間、ちょうどその日が来た。いつぶりかも覚えていないほど久しぶりに。
その日は学校があったのだが、行きたくなかったので行かず。
ずっと家にいるのも気が乗らなかったので、とりあえず定期をもって外に出ることにした。
そして金曜日だったので次の日は休みだし、マイルたくさん持っていたから、とりあえず遠くに行こうと思って大阪・京都をロックオンすることに。
しかし、マイルで航空券を買うには前日までらしく、弾丸トラベラーには全然優しくないシステムだったので、あえなく断念、ぴえん。
結局東京近郊にエリア限定されたので、とりあえず腹ごしらえで二郎に行くことに。そのお店はニンニクがセルフだったから入れなかった。大学や休んでいく二郎っていつも以上に罪深いよね。
とりあえず歌いたくなったので、カラオケに行くことに。マジでニンニク抜いといて良かった(笑)
先日BUMPのライブに行ったこともあって、セットリストにそって歌っていた。なんか歌っているうちに気持ちよくなってきたので、他の所に行く気分はどこかに行ってしまい、、。
カラオケを出たころには時計は午後8時を回っていた。
ジムは9時までだから行けないし、近くで一人飲みできるお店をリストアップしてなかったのであえなく帰宅することになった。
帰路の道中、本屋によってアイスを買って帰っただけなんだけど、雨降ってたのに傘を持ってなかった。でも傘を持たずに雨に打たれて帰るのもとても新鮮な感覚ですごくいい気分になった。
途中ですれ違った買い物帰りの若年夫婦の後ろ姿が妙に美しかった。
サイズの違う二つの傘、背丈の違う二人、大きさの異なる二つの買い物袋、何もかもが違う。しかし歩みを進める足取りは同じ。
高校生や大学生の恋愛とは一線を画すような、大人の日常の延長的なシーンがとても素敵だった。
きっと家に帰って一緒に食事を準備して、一緒にご飯を食べて一緒に寝るのでしょう。もはやそれは”恋愛”なのではなく、”愛”なのでしょうね。
この美しい夫婦のような生活、何年後にできるかなーと思った6月9日金曜日の夜。
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