普通って何ですか？|『「普通がいい」という病』|講談社現代新書

レビュー

「普通」、「レッテル」、「習慣」、「健康」、「怒り」、「孤立」、「孤独」、「愛」、「欲望」、「生きがい」「わがまま」、「本当の自分」、「苦労」、「マイノリティ」、「自信」

どれか一つでも引っ掛かる何かがあれば是非とも読んで頂きたい本になっております。この本は、精神医である著者の泉谷閑示がカウンセラーや医療職を目指す人たちに向けた講座や講義でお話しした内容をベースにして10講義分の構成になっております。

経験の質を高めることや、健康面に対する習慣化にすることへの警告など、専門家でなくても分かりやすくなっておりますので読みやすいと考えます。

「本当によく分かっている人は、その物事をよく咀嚼しているから、分かりやすい言葉を使っても、自在に話したり書いたりできる」この文は、自分の言動を振り返ることになりました。どこまで自分ができていようとも咀嚼をせずに話していることが多いのでないかと考えてしまいました。

加えて、睡眠の習慣化に対して必ずそのようにすることへの疑問を呈しており、1日やることをやって精一杯何かに取り組むと自然に睡魔に襲われるのでその欲に従って睡眠をとったほうがいいのかなと思いました。僕自身も最近リリースされたアプリでポケモンスリープをインストールして毎日23時付近に睡眠を取る生活を行うことで自信の睡眠レベルを測って観ました。

恐ろしいことに、眠り始めての2〜3時間はノンレム睡眠とレム睡眠に移行せず、寝付けてないことがほとんででした。体感においても、眠れる日もあれば、全く寝付けずぼーっとしている日も多々ありました。1ヶ月ほど続けてみたのですが、決まった時間に眠るのは僕自身においては効果がないような気がしました。

次に、睡魔がやってくるまで読書をしたり映画を観たり、勉強をしてみることにしました。毎日決まった時間に眠ることがなくなり、21時に睡魔が来ることもあれば2時に来ることもありました。その状況でポケモンスリープを用いて睡眠リズムを計測してみると明かに決まった時間よりはいい結果となっていました。

個人差はあるのかもしれません。健康法として当たり前のこととして規則正しい生活を心掛けるのは素晴らしいことだと考えます。そこに捉われず、自分の日々のリズムに耳を傾けてみるのも面白いのかもしれません。

最近は、食欲もそのように取り組もうを思い、お腹が空いたら何かを食べるようにしています。また、その時の報告もできればと思います。

それでは！
また！！