されど、ハンドクリーム

今朝、ソファを見るなり、娘が叫びました。
「ママ、わたしがソファにおいてるハンドクリームさわった?」

見ればソファーの上に、私の本が。その上に娘のハンドクリームが。
私が故意にハンドクリーム触って本の上に置いたことが理由でした。

ソファーはゆったりとくつろぐところ。
そんなに触ってほしくない大事なものだったら違うところにおいてくれない?と言いましたが、娘の重要なのは自分のハンドクリームをママがさわったか、そして触ったなら誤って欲しい、ということ。

ほんとに面倒臭い…。笑

でもしつこくこだわって…。

私が謝らないと、私の本をキッチンの洗い物を積み上げている場所に置きました。水滴がつくような場所に。

娘の言い分。
「ママが、私が大事にしているものがわからないから、ママの大事なものをこうするの。嫌でしょ?」

そこで私は言いました。
「私の大事なものをそうするのは、あなたが腹立たしいことをアピールしたいだけでしょ。私は自分の大事にしているもの傷つける人はハグはできない。あなたが自分を守るのと同じように、ママも自分の気持ちを守る。」

娘はどうして?としつこく言ってきましたが、私は頑固に突っぱねました。

精神的に病気になると家族に合わせることが多くなります。
傾聴して、支えるのは大事。

でも、一方で私の気持ちを無視しがちになります。
少しくらいしんどくても、大丈夫。
まあ、我慢すればいいか、とか。

でも、今日は私は私の気持ちに寄り添った形になりました。
「あなたは悪くないよ。娘の気持ちもわかるけど、あなたの気持ち、ほんとによくわかる」
お人形さんに言い聞かせるように、自分にそう言いました。

お疲れ様、私。

それから、娘はママのいじわる!と少しおどけたように言いました。
娘なりに歩み寄ってくれました。
ふう。
ありがとう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?