アダルトチルドレン〜生きづらさを抱えているあなたへ -note限定コラム-
こんにちは、心月です。
今回のコラムは超ストレートに、アダルトチルドレンに関する内容です。
ボクのページをご覧いただいている方のなかには、「もしかしたら、自分はアダルトチルドレンかもしれない・・・」と不安を抱えている方が少なくありません。
あなたは誰かと話をした時に、自分の生活や考え方が周りとまったく違うと感じたことはありませんか?思考や行動のひとつひとつが他の人と違うせいで、社会に溶け込めないということもしばしばあったのではないでしょうか。
「わたしだけ、なんか違う・・」すでにご自身の状況を理解し、社会生活の中で苦しい思いをしている人ともいらっしゃると思います。
そして
「上手にコミュニケーションがとれない」「社会に馴染めない」「恋人と関係がつづかない」「先おくり癖がなおらない」「感情の波が激しい」など、自分でもコントロールできないツラい経験をしていることもあるでしょう。
◎おかしくないように
◎嫌われないように
◎悲しませないように
◎大切にしたいから
◎悦んでほしいから
ご自身の厳しいルールのなかで、生きづらさが増していたかもしれません。
でもね。そんな厳しいルールがあるのは、あなたががんばってきた証拠です。過去のあなたが生きてゆくために大切なことだったのだと思います。
あなたは、よくやってきました。
あなたは人一倍、みんなの気持ちがわかる優しい人だから。
ここで知ってほしいのは、それらのルールはもう、不要な固定観念だということ。
今回コラムは、生きづらさを抱えていた過去の自分と決別するためのヒントと、長年つづいているツラい心理状態から回復するプロセスについてまとめたものです。ご興味のある方へご参考になればうれしいです。
本やネットを調べては混乱していませんか?
おそらくこのページをご覧になっている方のほとんどが、本やインターネットで「アダルトチルドレン」という言葉を見聞きしたことがあるはずです。
スマホで検索してみたり、アダルトチルドレンの関する本を買ったりした人もいるでしょうか。
ボク心月が、児童福祉施設出身という背景も関係するのかもしれませんね。
そう。これまで「COCOPOI」note版では、専門用語を使わずにお話しすることが多かったため、ボク自身もこのキーワードに対してセンセシティブになっていました。
でも、みなさんがご存知のとおり、アダルトチルドレンという言葉はニュースや書籍で見聞きするようになって随分と経ちましたね。現在では、ごく普通に経験し得る「心理状態」として認知されてきた証です。
詳しくは後ほど書きますが、アダルトチルドレンというのは病気として認められない心理的な状態のことを指します。
この悩みを抱えている方は、他人には理解しがたい大変ツライ日々を続けているのが実情。現れる症状もさまざまなので、“長くつづくこころの痛み”とも言えます。だからこそ、今すぐにでも抜け出したい!と思うのは当然のことなのです。
そんな方たちのために、ボクなりの解説と提案をnote限定で綴りました。
このコラムでは、まず、アダルトチルドレンの理解を深めるためのセルフチェックをしていただきます。その上で、ご自身にいちばん近いタイプを知って、その原因と痛みについて受けとめる準備をしてゆきます。そして、アダルトチルドレンのよくある誤解や不安要素について3つのタイプ別にお話ししてゆきます。
本文の最後には、アダルトチルドレンの克服プロセスと、小さなワークをお伝えします。
もし、あなたが、過去のこころの傷を生涯持ち続けるとしたら、これからの人生、とってもシンドくなってしまいますよね。自分を苦しめるような症状をどうにかしたい、そう感じながら誰にも打ち明けられず、ひとりでがんばっていたなら、ちょっとだけ立ち止まってこの先をお読みになってください。
あなたのこころの痛みが回復するきっかけになれましたら幸いです。
こころの痛みと、情報の選別について
生きづらさを抱えるアダルトチルドレンは日本にとても多いことも有名です。この根っこにあるのは、ほとんどが親との関係。
大人になりきれない親のもとで育ったことが、後の人生に大きな影響を与えています。
アルコール依存症やDVなどの明らかに問題のある親以外に、「子どものために生きている」親にも、実は問題があったりします。これらの社会背景は、親と子が癒着しやすい日本にはとても多いパターンなのです。
ですから、あなたひとりで悩んでいるわけではないことをまずは知っておいてくださいね。
いづれにしても、大人になってもずっと「生きづらさ」を抱えているのがアダルトチルドレン(以下ACと省略)です。
これまで、どうにかして「自分を変えよう」「もう、こんな自分はイヤだ!」となんどもトライ&エラーを繰り返してきたでしょうか。
また、これまでの自分を変えようとするプロセスで、ACに関する情報を集め、実践してはもとのツライ状態に戻ってしまう方もいらっしゃると思います。同時に、ネットや本、SNSなど、手探りで不確かな情報の渦に混乱してしている人もいらっしゃるかもしれませんね。
特にネット検索による情報はあまりにも大量です。曖昧な表記や個人の感想も多く、きっと調べれば調べるほどどうしたらいいのかわからなくなってしまい、疲弊してしまうこともあったかもしれません。
実をいうと、ボク自身そんな感覚でした。
ボクはACなのか? だったら、なにをどうすればいいのか? どんな情報を信じたらいいのか? そもそもACは治るのか? 一生治らない病気なのか?
など、不安と葛藤、そしてだれにも相談できない孤独感をいつも感じていました。
20代になって“こころの世界”を勉強し、ACのことも熟知したいま、ボクが声を大にして言えることがあります。それは、間違った知識や誤解・偏見に振り回されてしまうのはぜったい避けてほしい、ということ。
ボク自身、できる限りそのフォローをしたいという使命のようなものが芽生えています。
なぜなら、ACは非常に繊細なこころの持ち主だからです。それにより、ACである自分を責めてしまうといった悪循環に陥ってしまう人があまりにも多いことは当然のことのようにも感じています。
また、自分責めが発端となって家庭や社会生活に支障をきたしているのであれば、ますます不安定な気持ちが強くなってしまう可能性があります。
ACに対して正しい理解を深めることは、幼少期のデリケートな話も、医療的な観点からも、偏りなく情報を得るメリットがあります。そのことが傷ついたこころの回復につながるとボクは信じています。
本来、ACでお悩みになっている方は、専門のセラピーやカウンセリングなどを受けることも大切です。また、医療機関が必要なひともいらっしゃるかもしれません。ですが、クリニックを受診するのは、実際には勇気がいるものですよね。(ボクもクリニックは受診したことがありません。)
そこで、心月からの提案です。
まずは簡単なセルフチェックをしてみましょう。テストを試して自分がACの可能性があるかどうか確かめてみてください。
テストの後、ACに関する知識をお伝えしています。
自分を知ることで期待できる効果
それでは、簡単にできるアダルトチルドレン診断テストを2種類ご紹介します。
これらのセルフチェックは自分がACかどうか知ることができます。
どちらのテストも心理医療で使われている信頼性が確保された内容です。簡単なテストなので、ぜひこのまま読み進めて活用してみてくださいね。
セルフテストの前に・・・
その前にいくつか気をつけてほしいことがあります。
このような診断テストはあくまで目安です。「テストの点数が高いと良くない」「低いとACではない」というわけではありません。
点数が低くても、ご自身が生まれ育った家庭環境で生きにくさを感じているならACだといえます。
また、身体的・精神的・性的虐待、ネグレクト(育児放棄)を受けて育った人やご両親がなんらかの依存症の場合、その事実だけでACだといってよいでしょう。
ACのひとは、過酷な環境で生まれ育っています。テストの最中に、フラッシュバックや、幼少期の記憶によって気分が悪くなる人もいるかもしれません。もし、セルフチェックの最中に、辛さ・悲しさ・絶望・怒り・不安などのネガティブな感情が湧き上がってきたら、テストをすぐに中止してください。無理して続ける必要はありませんからね。
「よし、テストするぞ!」とガンバる感じではなく、リラックスした場所で、なんとなくやってみるくらいで大丈夫です。
ボクのリアルセッションでは、リラックスを第一にしています。ときには植物療法士の方がブレンドしてくださったアロマや、静かな音楽を流しながらテストをしたり、ハーブティーを飲みながらおしゃべり感覚でセッションすることもあります。あなたも、お好きな方法でゆるやかに試してみてくださいね。
それと、過去の記憶からネガティブな気分になっても、決して自分のことを責めないでください。このテストでACである可能性が高かったからといって、あなたという存在が否定されたわけでは絶対ありません。むしろ、点数が高いほど、過酷な幼少期をがんばって今日まで生き抜いてきたということですから。
ご自身がACであるかどうか知るというステップは、心の傷を癒やす回復に大切な一歩。必ず、良い方向へ変わってゆきますよ。
それでは、以下2種類のセルフチェックをどうぞ。
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