見出し画像

ストレスは皮膚に出る 唇の話

 高校2年生の冬くらいから肌荒れが酷くなった時が

ありました。

 小学生の頃から冬になると耳の裏とか鼻の下とか脇

の下とかの体の一箇所だけガサガサして春になると治

るという皮膚イベントみたいなものが私にはありまし

た。

 でも高校2年生の冬に唇に出た皮膚イベントが一向

に良くならなかったんです。処方された通り飲み薬を

飲んで塗り薬を塗りました。薬を服用中は症状は治る

んです。塗っているときは治るのですが、なんだか中

がムズムズする感覚がありました。これは薬をやめる

とまた出るだろうと思うとやはり薬をやめるとぶり返

しました。診察を受けて薬を処方してもらうというの

を何度か繰り返しました。何かよくわからないライト

(多分説明はされたけど詳しく覚えてない)を当てる

という処置も受けました。でも治るどころか段々と薬

を塗ると水膨れが出来るようになってしまいました。

その時にはかゆみも以前よりも酷くなっていましたし

痛みも出ていました。こりゃもうダメだということで

病院を変えました。私は皮膚があまりにも治らない事

によるフラストレーションが溜まりに溜まっていまし

た。痒み等によるイライラ、痒みで眠れなくてイライ

ラもしていました。そこでそれまでの経緯を先生に話

し、どうにかこうにか先生に「ヤブだね」と言わせた

かった。でも先生から出た言葉は「これは難しいから

ねぇ。」でした。しかもゆったりとした口調で。

「……は、はぁ」一瞬言葉を失ってしまいました。そ

して私の溜飲は大分下がりました。今回の私の皮膚イ

ベントは難しかったようです。この病院で処方された

薬に変え、治療をすると水膨れもできなくなり、痒み

も痛みもなくなりました。

 でも唇の状態は綺麗に元には戻りませんでした。血

色のない白い唇になりました。唇の皮が分厚くなり違

和感が残っていました。皮の表面ではなくて中がムズ

ムズする感じ(痒いともまた違う)で変な感じでし

た。でも先生はもう治っているという認識のようでそ

れ以上の治療をする感じではなかったです。私もそれ

までのひどい状態から抜け出せたし、治療も長くて疲

れていたのでそれ以上は諦めることにしました。ただ

分厚くなった唇の皮は乾くとバックリ割れる様になっ

たので保湿が欠かせなくなりました。(それでも割れ

る時は割れる。)ワセリンしか濡れない状態でした。

その他のもの、口紅類は元々荒れやすかったのです

が、これ以降は塗ると水膨れができる様になってしま

ったのでそれまで以上に塗れなくなりました。


 その違和感は今はもうなくなりました。なくなった

のは、それから月日が流れて5年後くらいですね。う

つ病と診断された1年半後に自己免疫疾患で蕁麻疹に

なった(「蕁麻疹もいろいろある」に書きました)の

ですが、それの治療を終える頃に蕁麻疹と共になくな

りました。長かったぁぁぁ。

 因み最初に行っていた皮膚科もヤブどころか私の住

む地域では治すのがうまいと有名な所で、そこの先生

に見て欲しいと患者さんがワンサカ来るところです。

待ち時間が1時間とか2時間なんて当たり前の病院なん

です。2番目に行った病院も同じ感じです。常に患者

さんがワンサカ。何が言いたいか。↓

 皮膚が治らないフラストレーションと書きました

が、それも確かにあったのですが、とにかく長い待ち

時間待って治療してもらってるのに治らないから時間

の消費が尋常じゃないんですよ。通院が1回や2回じゃ

ないですから。この治療いつ終わるの?って。治す気

あるの?って思い始めたらもう不信感が湧いてきてし

まって、ちょっとキレてしまっていたって言う話で

す。


 なぜ皮膚のことを書いているのか。うつ病の初期症

状に皮膚炎が挙げられているのを見たことがありまし

た。それを見た時に「あ、ストレスも原因だったのか

ぁ」と思いました。確かに治療(対症療法の飲み薬や

塗り薬)でも良くなったのだと思いますが、ストレス

が減ったことも違和感が少なくなった頃と重なるので

す。皮膚の問題はストレスと少なからず関連があるの

かもしれないなぁと思いました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?