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『ゴジラ-1.0(マイナスワン)』ネタバレあり【映画レビュー/特撮】

ごあいさつ

 はじめまして、もちぞーといいます。
 YouTubeで特撮関係の動画をあげているものです(といっても登録者はまだ380人くらい・・・)。
 よろしゅう。

 特撮系含めた映画レビューの動画とかもあげたかったんですがしゃべりが下手で編集も大変なので文字で書いてみようということですわ。
 しゃべり下手でも感想言いたいは言いたいのよね。でも映画友達がいるわけでもなく・・・(そもそも友達がいねえのよ)。

 ということで、記念すべき最初の映画レビューは『ゴジラ-1.0』!!


概要

 『STAND BY ME ドラえもん』シリーズや、『ドラゴンクエスト ユアストーリー』でおなじみの山崎貴監督が手掛ける、ゴジラ誕生70周年記念作。国産ゴジラ映画は、興行収入80億円越えの大ヒットを記録した、庵野秀明監督の『シン・ゴジラ』以来7年ぶりとなる。さらに国産ゴジラで数えるとぴったり30作品目。
 70周年で30作目でシンゴジラのあとって!どんだけ乗っかってんのよ!プレッシャーえぐ!!


あらすじ

 第二次世界大戦末期、零戦による特攻作戦に参加していた主人公敷島浩一(神木隆之介くん)は、死の恐怖のあまり零戦の故障と偽って大戸島の守備隊基地に逃げ込んだ。戦争が終わり、行きずりの少女大石典子(浜辺美波ちゃん)とその連れ子明子とともに新たな人生を歩もうとするも、生き残ってしまった罪の意識に苛まれ続ける敷島。そんな彼の前に、大戸島で現れすべてを蹂躙した最悪の怪物ゴジラが再び現れるのだった・・・。というお話。


感想

 最初に言っておく。これはかーなーり、面白い!

山崎監督!舐めててごめんなさい!
 山崎監督の映画はドラえもんとユアストーリーの悪い評判しか知らなくて、それらも自分で観てはなかったんで正直めちゃくちゃ不安だったけど、そんな自分が申し訳なくなるくらい、最高のゴジラだったよ!!

 まあ正直、言いたいことがないわけじゃない。ダサい邦画特有の、「見ればわかるから!」って感じのいらない説明台詞や心情の吐露、結局誰も死なないヌルさ、わかりやすすぎるオチ、全体の予定調和感etc・・・。

でも!それらを全部ぶっつぶすくらいのゴジラの怖さ!これが最高だった!


このゴジラ、なんでこんなに怖いの??

①ゴジラと目が合う!
 普通のゴジラって「ただそこにいるだけで怖い」って感じで、ほかの怪獣や街をぶっ壊すのが主な行動、「人間なんか眼中にねえぜ」ってイメージ。あくまでゴジラニワカ(シン、VSシリーズのみ視聴済み)の俺のイメージだけど。
 でも「‐1.0」は、完全に人がターゲット。もともとティラノサウルス程度のサイズ感の生き物って設定だからか、理由はわからないけどとにかく人を殺そうとして日本に上陸してくる。明確な意思で人を襲う。だから目が合ったら終わり。ほっといてくれない、逃げられない怖さ。

②カメラが近い!
 さすがVFXの巨匠山崎貴監督のゴジラ。どこまでも精密にモデルが作られてる。日本のCGの全力って感じ。すごい。フルCGだからこそ、そして、ゴジラ・ザ・ライドをやった山崎監督だからこそ、360度すべての角度と距離からゴジラを映せる。見上げるとスタジオの天井が、近づくとチャックが見えちゃうかもしれない着ぐるみではできない撮り方。ゴジラの口の中までぜーんぶ見えちゃうもんね。

③音圧!
 足音、声、BGM、そして爆発。音がとにかくいい!地方のイオンのTOHOシネマズでもすんごいよかった!足音が近づいてくるだけでビビる。放射熱線のタメの間、背ビレがガシャンガシャン!って鳴る音。→一瞬無音→ピュンッ!(熱線発射)→着弾後一瞬無音→急にどっかーーん!!(爆音)
て感じで演出も含め、音の使い方がゴジラの怖さを底上げしてた。

 怖さだけで言ったら、個人的には「シン・ゴジラ」を越えてる。機雷のシーンでは、顔だけ出して泳いでたり、全然追いつかなかったりでかわいげもあったけど、そこでも緊迫感は損なわれてなかったと思う。銀座での最後の咆哮のシーンでは、神木君と一緒に固まって、口開けて見上げるしかなかった(前の方の席がおすすめ!)


ゴジラ以外について

①演技
 いうまでもなく役者はみんな素晴らしいです!特撮ファンの間では、仮面ライダーアギトの神様役でおなじみの神木君、シン・仮面ライダーのルリ子役でおなじみの浜辺美波ちゃんを筆頭に、みーんな上手!特に浜辺美波ちゃんの「あの時代の健気で強い美少女感」はすごかった。髪型サザエさんなのになんであんなかわいいの!あと安藤サクラさん最高っすね~。 

 でも、どんだけ役者がよくても演出や演技指導がだめだとどうにもならない。その点はどうだったか。異常に長くて大げさな泣きの演技や、無意味な役者の顔のドアップはほぼない。たまにセリフがちょっとくどいだけ。ストレスなく、素直に演技を飲み込むことができた。すんごいよかった。

②ストーリー
 普通にめちゃおもろい戦争映画。そこにゴジラをぶち込んだという内容。『永遠の0』や『アルキメデスの大戦』をヒットさせただけあって、戦争映画は山崎監督の得意分野。自分の得意な土俵にゴジラを持ってきたのは正解だった。おかげで兵器描写や戦闘描写のリアティが半端ない。実際にあった仕事や技術にゴジラを絡めるのがうますぎ。あんま興味なかったけど震電(最後に出てきた戦闘機)のことちょっと調べちゃうくらいにはよかった。

 全体の構造を、あくまで「敷島個人VSゴジラ」にしたのは賛否ありそうだけど、俺はわかりやすくて好き。「日本VSゴジラ」はシン・ゴジラでやったし、アメリカが出てきてもハリウッド版と同じになっちゃうもの。

 細かいところでダサかったり、ヌルイところはあるものの、ヒットを狙うならこのくらいがいい気もする。
 続編がありそうな終わり方だったので、素直に楽しみ。


まとめ

 とにかくすっごいよかったのでまだの方は絶対観に行ってほしい。ゴジラ知らなくても全然いいからね。

「もともとゴジラっていう恐竜の生き残りみたいなやつがいて、水爆実験の放射能でめちゃでかくなっちゃいました」

ってことだけわかってればもうわかんないことはないくらいよ。

 今後のゴジラの展開はどうなってくんだろう。「‐2.0」でもいいし、ほかの監督の完全新作でもいいんだけど。兎にも角にも、「‐1.0」がもう大ヒットしてるし、海外でも評判いいみたいなので、次もすぐ作ってくれるはず・・・だよね??

 レジェゴジ(ハリウッド版のこと)のほうでもドラマがappleTVで始まったみたいで、めっちゃゴジラ盛り上がってんじゃん!
 つーわけで、さすがにゴジラ知らなすぎるなと思ったので、もう初代から全部追ってやろうと思う。MCU全部みてんだからきっと大丈夫だ!たぶん・・・きっと・・・。


もしここまで読んでくれた方がいたら、ありがとうございます!!
次回からもよろしくお願いします~!

あ、フォローもよろしく!!!


              おわり


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