時代が新しくなるほど、古いものがアップデートされる歴史の面白さとは?


実は何だかんだバックボーンは歴史なのです。そもそも家に歴史関係のマンガがたくさんあったのがきっかけなんですが。だから、そこにある本が全く違うものだったら興味を示さなかったかも知れないし、今とはまったく別の道を歩んでいたやも知れない。

歴史のなかでは、日本史よりは世界史で。世界史が好きなのは漢字が覚えにくいみたいな理由ではなく、単純にスケール感が大きいところ。もちろん地域の歴史を細切れに見ていくような形で授業では習うことが多いけど、そこをどうダイナミックに見るかかなと。

あと不思議で面白いのは、どんどん過去の発見がアップデートされるわけじゃないですか。僕らのころの歴史の知識でいまも教えられているのってどれくらいなんだろう? みたいな。

未来に行けば行くほど、過去がどんどん変わっていくって無性に矛盾してる気がするけど、腹立つぐらいワクワクするみたいなものを感じる。

そんな歴史のなかで、そこそこ好きなパートが中央ヨーロッパとオスマン帝国。中央ヨーロッパで一大勢力を築いていたのが、オーストリア帝国。ハプスブルク家は有名な名家だったりするけど。オスマン帝国とはウィーン包囲で何度も煮湯を飲まされるなど対峙があった。

そもそも今の世界地図を眺めたときに思うわけ。えっ、オーストリアって、オーストラリアではなく、オーストリア?と。今の状況から当時の状況なんて絶対に想像出来ないでしょ? だから余計に興味がわくわけ。なぜ今そのサイズ感なんだと。何があったんだと? まぁ正直二度の世界大戦ともに若干もらい事故感もあるけど。

トルコも同じで、いまのサイズ感からウィーンに迫るなんてこと絶対想像出来ない。もしかしたら今もそんな野望持ってる人がいるかもですが。

民族の世界史を読むと、非常にトルコ民族の移動の歴史が面白い。はるかモンゴルのほうから移動を続けるごとに、いろんな国を作り、そしてどんどん東から西へ移動してきた結果のオスマン帝国。読み方が違うだけで、あれもそれもこれもトルコ系なんてことがある。そしてトルコ民族の移動に伴って世界中でさまざまな影響が出る。

それはあたかも気象現象にも似ていてダイナミックで。だから多くの人間の移動は相当ダイナミックな動きをもたらしているんだと気付く。それこそ今のこの時代は一瞬で数えきれない移動があったわけで。計り知れない影響があることを、そんなことからも悟る。

だからちょっとした疑問から少しずつ面白さを手繰り寄せるのも悪くないよね。

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