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【読書感想文】 本屋さんで出逢ったフランス 『パリで暮らしてみた』

はじめまして、宮本さな です。

Twitterでは"もちうさ"という名前で読書感想をツイートしております。

始めてから1年も経っていないのですが、すべてのツイートに読書好きな皆さまからたくさんの"いいね"をいただき、その作品が持つ力をまざまざと思い知らされ、感服する日々を過ごしています。

しかし、著作者の方々が精魂込めて世に生み出しただろう作品を読んで、その想いをたったの140文字でしたためるのはとても難しく、毎回頭を抱えながら伝えたいこと、想うことを削りに削って苦しみながらツイートしているのが実際のところです。

というわけで、Twitterでは伝えられなかった想いと、そして、折角なので私の本棚にある愛すべき本たちをこちらでご紹介しようと思います。

つたない文章ではありますが、いつかどこかで皆さまの"きっかけ"になれれば幸いです。

本屋さんで偶然出逢ったフランス

本日は、『パリで暮らしてみた いろいろ絵日記』(すげさわ かよ 著)をご紹介します。

かれこれ15年くらい前、今は無くなってしまった近所の本屋さんで偶然出逢いました。

当時、テレビで観たフランス各地の街並みや風土、フランス語の音の響きを美しく思い、魅了された私は独学でフランス語の勉強を始めたり、映画を観たりしては遥か遠くのお洒落で芸術に溢れたフランスという国に憧れを募らせていました。

そんな頃に行った本屋さんで、何気に眺めていた陳列棚に並んでいたこの本に目が止まったのです。

その場で手に取りパラパラとページをめくった瞬間、"私の憧れのフランスが、パリがここにある!"と思い、勝手に運命のようなものを感じてこの本を即座に購入したのでした。

私の大好きな作品

この作品は、語学留学していたパリでの普通の暮らしを、柔らかく温かみのある可愛らしいイラストと手書きの文章で綴られているエッセイ。

2003年の出版なので現在とは違うところもあると思いますが、パリの生活、風景、マルシェやスーパーに並んでいる食べ物、のみの市で見つけたお洒落な小物、カフェにパン屋さん、素敵なアートとパリで出逢った人たちのことなどがとても丁寧に描かれていて、あたかも自分がパリで暮らしているかのようなトキメキを感じさせてくれます。

今読み返してみても私の大好きな作品です。

それにしても、語学学校に通うだけでもすごいことなのに、習い事にも通ったりする行動力と探究心と好奇心が素晴らしくて尊敬します。

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P.S.

チョコレートが花の形にコーティングしてあるカップにホットミルクを注ぐショコラ(ココア)なんて夢でしかないし、パリで一番美味しいガレット・デ・ロアを食べてみたいし、お洒落なサロン・ド・テでのんびり過ごしたい…

パリって、素敵。

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