ピンクと青と。
この感動だけで生きられたらいいのに。
帰りの電車
半分開いた窓から見える
摩訶不思議なピンクと青と
ガラス越しじゃない
本物の世界が
絵に描いたよう、嘘みたいに映える
感傷に浸る姿は
美しい人がするから美しいんだろ
積み上げたマイナスポイントが
わたしを透明にしたがる
本当は、
君とわたしの関係だけでいい。
生まれた時は知っていた
そんな簡単なことを、
歳をとる度
わすれて、思い出して、繰り返し、
ドア横から視線を感じる
彼も、窓の外に視線を移す
伝染する「きれい」
それは、わたしの願いだけれど
空へ翔けて、そして、生きて
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