鬱になって失ったもの・得たもの②
さて引き続いて
今度は鬱になって得たものについてお話ししていこうと思います。
「鬱になって得るものってあるの?」と思うでしょう。
鬱は正直デメリットしかありません。デメリットについてうだうだ語っているのは①にて。
でも得たものもありました(私の場合です)
◇家族からの本当の理解
前置きとして、彼らを貶めようとして書いているわけではないですよ。
・家族から見た自分、自分から見た自分のズレ
・ゆっくりおっとりしてる
・まじめ
・怒られても上手に流せている
これが両親→私へのイメージだったそうです。
実際は割とすぐ(心の中で)キレてるし、真面目ではないし、怒られたら1週間か下手したらずっと引きずりまくる人間です。
ここで両親と私の中で「もち」という人間に対する認識がズレていました。
この認識のズレが私の中ではかなりしんどくなる要因その1でした。
・その応えは上司目線であって親目線ではなかった
うちの両親は社会人として立派な地位を築いており、人脈もあって人から尊敬されるような人たちです。うつ病になった人も社内でいて、その人たちにアドバイスを送ったり、手助けしたりしてきました。
だが身内だとまた別、という話なんです。
両親は子どもたちが社会に出たときに困らないよう、一生懸命に社会の厳しさや、世間的な常識、仕事に対するアドバイスをくれました。
ですが、子ども(私)からすると
それ外で上司から言われるアドバイス!
私が求めてんのは親としての慰め的なやつ!!!!!
となっていました。親子関係上、そんな反論ができずにいたので、ここでもまた何かしらのズレが発生していました。
家帰ってきてまで、上司目線なアドバイス入ります?
私はいらない(大声)慰さめるか適当にいなしてくれ(わがまま)
・ズレの解消
さて、これら以外にもたくさんあった親子関係?認識のズレ?を解決できたのは皮肉にも、うつによって入院したからでした。
入院してから、両親は過保護(当たり前だけど)モードがオンになりました。上司モードは時折出てくるけど。
両親は全て好意でやってくれているのに…
Instagramではこんな感じで描かせてもらったエピソードですね
これもまた私には重く感じて、迷惑をかけてるなぁ、申し訳ないなぁと自分で自分を苦しめていく要因になりました。
でもそんな気持ちを両親に上手に伝えることもできない。
どうしたら…と悩んでいたところ、入院中の担当医さんが
「じゃあ私が代わりに話してきますよ。今後の治療の為にも必要ですから。」
え、言ってくれるの!?神かよ!!
ということで担当医さんに色々両親とのことを打ち明け、伝えて欲しいことをまとめていきました。
そして両親と担当医だけの面談を設けてもらい、現状を伝えてくれました。
詳細はここに…(宣伝←)
こうしたことで、得られたものは家族からの適切な接し方でした。
これはうつ病患者にとってはとても大切なことで、一番そばにいる人(私の場合は家族)からの接し方次第で良くなったり悪化したりします。
入院の初期段階で、両親が「うちの子は実は思っていたのと違うんだ」と気づいてくれたことは、この後の私の治療の中でとてもありがたいことでした。
もちろん、私も両親も完璧に速攻で変わったのかと言えばそうではないので、徐々に、徐々に互いの接し方をはかっているところです。
…得られたもの一個だけかよ!!!!!
というツッコミが飛んできそうですが笑
うつになって得られたものが一つでもあるだけ十分だと思います。
一番そばにいる人から理解が得られなくて苦しんでいる人はたくさんいると思います。
かつての私がそうでした。
なんなら今も、前とは違う問題が私の体に起きていて、親とはぶつかっています笑(両親=正論vs私=感情の爆発、みたいな)
そういう人にとって何か解決になる文章が書けたらいいのですが…そんな奇跡的なこともないし、専門家でもないので…そういった人たちが少しでも安心して治療が受けられる環境になればいいなと祈る日々です。
以上、鬱になって得たものでした👋
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