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最近読んだ本の話 vol.2

 最近読んだ本の話、第2弾です。前回の「最近読んだ本の話」のnoteを書いてから読み終わった本をご紹介します。今回もAmzzonの紹介文を添えます。

1、平野啓一郎『マチネの終わりに』

 こういう内容です ↓

天才ギタリストの蒔野(38)と通信社記者の洋子(40)。
深く愛し合いながら一緒になることが許されない二人が、再び巡り逢う日はやってくるのか――。
出会った瞬間から強く惹かれ合った蒔野と洋子。しかし、洋子には婚約者がいた。
スランプに陥りもがく蒔野。人知れず体の不調に苦しむ洋子。
やがて、蒔野と洋子の間にすれ違いが生じ、ついに二人の関係は途絶えてしまうが……。
愛とは運命なのか、それとも、私たちの意志なのか?
                         -Amazonより引用-

 私は平野啓一郎さんの本を読んだことがなくて、初めて読んだのがこの本です。読み始めたばかりの時は、蒔野と洋子は自分とは住む世界の違う人だからなぁ、と客観的に見ていました。ですが読み進むにつれて、こんなにお互いを必要として愛し合っている二人には結ばれてほしい!と切なる願いを込めながら祈るように読みました。最後、やっと再会できるんですけど…。本を読み終わった後、アマゾンプライムで映画も観ました。映画は原作の小説とは設定とかエピソードが所々違っていて、「あれ?」と思いますが、ギターの演奏が聴けたりだとか映画には映画の良さがあります。


2、温又柔『空港時光』

羽田⇔台北――空港を舞台に鮮やかに浮かびあがる10の人生、そして新しい生のかたち。各紙絶賛の表題作「空港時光」と傑作エッセイ「音の彼方へ」。いま最も注目される気鋭作家の飛翔作。
                         -Amazonより引用-

 初めて読んだ作家さんです。台湾の物語ということで興味を持ちました。空港を舞台に色々な家族の物語があって、台湾の人から見た日本人ってこういう風なんだ、親日といってもいろんな見方があるもんなぁと考えたりしました。


3、ウンベルト・エーコ『ウンベルト・エーコの小説講座: 若き小説家の告白』

高名な中世美学研究者にして哲学者が、ある日ベストセラー小説家に!処女作『薔薇の名前』ほかの世界的名作・話題作は、どのような方法で生み出されたのか。最初のアイディア、緻密な調査・考証の方法、「リスト」作り、さらには創作世界と読者と作家の関係。五〇歳目前にして小説を書き始めた、自称「とても若く将来有望な小説家」が、創作の手のうちを見せる。
                         -Amazonより引用-

 今読んでいる途中です。ウンベルト・エーコさんの本を初めて読みました。以前から気になってはいたのですが今まで読む機会がなく、『薔薇の名前』も読んでいません。この小説講座面白いです。読者や批評家が言ってきたことに徹底的に反論したりしていますが、この本は大学でおこなった講義をまとめたものなので、こんなにしゃべらはったんや!と驚きの分量です。読者がフィクションの中の登場人物を本当に存在しているかのように思ってしまうのはなぜだろう?とか、自分の作った「リスト」の紹介など、とても面白い内容でした。まだ読み終わってないですけど…。読み終わったら次は『薔薇の名前』を読んでみようかな。


 書けるかどうかわからないまま書き始めましたが、何とか書けてよかったです。今日も本読みます。最後まで読んでくださってありがとうございました。

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