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【子どもが遊び育つには?⑤】社会課題として中間支援として取り組んでいるTOKYO PLAY~変化と私たちにできること~

■最初に

こんにちは!サイボウズのもっちーです😊

中間支援という立場で、様々な居場所の形を地域と一緒につくっている、TOKYO PLAYさん。

前回は、遊びって環境問題なんじゃない?というお話でした。
今回は変化してきた遊びと私たちにでいることについてのお話です!

▼以前の記事
中間支援としての活動
活動が出来るまで
③そもそも子どもって
④遊びって環境問題?

TOKYO PLAY
Webサイト:https://tokyoplay.jp/
fecebook:https://www.facebook.com/TOKYOPLAY



■遊びも変化している


・子どもの娯楽の変化


今、漫画さえ読まない子たちもいるよね。テレビも見ない。
最近なんかYouTubeでさえ見ない。
TikTokだけってことも多いよ。
と、嶋村さん。


情報がほんといらなくなっているのかな?とも思っていて、
もちろんYouTubeも大人気だし、ゲームも人気だけどね。
じゃあ、
今の子どもたちが指を作って遊ぶのが嫌いかっていうと、
全然嫌いじゃない
んだよね。
パチンコ作るのも大好きだしね。
鬼ごっこだって大好きだし、サッカーとか身体を動かすのも好きだし。
たき火だって大好きだしさ。


でも、それをできる場所と時間と仲間がいない。


ちょっとした、いたずらなんかも、やってもいいような隙間もない。
あと子どもたちだけで、たまれるような、そういうのもない。


そうか…って考えたときに、
今と昔を比較すると、
18歳未満の子ども1人当たりの大人の人数としては、今の方が断然多い。


昔の方が大人は厳しかった。といいますよね。
でも地域の自分以外の子にも愛情をもって、厳しいことも言っていたともいいますね。

そもそも物理的に大人の人数が多くなった今、
たくさんの大人が、みんなで厳しくしたら子どもはまいってしまう
よなーと思ったりして聞いていました。


そういう状況の中で、やっぱり
子どもが自分で自分を育てる、自ら遊び育つっていう、生き物としての本能が発揮されるようなことを、社会の仕組みの中で守らないと、ムリだなと思うと、嶋村さんは考えているそうです。


・学校という専門性と育ちの専門性


学校には学校で専門性があり、そのために本気で動いている人たちがいる。

でも、子どもが自分で自分を育て、
自ら遊び育つようなことをするためには、
子どもが自ら遊び育つっていうところを、
守り広げ育てるための専門の人が必要
といいます。


それって遊び場にいる人もそうだけれど、
子どもが危なくないようにとか、そういう人たちじゃなく、
子どもが危険なことに触れるって、何が危険かっていうことを、
その幅を知ること。

その上で、自分の身を守るっていう大切なこととか、
危ないときにきちんと身を守れる、そのためにどうしたらよいかということが分かる。


何かやろうとしても、
いろいろと経験が必要だなと理解して、温かく見守れる、
そういう街の人たち
がそこら中にいるっていうのが良いのではないかなと思っています。

そういうことを増やす。そういう人を増やしていきたい。
そうお話いただきました。


・私たちにできること


例えば大人ができることって、どんなことがあるんですか?
とお聞きしました。


例えばだけど、人がいないときに、すべり台を下から登っていても、
いいよね。とか、
時には喧嘩も必要だよね、とか。


それだけで切り取られると、NGな行為に感じるかもしれないけれど、
子どもが遊ぶ中で、いろいろ失敗もするし、
トラブルもあるし、時には怪我をするときもあって、
でも、その中で、ちゃんと「大丈夫」だって思える。


そんな風に、育っていくのって、大事だな。
そういう風に思う大人が増えるだけで変わると思う。


嶋村さんは続けて、

でも今は、迷惑をかけちゃいけない。怪我をさせちゃいけない。
失敗もできればさせたくない。
そうやって、制約されていることがあまりにも多い。


だけど、そうした人たちも
子どもの時にはいっぱい傷ついて、
苦しい思いをして大人になっていったはずです。


だから、「あなたはあなたのままで」、そういう風に、
言葉を受け止められて育ってほしい思いがあります。


どこかで、そこを受け止めてもらったりした人たちが、
本当はいっぱいいると思うので、逆に大人に出会って、
そういう気持ちを取り戻していった人たちも、いるはずだから、
一人一人ができることって、

子どもって、いろんなことにぶつかりながら、遊び育っていくんだよね。
そういうことを、みんなが大切にしながら、関わり合いの中で、
育っていこう、育てていこうって、いう風に信じられることだと思う。


それは、子どもを信じてっていうことですか。と聞くと、


子どもの発達とか、自立とか、成長とかを信じて、みたいな感じかな。
やっぱり、優しくしてくれた思いがあると、
人には優しくできるんだろうって。

大人も気づかないところで、
子どもは実はたくさん、経験したりする可能性がある。
それを信じて、見守れるといいな。
そう、お話いただきました。


■最後に


最後までありがとうございました!

子どもの遊びの変化って、実はその遊びをする場や
時間がないことや、その遊びをする人数が集まらないことも関係しているんだなと考えさせられました。

次回はTOKYO PLAYさんの最終回、子どものために大人のために、関係性をつなげているお話です。

また見てもらえると嬉しいです😊

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