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【子どもが遊び育つには?④】社会課題として中間支援として取り組んでいるTOKYO PLAY~遊びって環境問題?~
■最初に
こんにちは!サイボウズのもっちーです😊
中間支援という立場で、様々な居場所の形を地域と一緒につくっている、TOKYO PLAYさん。
前回は、そもそも子どもって・・といったお話をお伝えしました。
今回は遊びって環境問題なんじゃない?と嶋村さんからお話がありました!
▼以前の記事
①中間支援としての活動
②活動が出来るまで
③そもそも子どもって
TOKYO PLAY
Webサイト:https://tokyoplay.jp/
fecebook:https://www.facebook.com/TOKYOPLAY
■子どもの遊びと環境問題
・子どもの遊びは環境問題
嶋村さんは、
「子どもの遊びって環境問題」
そんな話を、最近あちこちでしているといいます。
単に市民とか、草の根グループとか、施設とか、
それぞれで何となく自分の理想を頑張ってやっているのが現状です。
それでも、綺麗な水とか空気が当たり前だった時代って、
別に何もしなくても、国レベルで何か対策をしていなくても、
綺麗な水や空気が保たれていた時代はあったと思うけど、
だんだんそうではなくなってきていて、
人体にも影響が出て、初めてこれはなにか対策をしないといけないよね。
そうして、環境基準が作られて、
それに合わせた製品が出てきて、
普及・啓発・教育・広報、そんなさまざまな取り組みをするようになった。
今の子どもたちも、遊んでないということはないんだよな。と・・
空気だって、吸えているし、水も飲めてもいるけれど、
環境の対策が必要なように、
子ども時代を存分に遊んで満喫して、
たくさん心も体も、人との関わりも、充分に育って大人になっていく。
そうやって、遊び育っていくのは幻想だよね。
そう思っていて、その意味では
子どもが遊ぶっていうのは、
自分で自分を育てるという、
誰にでも保障されているはずの良い仕組みだと思う。
なので、環境問題と同じように、
社会で守っていかないと、その時代が過ぎたら取り戻せないし、
心にも体にも、影響が出てくる時がくるんじゃないかと思っている。
だからそのためにできることって何だろうと考えているとお話いただきました。
![](https://assets.st-note.com/img/1698124849217-rFt67hRbrc.jpg?width=800)
・遊びのマニフェストと社会の課題
環境問題のように、社会が向き合うためにできる事を考えて、
初めて出したのが遊びのマニフェストです。
やっぱり社会の課題とか、政治の課題にしてもらわないことには、
環境問題って取り組めない。
だからそういう意味で、子どもを育てる大人を支える、
子育て支援を国で取り組んでいる。
大人が子どもを、どう教えるかっていう教育の制度も国では整っている。
だけど、
子どもが自分でやりたいって思ったことを、
やりたいようにやることで、
自分を育てていくっていう「遊び」っていうこと、
それを支える制度って何もない。
最後の1つのピースを国として作りましょう。
そういういう気持ちで作りました。
やり始めている国もあって、
本当は、そんなことやらなくても、保障されているのが一番いい。
そうじゃないからやらなきゃいけない。
イギリスのウェールズっていう国が、世界で初めて、政府としての子どもの遊びを保障するための戦略と行動計画を出しています。
そうすると何が変わるんですか?と聞くと、
そうすると、そのために、
例えば、遊ぶ場所が少ないってなったら制御しないことができる。
田舎とかは、別に遊び場ではなくても、遊べる場は、
いっぱいあるんだけど、
車のスピードが、イギリスとかはとても速い。
そうすると、道路をそもそも渡れず、遊びに行くこともできない。
そういうことを、考えて整備していくこともできます。
あと、プレーパークみたいな施設だったら、
計画を作ったり、研修をいろんな人にしたり、啓発活動をしたり。
政治って何かっていうと、予算をつける。仕組みをつくる。
あとはそれがうまくいくように人を動かす。
子どもがどんな風に遊べていて、どんな風に遊べていないのか。
遊べていないとしたら、理由は何なのかっていうことを、
3年に1回自治体がアセスメントするようになりました。
そうすると、
半永久的に子どもの遊ぶ環境が、
どんどん良くなっていく仕組みになっていく。
時代にも合わせて良くなっていく。
実態をきちんと把握して、環境問題として社会で取り組むってそういうことなんだなとお話をきいて感じました。
![](https://assets.st-note.com/img/1698124865153-bbo0Gv9AvR.jpg)
・子どもの自由な時間
大人の週の労働時間は40時間って決まっているよね。
子どもの、大人が決めたことをやらなきゃいけない時間も、
ある程度制限があってもいいと思う。
と、嶋村さん。
子どもの自由作業の時間がきちんと確保されるって、
実はとても必要と思っていて、それは大人がいる環境でもいいし、
いない環境でもいいと思う。
そして、遊びの選択肢も増えていきます。
ゲームについて質問しました。
ゲームを子どもたちが好きなのは必然だと思っていて、
やっぱり最先端なものって楽しいんだよ。
狩猟採集時代に一番楽しかった遊びって何だと思う?
と質問されました。
「新しい武器を作るとかですか?」と聞くと。
そうなんだよ。弓矢とかさ、遠くに飛ばせるようにとか考えていて、
そりゃ楽しいよなって思った。そう嶋村さんはいいます。
産業革命があって、道具、自転車とかさ、
そういう製品を使って遊ぶ遊びが、やっぱり楽しいし、
そして、情報革命が、、、
それなら、ゲームが楽しいっていうのは、当たり前だよね。
野球が流行った1970年代とかには、野球のさせすぎは良くないっていう風に言われていたらしいです。
時代とともに、色んなことを認められていき、
色んな選択肢が増えている中、
子どもが自由になる時間は、制限がきびしくなっているのが今なのかなと考えさせられました。
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■最後に
最後までありがとうございました!
「遊び、育つ」ことは環境問題と一緒なのではないかという考え方、
そして、環境問題として政治として扱われることで、
人の配置や整備もでき、半永久的に続いていけるようになる。
いろいろと勉強になったお話でした。
次回は子どもたちの変化と私たちにできることをお伝えします!
また見てもらえると嬉しいです😊