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【障碍者雇用】④ 潜在能力を引き出し、その人のらしさに着目!「ジーニアス」〜今、そしてこれから〜
■最初に
こんにちは!サイボウズのもっちーです😊
前回は、ジーニアスの大切にしている、「生きづらさを面白さに転換する」「面白さ」についてお伝えしました。必見です!
今回は、ジーニアスのこれからについてお話します。
▼以前の記事
①活動の紹介&特徴
②活動ができるまで
③面白さを増やしていく
〜ジーニアス〜
Webサイト:https://geniusart.jp/
インスタ:https://www.instagram.com/suminasu.genius/
アートのオンラインストア:https://geniusart.base.shop/
オリジナルブランド「fa」:https://fafafa.jp/
■活動内容
![](https://assets.st-note.com/img/1694155208551-2P7ab7tdUj.jpg?width=800)
・現場はしないと決めている?
僕、創業時、現場は一切しないと決めているんです。
西村さんはいいます。
というのは、現場に役割を置かないと決めている。ということみたいです。
そこには、こんな理由があります。
そもそも、僕は現場のスペシャルを持っていないっていうのがあって、
僕のスペシャルはもっと他に、外に向いていて、そこの部分で戦っている。
と、いうのと、
創業者ということもあり、
ある程度のフェーズまでは、ワンマンでも良いと思っているんですけど、
現場でまで僕が意見を言っていたら、何の爆発力もないというか、
科学反応が起きないので、
科学反応を楽しみながら、
あ、そうなったんだって、報告を楽しみながら受けています。
![](https://assets.st-note.com/img/1694155228702-XoQMLMqS4v.jpg?width=800)
・チームが大きくなってきた
ジーニアスさんは、昨年末〜人員を増やしています。
デザインやアートに携わって来た方が多くいます。
そして、個人でも作家さんとして活動されている方も多いです。
中学校の美術教員や、特別支援級とか担当していた方、
大学卒業したばかりで、近くの付属中学校で、美術の非常勤講師の方。
オリジナルブランドの「fa」に応募してくれた、デザインの方もいます。
faでの募集は終わったけれど、とても魅力的な方だったので、
ジーニアスで働いてもらっているそうです。
当初からいる方も、感性が素晴らしくて、
アーティストの表情だったり、良いところとか、見出す力がすごいです。
そう教えていただきました。
大きくなっているジーニアスさんに期待です。
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・他業界からジーニアスへ
昨年末に入社した、福祉の分野は初めての方ともお話しました。
私も最初入社した時は、
どこか怖さというか、
自分がいろんな場面で、対応できるかなとか、
すごく不安はあったといいます。
でも、運営してる人たちが、
すごい笑ってたり、ふざけてたりとかしていて、
アーティストに喋りかけられて、結構難しいことを言われてるんだけど、
個人の抱えている難しさの部分にいい意味で、深入りしないというか、
いい感じで、笑って返してる。
その空気感作ってるのが、やっぱりすごいなと思って、
怖さっていうよりも、自分も一緒に楽しもう。
受け入れるっていう心持ちになりました。
代表が明るい人だと、違うんだなととても感じます。
そうお話ししてくださいました。
![](https://assets.st-note.com/img/1694155263270-rPK01D9vnO.jpg?width=800)
・アートを通じた実証実験
ジーニアスさんは、アートで実証実験もしています。
最近は、京都で実証実験を終えたと教えてくれました。
すごく安心につながったらしいんですよ。
と、西村さん。
アートという手段を通じて、「そんな風な目で見てもらえるんだ」、
そういうことが、すごく安心になったと言ってもらったといいます。
評価とか否定を一切しないようにというエチケットがあって、
それもあって、参加してくれた人も、
全く他の人が気にならなかったそうです。
評価をしないって難しいなー。
上手とか、綺麗とか言ってしまうなーと伝えると・・・
そこも、きつく縛ってはいなくて、言わないほうがいいっていう、
エチケットになっているそうです。
言っちゃっても、言っちゃったねぐらいの感じで、
だからこそ安心が生まれている。
安心が生まれるから、みんな描くことができて、
それを見てまわって、そのあと、
1人1人自分の作品のことについて語りたくなって語るんです。
それの一連の流れが、美術館に来てるみたいだなって、
いろんな角度の体験がありました。
絵を描けなくても、上手とかじゃなくてもよくて・・
ジーニアスに来る上で必要なことはアートに興味関心があること。
それはすごく大事です。
興味関心がなければ続けられないので。
そして、これは正直、
就労っていう始め方をして良かった点と、
まだまだ制度に縛られて、
自分が思い描くサービスが出来上がっていってないと感じるところがあって、
それを抽出したものが、実証実験です。
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・実験の目的とゴール
実証実験の目的は、2つあります。
1つは、
そういう場があることで、どんなニーズがあって、
来る人たちに、どんな本質的な動機があるのか、
それを探るためというのがあります。
2つ目は、
理想としては、ライターとかウォシュレットのように、
障碍のある人に向けて作られた「ジーニアス」というものが一般化されるといいな。
そういう想いがあって、
リアルな場もあって、オンラインでもできて、ハイブリッドができるといいなと思っています。
そのための、オンラインのシステムを構築していくためにも、
どこをシステム化するべきかとか、いろいろ仮説を立てて検証したいというのが、あります。
そして、その先にあるのは、「アートのフィットネス」??のようです
![](https://assets.st-note.com/img/1694155293187-OwImEbrDyG.jpg?width=800)
・アートフィットネススクール??
実験を通じて、西村さんが作っていきたいものは、
アートのフィットネスクラブのようなものといいます。
フィットネスってアスリートじゃなくてもいけるじゃないですか。
今の自分より、ちょっと変わった自分になりたいとか、
そういうライトな動機でいい。
そんな風にアートに取り組める環境っていう、
ある意味、今までの感覚ではない新しい場を作りたいなと思っています。
障碍のある人だけが生きづらいわけではない
と思っています。
世界中で今、精神疾患の方とかも増えているので、
生きづらさって基本的には、やっぱりメンタルの部分が大事だなと思うんです。
特性が環境とミスマッチを起こして、
メンタルが悲鳴を上げているみたいな状態が生きづらさ
そう考えていて、それって世界中で本当に増えていっていて、
そういう普遍的な生きづらさにアプローチしていきたいと考えています。
西村さんの取り組みが、障碍の有無に限らず、
生きづらさを抱えている人に、当たり前に届くものになるといいなーと私も感じました。
今後もとても楽しみです!
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■最後に
最後までありがとうございました。
ジーニアスさんの今後は、障碍の有無にかかわらず、
「生きづらさを抱えている人」なんですね。
誰かのために、の「誰か」が広がっているのを感じました。
サイボウズでは、毎年幕張メッセで自社イベントをしています。
その名も「Cybozu Days(サイボウズデイズ)」
https://days.cybozu.co.jp/
今年は、11/8(水)、11/9(木)での開催です!
テーマが「DX」なので、ツールに興味がある人、お近くの方、ぜひご参加ください。
次回も見てもらえると嬉しいです😊
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