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【障碍者雇用】③ 潜在能力を引き出し、その人のらしさに着目!「ジーニアス」〜面白さを増やしていく〜
■最初に
こんにちは!サイボウズのもっちーです😊
前回は、ジーニアスの活動ができるまで、代表の西村さんの人生観も含めてお伝えしました。
今回は、ジーニアスが大切にしている、「生きづらさを面白さに転換する」「面白さ」についてお伝えします。
▼以前の記事
①活動の紹介&特徴
②活動ができるまで
〜ジーニアス〜
Webサイト:https://geniusart.jp/
インスタ:https://www.instagram.com/suminasu.genius/
アートのオンラインストア:https://geniusart.base.shop/
オリジナルブランド「fa」:https://fafafa.jp/
■活動内容
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・面白がること
「生きづらさを面白さに転換する」そう掲げているジーニアスさん。
面白がる視点で見てなければ、そういうものって見えない。
そう西村さんはいいます。
こうあるべきものだという目で見てると、足元を固めちゃうというか、
いかに自由な視点で楽しめるかが、
重要だと思うし、社会の中にそういう視点が増えていくと、
もっと認められるようになるのかなと思います。
面白いと思う瞬間を作っていく。そして、その瞬間を増やしていく。
それをみんなでやっている感じです。
・面白さを増やしていく
「面白いを増やしていく」そこに至ったのは、
どういうところからなのか聞いてみました。
ニーチェの言葉で
人間だけがこの世で悩み苦しんでいる
だから人間は笑いを発明せざるを得なかった
そんな言葉に出会って、
まさに、光と影かなと感じました。
光がなければ影もない。
その矛盾と向き合うことが大事だと思った時に、
僕の場合は面白いと思えていないと、生きてこれなかった人間だったので、
特性って、本当に生きづらさにもなりますし、
逆の見方をすると、面白さと才能にもなっていると思うので、
どうせなら面白い方に向けたいと感じています。
せっかく生まれてきたのであれば、楽しい方がいいに決まってる。
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・ご機嫌でいられること
ご機嫌でいられることが、一番幸せだなと思っています。
凸凹がある僕からみると、フラットってすごくいいなと憧れがある。
人間って多くが欲求が備わっていて、
だからこそ、欲求の方に進むっていうことは、
結果として、幸福に対して進んでいるっていうことだなって、
認識しているところがあります。
幸福を感じる力、捉え方をいかに感じられるかということだと思うんです。
生きていると辛いこともある。
でも、だからこそ、味わい深さがある。
経験を積み重ねて、
いろんな経験をしてこそおいしいと思う苦味を、
美味しいと感じられる感覚を、、、。
それは、まさに人生の幸福を感じることだと思っています。
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・困っていることとの向き合いかた
世間一般的にいわれている、
普通の社会生活を送るのに支障をきたしている生きづらさがある。
そういうことが障碍なんだろうなって思っています。
その、困り事とそれと折り合いをつけながら、
付き合っていきながら、楽しく生きていったり、
そこから脱することができる。それが、ジーニアスだと思うんです。
なので、ある意味障碍のある方が来るところ、それは間違ってはいなくて、
ただ、僕がもどかしいのは、
捉え方をもっと楽にしていけたらいいなと、
そうじゃないから、苦しくなっちゃうんだろうなっていう感じもあります。
多分、本人の中の生きづらさの部分がそこにあるような感じがしています。
また、西村さんからはこんな興味深いお話しもしてくれました。
環境にミスマッチを起こしているのに、
そこに居続けなければならない理由みたいなのがあったりする。
その多くを占めているのが、盲目的な執着だと思うんです。
その執着には理由があって、
家族を養わなければいけない、
自分が今までここで続けてきたからここから出るの怖いっていう恐怖心。
そういうのがあるなと思います。
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・ジーニアスからの就職
ジーニアスから就職した方の場合は、
就職をしたいという気持ちが固まってきて、
正直まだ整ってないかなと思いもしてたけど、
彼女はもう気持ちが溢れ出していた。
「就職がしたい、支援とかもういいかな」
そう泣きながら伝えたといいます。
素晴らしいなと思いました。
支援を受けていると、甘えることに慣れることもあり、
何かしてもらえることが当たり前であれば、
自分が思っているのと違うリアクションが起きた時に、
他責しちゃうこともある。
でも、それって自分の人生を生きていない。
受け身の状態な気がしています。
なので、彼女が支援とかもういいかなって言って、
就職をしたいと言ったのが素晴らしい。
自分の人生を生きようとしてるんだ
そう思って、すごく応援して、
今、彼女は食材を配達する、配達ドライバーとして就職していきました。
大事なのは、
本人がしたいことに向かって進むのを、後押ししたり、そそのかすこと。
といいます。
そそのかすことは、とても大切な役割だと思うんです。
まっすぐ進める人なんてなかなかいない。
思ったように行かないから道を変えるでもいい。
それって、
ちゃんと自分の「幸せに生きる道」を追求しているな
と思います。
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・目指すところは
やっぱり、B型事業所って収入が少ないです。
みんながみんな生活保護を受けて、
障碍者年金をもらって生活しているわけでもなく、
またそれに満足しているわけでもないです。
僕としても、税金を使用していく人から、
納税する側に回っていくっていうのは、大賛成で、
そうなってほしいなと感じています。
ですが、焦らなくてもいいし、
無理して目指しているなと思ったら、肩の力を抜いたりとか、
そういうことも必要だと感じています。
無理して目指しちゃう人も多いですか?とお聞きすると
いますね。
その時は、その人の特性とか、段階とかを見ながら
結構いけるかなと思うこともあれば、
まずは、やってみないと納得しないでしょって思うことが多いですかね。
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・ジーニアスの大事にしていること
大事にしているのは、
その人が人生の大きな方向性として、どう生きていきたいのか
っていうのを、最初に聞くようにしています。
3年後の自分はどうなっているのか。1年後どうなっているのかとか、
好きなもの、苦手なこと、アセスメントシートがあって、
その中で、なぜジーニアスに来るのか、
みたいに定めるようにしているんです。
そこを軸にして、いろいろと話をするようにしていて、
面談を繰り返しながら、徐々にまず面談だけでもいいからおいでって言いながら、来れるようになっていって、だんだん楽しくなっていって。
作品が完成する、そうすると、また調子が上がってくる、
それでだんだん週3回来れるようになっていって、
毎日来れるようになっていって、皆勤賞が何ヶ月か続いてみたいな感じです。
だからこそ、
その人が本当に生きたい人生って、その人の中にあるはずなので、
その答えの解像度を上げるお手伝いというか、引き出したりしています。
リズムが身について、自信がついてきて、皆勤賞につながって、
また他の仕事でも認められて、その繰り返しから、就職につながっているんだなと感じます。
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■最後に
最後までありがとうございました。
かなりの分量で書いてしまいました。
面白がることって、大事ですよね。
サイボウズも「面白がること」「面白いと思ってもらえること」を大事にしている会社だなって思います。
西村さんが語っていた、「ごきげん」って私もすごい考えていることです。
まずは自分がごきげんでいられるように、面白がれるようにしていきたいです。
次回は、ジーニアス最終回!
ジーニアスの今とこれからのお話です
次回も見てもらえると嬉しいです😊