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【毎日を笑顔で迎えるおうち】「インクルーシブな地域の居場所」小金井地域の寄り合い所 また明日さんへ行ってきた①~居場所紹介編~

■最初に

こんにちは!サイボウズのもっちーです😊
私がこれから発信していきたいことの1つに、インクルーシブ(多様な人を受け入れる)な居場所があります!!
今回は、武蔵小金井にある「地域の寄り合い所 また明日」さんにいってきましたので、全3回のシリーズでお伝えします。(水曜日更新!)
お子さんもシニアも幅広く様々な世代が集い、多世代が交流しています🎈

インクルーシブとは:多様な人々がお互いを尊重し合い、共に支え合う社会

■インクルーシブな居場所って?

誰でもいけるみんなの居場所

施設や学校など生活の中で「子どもだけの居場所」、「シニアだけの居場所」、などの同世代だけの居場所が多いですが、子どもだけでなく、シニアだけでもない、「誰でも」行くことが出来る居場所です!
ふらっと立ち寄ることができ、子育て中の親子や障害を持っている人など、どんな人でも迎えてくれます🏡

色んな人がいることで、自然と支え合い、自然と教えあいが生まれる場ですが、しなければならないことはなく、「ただそこにいるだけでも良い」そんな場所です。

多様な人、多世代が交流することの意味

様々な人と関わることで、心理的・身体的ウェルビーイングの向上に寄与することが明らかとなっています😊
日常生活の支援や介護予防につながると同時に、地域の方がつながり、共助を生み出すことができるのです。世代間交流ではシニアの方と子どもの双方に好影響を与えることが分かっています!

高齢者は子どもたちと触れ合うことで、元気や意欲、生きる活力がもらえます。そして社会的孤立の解消や能力、知恵、経験の社会的活用などもできます。
色々と体験、経験してきた話を聴くだけでも勉強になったり、子どもをあやすことや昔遊びを教える事もあります!
子どもたちは、シニアの方から知識や経験を教わることができます。また、家族や学校だけに限定されていた人間関係が広がり、思いやりや感謝の心など人間性が育まれるのです。

ウェルビーイング
心身ともに満たされた状態を表す言葉です。
もともとは、「健康」という言葉が、身体的に良好な状態を表す概念だったが、Well-beingは「身体的・精神的・社会的」にも良好な状態を表しています。健康って身体だけではなく、精神的にも社会的にも良好であってこその「健康」ということですね。持続的に良好であるとしていることがウェルビーイングの特徴です。

地域の寄り合い所 また明日さん

「また明日」の言葉を大切にしている

Webサイトには「また明日」の言葉に込めた想いが書かれています。
この想いを読んで「また明日」という言葉が人とのつながりや、精神的な意味も込めた自分の居場所を感じられる言葉だと感じました。

何気なく交わす「それでは、また明日」という言葉には、「明日もがんばりましょう」といったエールの交換、明日という未来への希望、今日という日を互いに無事に過ごせたことへの喜び、感謝。そんな想いが込められています。やがてはその想いが広がり、「あの子、あの人、あのお年よりは今どうしているだろうか?元気だろうか?」と、誰かを思いやる心の余裕が生まれるように、" NPO法人 地域の寄り合い所 また明日 "がそのきっかけのひとつとなりえたなら幸いです。

http://www7b.biglobe.ne.jp/~mata-asita/about/index.html
また明日の動物たち

また明日の特徴

デイホームと保育園がアパートの5部屋の壁をぶち抜いて、世代間や多様な人との壁もない空間になっています。
デイサービスと保育園の両方の施設を運営している法人さんでも、個々の生活する場は別にあり、交流の時間を持っているということがほとんどかと思います。また明日では、同じ空間にあるというのが大きな特徴になっています。

職員だから、利用者だからということではなく、出来る事や得意なことをやりたい人がやる空間です。
プログラムがあるわけではなく、あくまでも生活の場のため、やらなくてはいけないことがあるわけではありません。

施設では介護をされる立場のシニアの方が、ここでは子どものお世話をする立場となって過ごしています。

学校が終わって、寄り合い所に来た子どもたちは、宿題をやったり、おしゃべりしたり、動物達と触れ合ったり、自由にすごします
動物たちとも触れ合えます。アニマルセラピーにもなりますし、お家ではペットが飼えないお子さんも、お世話という経験をしています。

デイホームと保育園と寄り合い所

同じ空間で過ごすことで日常の中での関わりをしています。
家族以外にもデイホーム利用者や寄り合い所に訪れる人々等と日常を共にします。
たくさんの目をかけてくれる存在があることって、家族から見ても安心ではないかと思います。そして、色んな世代や多様な方とのコミュニケーションから学ぶことができますね。

お子さんも、たくさんの方からの愛情を受けることで、自己肯定感が高まりそうに感じました。
日常の中でのちょっとした「相談したい」「話をしたい」と思うことがあっても、なかなか相談できずに悩んでいる人もいると思います。
寄り合い所は「誰でも」ふらっと立ち寄ることが出来るので、行ってみて話したくなったら話すこともできるし、雰囲気だけ確認してみることも可能です。

また明日保育園のページやまた明日デイホームのページにはこんな文字も・・
デイホーム:介護の悩みや不安を抱くご家族へは、精神的なケアを中心にサポートします。
保育園:また単に預けたり預かったりするだけの場所ではなく、 親御さんにとって「もう一つの実家」になれたら嬉しいです。
利用する人だけではなく、その家族へも寄り添ってくれるそんな場です。

感想

今回、お邪魔したいとご連絡したときに、言われていたのが、「親戚がたくさん集まった」ような空間ですよ。というお言葉でした。
本当にそのような場で、あちこちで話が飛び交ったり、みんなで会話したり、ある人は別の場で動物と触れ合ったり、日常そのものでした。

大人たちがお話する中、お昼寝をしている子どもと、お昼寝から起きて遊んでいる子。大人に混ざって遊んでいる子。
学校から帰ってきて「ただいまー」と寄り合い所に顔を出し、今日のことをお話している子どもたちも。

この姿が日常なので、「また明日」の言葉通り、明日につながっていくのが分かります
地域の人とつながりがあり、支え合っていた、古き良き日本の姿を感じました。こんな安心できる場が色んな形で増えるといいなー。
もっと色んなところに実際に行ってみたいなと感じました。
ステキな日常をインスタで紹介していますよ!
インスタ:https://www.instagram.com/npo_mataashita/

■最後に

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
サイボウズでも「100人100通り」という言葉があります。1人1人の個性をうけいれ、強みを生かすことを大切にしております。
シニアの方の経験を生かすことと通じるものを感じました。

訪問して最初に感じたのは、「実家のような場」でした。
いや、私の実家とは全然違うのですが、心の中にそっとある実家感といいますか、落ち着く感じがすごくありました。

次回は代表の森田さんにたくさんのお話をお聴きしたので、森田さんのお話編です。
森田さんはとても自然体で初めましてだったとは思えないくらい、こちらも自然にお話出来る方でした。
こういう方が運営されていることで、ほっとした空間になるのだなと感じました!

代表の森田さん

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