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【文化は遊び④】子どもと文化で笑顔あふれる地域に!「森本さん」~体験からえられるもの~
■最初に
こんにちは!サイボウズのもっちーです😊
地域のコミュニティづくりに長年携わっている、森本さん。
前回は、文化は遊びからできているということについてお伝えしました。
今回は、体験から得られるものについてになります!
▼以前の記事
①活動内容
②影響を受けたたくさんのこと
③文化は遊び
子ども劇場(西多摩)
Webサイト:https://gekijo.hiho.jp/
たまぐー
Webサイト:https://www.city.ome.tokyo.jp/site/ome-tky/3161.html
![](https://assets.st-note.com/img/1713507434549-21BB9b3KDF.jpg?width=800)
■体験から得られるもの
〇体験からの表現
子ども劇場にかかわるようになった森本さん。
続けてこんなお話もしてくださいました。
舞台を鑑賞したり、遊びの中で、
遊びって子どもたちがこういう風に遊びたいという表現だよね。
この表現する力って、
どうやって表現したいっていうことが生まれるかっていうと、
「表(おもてに)」に「現す(あらわす)」って書くでしょ?
表現は、表の裏側には何があるか?と考えた時に、
裏側に感動や体験がなきゃダメなわけですよ。
心が動くことで、何かの刺激で、心が動いて、
その動いたものを表現したい、そうなってくる。
インプットと表現することと、感性っていうのは、
ドーンという魂への刺激と、この刺激の中でワクワクしたから、
魂が動いたものを表に出そうとする。
この力で感性は広がってくっていうプロセスになるんです。
![](https://assets.st-note.com/img/1713507456389-buO0KByREa.jpg?width=800)
〇本物に出会う体験
感性を広げることは大事だと思っています。
そのためには、どうするかというと、やっぱり、本物にあうこと。
本物にあうと、わかってくる。
本物に会っていくと、ここじゃなかった、これじゃなかった。
と、わかっていく。
何が本物かと言ったら、自分の中で全てがそうか!
と納得できるか。
そうすると自分が明日からこうしようって思えるところに、
戻ってこれるかみたい感じになる。
なかなか本物はいないけどね。
と、お話くださいました。
![](https://assets.st-note.com/img/1713507467283-NLv9RxvXGJ.jpg?width=800)
〇子どもの力を信じる
子ども劇場は、
ビジョンというか、こういう風にできたらいいね。
とか、こういう風な社会になったらいいね。
みたいなのは、プレーパークとかと通じるところがあって、
本当に何やってもいいよ、思いっきり遊ぼうというところがあります。
基本は子どもと大人が、文化を共有して楽しむ会っていう感じです。
その共有の柱に、舞台芸術がある。
あとは、暮らしの中での遊びがあるという感じ。
それをどんな風に作るかっていうところでやってきて、
遊ぶのは生活圏で、そこにサークルっていう形でグループを作って、
そこでみんなで遊びましょうと、
小さな単位の、小学校区での遊びを作ることとか、
町全体でやるっていう時には、どんな仕掛けをやるかとかを考えて、
イベントをいろいろとやってきました。
子どもって、いろいろな新しい刺激が入るじゃないですか、
でも、大人だって、変化があったりもするので、
子どもも大人も主人公であるっていうことが基本理念です。
子どもにも権利がある。
子どもも大人も対等にこの会を作り合う、
活動も作り合うっていうことを最初から言っていたから、
子どもの権利条約っていうのが世界でできて、
私たちが考えていたことが形になったね。そう思いました。
やっぱり、子どもの力をどう信じられるか。
それと、子どもと大人は同じ社会の中に生きている人間として、
どうやってこの社会を作っていくかってことを考えるっていう、そこにどうやっていくのか考えてきました。
![](https://assets.st-note.com/img/1713507489283-C2U3svyPqE.jpg?width=800)
〇共生社会、社会包摂
人間ってどういうものなのかってことを、
もっとちゃんと考えた方がいいと思うんだよね。
と、森本さん。
命ってどういうものかとかさ、世界に一つしかないものでしょ。
それぞれの人の命、そしてそれは
何が良くて何が悪いかということを、誰も決められてはいないし、
そういった社会になるといいなと思っている。
だから、大人も子どももともに育ちあうのが大事で、
どちらかが支援する側される側みたいになってしまうと違うのではないかと思っています。
今は、「共生社会」「社会包摂」という言葉があるけれど、
子ども劇場を私が始めた頃、40 年前は、
社会の空気の中にまだ共生社会という言葉も社会包摂っていう言葉もない時代だからね。
でも人間って、本来日本って、共生社会だったはず、
そうやって生きてきたはずっていうのが、根本にある。
そうお話くださいました。
■最後に
最後までありがとうございました!
表現をしたいと思うことの裏には感動がある。
本当にその通りだなーと思いました。
私も、色んな方に出会い、お話を聞いている中で、感動したり心が動くことが良くあります。
あーこの話を伝えたいなーと感じ、noteで表現しています。
そう思うと、私のnoteは私の心が動いたものを切り取ったものなんだなーと感じました。
次回は、時代とともに変化していたことについてお伝えします!
また見てもらえると嬉しいです😊
■告知
5/25(土)@サイボウズ(東京日本橋)
映画の上映会&トーク会をやります!!
NHK「ドキュメント72時間」で2022年の年間大賞&リクエスト放送をたびたびされている「どろんこパーク(夢パーク)」のドキュメンタリー映画の上映&海外での上映後にインタビューしたものも映像として初公開です。
日本・世界の子どもたちの現状、遊び場 居場所のあり方、社会(大人)の役割をみんなでシェアしませんか?