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【障害者雇用】カンブリア宮殿出演「日本理化学工業」へ行ってきた②~工場見学編~

■最初に

こんにちは!サイボウズのもっちーです😊
前回、日本理化学工業さま」の会社紹介をしました。
今回は工場見学の様子をお送りします。
障害を持っている方と一緒に働くこと、そこから気づいたこと、仕事する上での工夫などご紹介します!
会社紹介編はこちら:https://note.com/mocchi_0808/n/nb37e7b17f9a8

これはなんでしょう・・

■工場見学に行ってきた

説明してくれた総務課の方をはじめ、大山社長、コンテナハウスの方もですが、本当に優しいのです😊
雰囲気や笑顔、お話のしかたもですし、社員さんへの声かけも、必ず名前を呼んでから挨拶や本題をお話します。
これってよく言われますが、いつも心がけている様子が伝わります。
仕事をする環境ってとても大切ですよね!こういった環境で仕事が出来るのは誰であっても幸せに感じるのではないかと思います。

写真が撮りやすいように配慮してくださいました

働いている様子

作っている過程については、こちらから確認できます💡
みなさん黙々と自分の作業をされています。

全ての工程が出来る人もいるが、ほとんどの人が担当の場所が決まっているといいます。自分で1日の目標を決めて、数を正の字で書いている姿も見られます。
見学していると挨拶をしてくれたり、写真が撮りやすいようにしてくれたりさまざまな配慮をしていただきました。
これも、定期的に見学会など、知ってもらう活動の中で、他の人と交じり合うことを自然とされてきたからなのだなと感じました。

社内のあちこちに自社製品を使ったステキなアート作品が!

あちこちに

色んなところで、製品を使ったアートや書き込みが😊
自分たちの作っている製品が素敵な形で見えるのは自己肯定感があがりそうですね。

出荷チームの感謝の可視化ボード

心理的安全性…?

障害者雇用率が高いだけではなく、離職率がとても低い、日本理化学工業さまですが、40年、50年働いている人もいるそうです!
離職率の低さは働きやすさと比例するのでしょうか、感謝を伝えあうことや、相手の良いところを見つけることが習慣化されているようです。画像は出荷チームの感謝を伝えるリボン🌸
可視化出来てわかりやすいです。
月の上旬に見学に行ったのに、これだけの数のリボンがすでにありました。相手の良いところを見つけることや、感謝を伝えることを日頃から意識する機会があるのですね。
沢山の感謝があふれている。感謝を伝えあっている。これが心理的安全性に繋がりそうです!

https://www.rikagaku.co.jp/company/koujoukoutei.php

障害者でもそうじゃなくても(ユニバーサルデザイン)

会社の理念に、「相手の理解力に合わせるを前提に」というのがあります。
障害を持っているから、出来ない、わからないなんてことはなく、わからないのは伝える側の責任という風土のようです!

例えば、数字での理解があまり得意でない人に、数字を使う仕事をさせないのではなく、可視化出来るような道具を作る。そうすることで、数字が得意な人もツールを使った方が便利になります。
チョークの検査でも、見てわかるように道具を作ったら、みんなが便利になりました。
検査に関してはもう1つ、安心な取り組みがありました。
チョークの製造ラインには5か所不良を目視で確認する場所があり、それぞれ作業をしながら確認をしています。
絶対NGの×の箱と、判断が難しいチョークを取り置くための△の箱を用意して、迷ったら△の箱に入れています。
後で現場の責任者が判断することができるようにするためです。
責任者が確認をすることで、作業する社員の選別作業の得手不得手を知る事ができるというのもありますが、判断に迷った時は△に入れるという明確さも安心しますね。
この△見学中に見たところ、全くといっていいほど入ってませんでした!!さすがプロフェッショナルだなと感じました。

会社紹介編で障害の社会モデルのことを書きました。
検査ツールを作ることで、障害をなくして、さらに、みんなが仕事しやすく便利になって発展している!とても素敵です。
▼他にもたくさんあります「一人ひとりの理解力に合わせた工夫について」
https://www.rikagaku.co.jp/handicapped/kufuu.php

年間目標も一緒に考えます

年間の個人目標って・・・?

社員さんはそれぞれ年間の個人目標をたてているそうです。
年間の目標を立てる目的は、年間の目標を立て、それについて「がんばって」その結果「ほめられる」ことも仕事のやりがいにつながり、集中力にもアップするということです!
長年の経験からの見えてきたものなのですね。
食堂に掲示していつでも見えるようにしてありました📌

年間の個人目標は、年末に個人に合わせた目標を書いていて、振り返りや気づきの機会があるということです。
障害の有無にかかわらず、自分のことだからこそ気づけないこともありそうだなと思って質問したところ、「文字が書けなかったり、うまく目標をつくることができない社員も多いので、現場の社員に相談して一緒に考えています。」、途中で目標を確認しあったり、会話の話題、コミュニケーションの1つとしても活躍しそうですね✨
この目標を踏まえて、がんばった社員に表彰があります。毎年社内忘年会でこの表彰式を行っています。この表彰をみなさんとても楽しみにしているそうです!!みなさんのモチベーションにつながる取り組みなんですね。

■最後に

サイボウズでも、感謝を伝えあうイベントが毎年開催されています。表彰式があるのですが、ありがとうのコメントからその人の人柄がさらにわかり、ジーンとくるシーンもあります。「ありがとう」を伝えるのって大事ですね。

もっちー感動の大山社長のお話は次回!!
良いお話に自然と涙がにじみましたよ。(ハードル上げちゃう)
最後までありがとうございました!

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