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現役マンガ編集者が自腹で見た映画 2018年

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#2018年

〜「好き」の尊さよ〜映画「彼の見つめる先に」

〜「好き」の尊さよ〜映画「彼の見つめる先に」

身体がふわふわして、思わず頬がほころんでしまう。これが幸せな気持ちってやつなんだろう。高校生の恋愛話なんて関係がないと思って見ていたのに……。なんなら青春の甘酸っぱさなんてクソ食らえーー(涙)と思っていたのに……。やられたーーーっ。今、思い返しても胸のあたりがじんわりと温かくなる。ちょっと泣きそうになる。

舞台はブラジルのサンパウロ。高校生のレオは先天的に目が見えない。そのためクラスメイトの男子

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映画「KUKAI ~美しき王妃の謎~」

映画「KUKAI ~美しき王妃の謎~」

あらまっ、空海の映画だと思って行ったら……まぁ空海の映画では……なかったね(歯切れ悪し)。あの空海を染谷将太が演じる!ということに食いついて行ったけどさ、開始10分くらいで流れてきたタイトルテロップを見たら『美しき王妃の謎』とあった。「あっちゃー、こりゃあかん」と思ったけれど時すでに遅し。2時間半くらいの魔境に叩き落されたました。30分くらいでもう飽きた。帰りたい。お尻ムズムズ。

見た人物として

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映画「マンハント」

映画「マンハント」

す………すごい。超絶おもんなかった(思わず関西弁が出るほど個人の感想です)。期待はしていなかったけど、ここまでとは……。だいぶきつかった。帰りたくてお尻モゾモゾしてきたよ。ほんまにジョン・ウー監督なん?疑いたくなるほどの脚本のベタさ。主人公である福山雅治になーーんの思入れもないから、さらにキツかった。高橋一生なら新井浩文なら、おもんなくても見続けてられるのに。。PVだと思うからね♥

今回の感想は

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映画「スリービルボード」

映画「スリービルボード」

すごいな…。何と形容していいかわからないけど圧倒的。何が面白かったとか凄かったとかが説明しづらい。説明しづらい映画って面白い。

舞台はアメリカ南部のミズーリ州。化粧っ気がなく、むっつりとした骨太の女性が田舎道を車で走っていると3つの看板が出てくる。女性はその看板に広告を出したいと代理店に赴き、代金を叩きつけるというシーンから始まる。

3つの看板に掲げられた内容は、彼女の娘がレイプされて焼き殺さ

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映画「5パーセントの奇跡~嘘から始まる素敵な人生~」

映画「5パーセントの奇跡~嘘から始まる素敵な人生~」

やっぱりいい映画だった。最大級の寒波が日本列島を席巻する中、見に行ったけれど、見終わったあと心がポカポカ、身体もポカポカしてくるような映画だだった。まさに元気をくれるビタミンみたいな映画だ。

主人公のサリヤは真面目で成績優秀、前途有望な学生として周囲からの期待も大きかった。しかし10代の時に突然、先天性の病気にて視覚の95%を失ってしまう。誰もが無理だという中、サリヤは一流ホテルで働くという夢を

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映画「バーフバリ 王の凱旋」

映画「バーフバリ 王の凱旋」

2018年、1本目の映画はやっぱりパーーっとしたものがいいよなーと思い、うってつけの1本を発見。インド映画。世界興行収入300億円を突破!という、新年早々縁起が良さそうな映画である。

見た目も豪華! 派手DA・NE!!

『バーフバリ 王の凱旋』、観に行くまで気がついていなかったけど、どうやら2作目のようである。とはいえ、無問題。ご親切に本編が始まる前に説明をしてくれます。ただ、この説明、今回の

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