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映画「バーフバリ 王の凱旋」

2018年、1本目の映画はやっぱりパーーっとしたものがいいよなーと思い、うってつけの1本を発見。インド映画。世界興行収入300億円を突破!という、新年早々縁起が良さそうな映画である。

見た目も豪華! 派手DA・NE!!

『バーフバリ 王の凱旋』、観に行くまで気がついていなかったけど、どうやら2作目のようである。とはいえ、無問題。ご親切に本編が始まる前に説明をしてくれます。ただ、この説明、今回の映画の内容のネタバレも大いに含んでいたような気がします。なのでワタクシ、どこからが前作の話で、どこからが今作の話なのかよくわかっておりません。

ストーリーは、遠いはるか昔のインドに栄えたマヒシュマティ王国が舞台。主人公のシヴドゥはインドのとある村の村長の子供として成長した。そんなある日、自らがマヒシュマティ王国の伝説の国王であったバーフバリの息子だと知らされる。父バーフバリは、陰謀で殺害され王座を奪われていた。真実を知ったシヴドゥはマヒシュマティ王国へ戻る。

国母であるシヴァガミから、兄バーラテーヴァと共にマヒシュマティ王国を滅ぼそうとするカーラケーヤとの戦争に勝ち、どちらが王の資質があるか見極めるというお達しが出る。国母のお達しは法律と同じ拘束力がある。

見事、戦争に打ち勝ち、また民からの信頼も勝ち取ったシヴドゥは、国母シヴァガミからマヒシュマティ王国を継承することを許された。王国を継承する前に家臣であるカッタッパと共にインド国内の視察の旅へ出る。そこで出会ったのが、インドの小国の王女、テーヴァセーナである。テーヴァセーナは武力にも優れ、知的で独立心を持った絶世の美女。

シヴドゥはひと目で恋に落ち、身分を隠してテーヴァセーナの国の小間使い兼用心棒(?)として職を得る。その間、マヒシュマティ王国では、王位継承に敗れた兄バーラテーヴァとその父親(国母の夫)がシヴドゥに王位を継がせまいと画策を始めていたのである…。

前半はこんな感じのストーリーだと思われます。ここからネタバレします。というか、映画でもあらすじの時にネタバレされますので、私のせいじゃありません。ネタバレされても面白い。それがインド映画!!

まぁー、とにかく豪華絢爛。すべてがダイナミック。ド迫力。見ていても血が滾ってくる。VIVA!インド映画!!私の筆力では表しきれないので劇場で見ていただきたい。

この映画の見どころ、というか素晴らしいと感激してしまったのが、セクハラというか性犯罪に対してハッキリとNO!を明示するのである。清々しいほどのNO!である。ただ、ニュースを見ているとインドにおける性暴力はあとを絶っておらず、その卑劣さや残酷さにニュースを目にするだけでも胸が張り裂けそうになる。そんなインドでこんな映画が作られるとは…。

痴漢を撃退するシーンなど、全世界の卑劣な奴らに見せてやりたい。そうなのよ!血をもって償え!!!

嫌なものは嫌! 自分の身体は自分の身体。他人に勝手に触られたり犯されたりするものではない。

そんな当たり前のことさえも守られない世の中。日本もまったく他人事ではない。それどころか声を上げられなかったり、勇気を持って声を上げた人を黙殺してしまったり…。みんなが考えを改める時期に来ているんだろうな。女性も男性もどんな人でもみーーんな等しく基本的な権利が守られて生きることができますように…。

2018年初っ端から重たい話しになってしまいましたが、映画はスッキリ爽快、そして豪快な映画です。インド映画ってちょっとねー、急に踊るやつでしょ?と思っているそこのアナタにこそ強くオススメしたい映画でございます。ハリウッド超大作とはまた違った爽快感が得られますよ。

2018年も面白そうな映画が目白押しなので、感想書いていきたいと思います。いつもお付き合いいただいている皆さま、本当にありがとうございます!大っっっ変励みになっております。

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